My Fortnight's Dairy

ようこそ私の日記に。ダイビングや旅行を中心に思いついた事柄をつれづれに書き綴ります

2008年03月

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久し振りにダイビングの話題です。

週末に和歌山県の周参見に行くことにしました。

周参見は紀伊半島の南南西で白浜と串本との中間に位置し、太平洋に面した27kmのリアス式の風光明媚な海岸線を有し、山あいに「雫の滝・琴の滝」と景勝の地も多い、綺麗なところと聞いています。

実のところ、周参見には始めて行きます。串本には何度か行っていますが、私の住んでいる神戸からは通り道なのですが、いつも素通りでした。

今度のダイビングは、私がCカードを取得したショップの皆さんと出かけます。ショップに集合して、その後はショップの車で和気藹々と、乗っているだけで目的地まで行ける超楽なダイビングです。

周参見のダイビングは町おこしのアイディアが当たった「海中郵便ポスト」が有名です。
この海中郵便ポストