My Fortnight's Dairy

ようこそ私の日記に。ダイビングや旅行を中心に思いついた事柄をつれづれに書き綴ります

2007年11月

イメージ 1
11月17日より24日までコレラ、窃盗が蔓延しているといわれるベトナムへ行ってきました。

ベトナムはハノイ、フエ、そしてホーチミンとまわりましたが、おかげさまでコレラの心配はありませんでした・・・・の筈(ホーチミン空港で書いているので潜伏期間がまだ過ぎてない)とはいえ一流のホテルでの宿泊、レストラントでの食事、生水は飲まずの現地の人とはかけ離れた生活ですから、問題なかったのでしょう?

ベトナム人は三食とも外食することが多く、道端で売っている屋台(屋台があればまだいいほう・・道に皿を並べているだけの店?が多く、食器洗いはバケツいっぱいの水を何回も使います)で食事をすることになればコレラが蔓延するのもうなずけます。 

ベトナムを訪問した感想は予想以上に喧騒で雑然な混沌とした世界だった。
道いっぱいに広がって信号をも無視して警笛を鳴らしながらわれ勝手に走るバイクの大群と、しつこく観光客にまといつく物売りたち、そして、歩道を占拠した露天商たちで溢れ、彼らの発する騒音と排気ガスの匂いが街中に溢れ喧騒そのものでした。

バイクはベトナム人の生活の糧です。仕事への足であり、人(4人も乗っているときもある)や物を運ぶ手段であり、家族で外食に行くときの交通手段となります。バイクがなければ生きていけない、必需品となっている。
 
バイクの値段は15万円程度(日本製の場合、中国品では半分以下で買えるがすぐ壊れる)で、平均月収2.5万円ベトナム人にとって高い買い物であるが、なければ仕事にも行けず、皆が購入し、バイクの洪水となる。

しかし、今回訪問した都市の中で、ベトナム中部のフエは、雨が降っていたおかげか、うるさいバイクも、観光客も少なく、150年にわたったベトナム最後の王朝都市のしっとりとした、そこはかとない寂しさを感じさせる苔むした遺跡を静かに見学でき、阮朝の歴史に思いを馳せることが出来、他の2都市との印象が全く違った。

勿論、ベトナムを語る上で避けて通れないベトナム戦争についても「戦争証跡博物館」を見学して印象を新たにした。この戦争で400万人の人が殺され、885万トンの爆弾が落とされたなどと聞くが、博物館に展示されている、欧米の通信社が世界に配信した戦争の写真や、実物の武器などを見ると戦争の酷さ、悲惨さ、残酷さが実感できた。

戦争から32年、家族や、友人を亡くした、戦争から生き残った人たちが、今日のベトナムを作り上げたのだ。喧騒でも、混然でもいいじゃないか、悲惨から立ち上がり、明るく、元気に明日に向かって生き抜いている証のような気がした。
ベトナムを訪問した各地の写真、感想などもう少し時間がかかりますが、私のホームページに紹介します。良ければ見てください。

イメージ 1
会社で家族同伴のベトナム8日間の親睦旅行に行ってきます。一昨年がマレーシヤ・ペナン島・クワランプール。昨年のオーストラリア・ケアンズ・シドニーに続いて今回で3回目である。

なぜベトナム?? 道には人とバイクとがあふれ、横断もままならぬ喧噪とした社会主義国へなぜと思う人も多いと思うが。
 
我々の旅の行き先は配偶者を含め30名程度の全員の投票で決めているため、女性陣の意見が通ってしまった感じである。
女性週刊誌等で”買い物と食事“をキーワードにして”今旬なベトナム“として盛んに宣伝している結果らしい。
私の感触としては、買い物といっても100円ショップの輸入元へわざわざ出かけ、重たい、嵩張るものを買って帰ることもないと思うのだが。
そもそも、我々日本人は単一民族で、他人と同じでありたい、他人と同じであったら安心する。だから、積極的に同化しようとする。テレビや雑誌で紹介された飲食店に行列が出来、その行列を見て、更に人が並ぶ(みんなが美味しいというから美味しいと思う、自分の味覚は信用しない)国民なのだ。
韓流もいい事例だ。と、懐疑的な私であるが、唯一フエに行けることで少しばかり得心している私である。

フエは穏やかでのんびりした空気が流れるベトナム最後の王朝都市。
苔むした建物の石が静寂さに拍車をかけ、まるでタイムスリップしたかのような錯覚に陥る場所とのこと。

1802年にグエン朝初代皇帝グエン・フック・アインがフエをベトナムの首都として定めてから、1945年にグエン朝が滅びるまでの150年の間都として栄えてきた場所です。

さて、いつものことであるが、出発間際には不思議と都合の悪いことが起こる。今回も外務省の「海外安全ホームページ」にて11月9日になって、ハノイ市等ベトナム北部でコレラが発生しているとのこと。10月中旬以降で約1100人(うち4人死亡)の患者が発生している。
(社会主義国の常で、自分に都合の悪い事は極力開示しない、先だっての中国鳥インフェルエンザの場合と同じで、実態はもっとひどいかもしれない)又首都ハノイでは日本人を狙った窃盗事件が前年度比4割アップ、悪質タクシー被害は倍増し、特に8月以降はひどいとのこと。
今更、予防接種も間に合わないし、自分で気をつけるしかないのか。これで、ベトナムのもうひとつの売りである“食”特に生ものはお預けか。なんだか寂しい旅行になりそうです。

イメージ 1
モルディブダイブサハリの帰り10月28,29日ストップオバーしてシンガポールに寄りました。
 
シンガポールは「老若男女に愛される南の島」「近代建築と自然が融和する都市国家」とが、私のイメージであるが、今回これを確認するためと、本音はここに赴任している友人と旧交を温め、かつ一週間のダイブサハリはシャワーだけだったので、ちょっと豪華なホテルの広いバスタブにじっくりとつかり塩抜きをすることである。

ホテルは港地区が一望できる「MARINA MANDARIN」に宿泊し、赤いチャイナドレスの美女に迎えられ、広い、揺れないバスタブにつかるり塩抜きも出来、目的1つ達成。もう一つは、4年ぶりの友人が空港に迎えに来てくれ、それから丸2日間、シンガポールの全域を車で案内してもらい大満足、大感謝であった。
街を案内して貰い感じた事は、小さな島であるが自然が多く、高速道路は完備され、片側4車線の道もあり、中央分離帯、両側にはグリーンベルトが設けらている。
どこかの国の両側塀に囲まれた道と大違い、又街並み、住宅地が大変落ち着いてしっくりしている。理由を考えてみたら「広告看板」「電柱電線」がないのだ。東南アジア(勿論日本を含めて)独特の広告がいかに街の景観を壊しているのか認識した。
 
電線も全島地中配線(決断した人は偉い)ですっきり。
何故日本はしないのだろうか?
又ここはロードプライシングを全域にいち早く導入した国で、全車にETCの装着が義務付けられ、街に入る時、混雑している時など多種のケースにわたって課金される。駐車料金もETCで支払う(吃驚するほど安い、1時間70円程度)。こ
 
のように綺麗で近代化が進んでいるが、政治的には人民行動党が実権を握っており、政府に都合良いように独断的に法律が変更される独裁政権のようだ。
 
所得の上位10分の1の富裕層は過去4年で2.8倍の所得増加、逆の下位10%は所得が減っている。
 
このような中で本年4月首相の年俸を約2億5千万円(310万SD:60%UP)することを決めたらしいが、流石に市民の反対にあい、凍結されているようだが、かの村上ファンドも逃げ込むように金持ちには居心地がすこぶる良いようだ。
しかし、旅行者にはひと時の憩いを与えてくれた南の島だった。

イメージ 1
(株)フリーウェイツーリストという旅行会社は秘境ツアーや、海外ダイビングツアーではパプアニューギニア、モルディブクルージング、ガラパゴスなどのマイナーなデスティネーションを扱っていた。
 
私は、今年に入って、パプアニューギニアとモルディブでこの会社を利用している。
 
大変対応が親切で、気に入った会社だったのだが、最近(10月30日?)倒産したというニュースを聞いた。大変残念だ。
10月20日にこの会社の手配でモルディブへ出発したが、出発前日担当者より「準備はいいですか」「気をつけて行ってきてください」とかの内容の電話を頂いた。
 
勿論「倒産」の気配など微塵にも感じられなかった。
 
そして29日帰国して、翌日夕刻無事帰国とお礼のMailを担当者宛に発信したが、開封された様子もなく、ホームページを見ても封鎖されており何かおかしいと思っていました。
 
昨日インターネットで調べとフリーウェイツーリストが倒産したという書き込みが見つかり、又私がモルディブで利用した「ブルーシャーク2号」のホームページ(http://www.bks-dive.com/)にフリーウェイからの倒産通知があった旨を記載していた。

さらにYOMIURI ONLINEに「旅行業者の倒産急増、運賃上昇や円安で海外旅行に割高感」という記事が出ていました。
旅行業者の倒産増の背景には、原油高による航空運賃の上昇や円安で海外旅行の割高感が強まっているとのこと。
私の場合は旅行から帰ってきてから倒産となったため、かろうじて問題なかったが、お金を払い込みこれから出発しようする人はどうなるのかちょっと心配なのでさらに調べてみた。
消費者を守るために、旅行会社にはその取扱高に応じて一定額の「営業保証金」の供託が義務づけられており、旅行会社が倒産した場合この保証金の限度内で消費者に優先的に返済される。
この他、(社)日本旅行業協会や(社)全国旅行業協会に加入している業者の場合は、「弁済業務保証金」という制度があることがわかった。 
 
又、ちょっと古くなるが、1998年「四季の旅社」が経営破綻したときの被害者が損害の補償の手続きの様子を細かく記載しているホームページを紹介しておきます。(http://www2.neweb.ne.jp/wc/kshino/travel/shiki.htm

それにしても、倒産の理由はわからないがいつも被害を受けるのは消費者と従業員だ。
 
いつも親切に対応してもらったあの若い担当者はどうしているのだろう?あれほど頑張っていたのに??

イメージ 1
11月20日から10日間(最後の2日はシンガポールで市内観光)モルディブのダイブサハリ(船で人気ポイントを巡る)に行ってきました。
 
1週間の船上生活と流れの強いポイントでも潜ると云うことで、60歳以上のダイバーにとってはちょっと敷居の高いダイビング(9月13日のブログを参照)との印象であったが実際は大変シニアに優しいダイビングが出来ました。
ここでは1日3本のダイビングが基本で、朝6時半ごろ起床してすぐ1本目を潜るため、時間的に余裕があり、休憩時間も長く、ゆったりとサンデッキで日焼けも、読書なども思いのままに過ごせるし、ダイビング終了時すぐホットシャワーも使える。
 
又何よりもダイビング専用ドーニ(小さい船で本船に併走している、ダイビングはこれに乗り換えポイントまで行く)には機材がセットされており、広さも大きく、装着は座って出来るため大変楽である。
要は肉体的にすごく楽だということで、シニア向きとも言える。

今回のダイブサハリの目玉は“中級者以上のダイバーにエキサイトな海を!高遭遇率でマンタ、ジンベエに遇える”ということで期待に胸ふくらまし参加しました。
 
成課というと2日間ジンベエを探したが、とうとう遇うことが出来ず残念! しかし、マンタには何度も、我々の周りを旋回してくれ、いいシャッターチャンスを作ってくれました。
 
だが、圧巻はヒメイトマキエイの100枚ほどの大群が目前を悠然と回遊している姿を見ることが出来たことです。
現地の人の話では、こんな大きな群れを見ることは希であるとのこと。
ジンベエには遇えなかったが、それを補う貴重なものに遇えましたので良しとしますか。

その他、イソマグロ、ローニンアジ、カスミアジ、ナポレオン・・・等の大物がどんどん出てきて、小物は360度カラフルな魚の群れに囲まれ、今まで経験したことが無いほどの魚影の濃さで、ダイバー冥利に尽きるダイビングが経験できました。

初めてのダイブサハリの参加でちょっと心配もありましたが、呉越同舟ではないが、全国からの面識のないもの同士が一週間ご一緒させていただき、ダイビングを通じて話題も弾み、いつの間にか旧知の仲間のようにうち解けて、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
 
ダイブサハリはダイビングそのもの楽しみも大きいが、知らない人たちとより深い交流が出来る楽しみもあり、是非機会があればまた参加したいものである。

↑このページのトップヘ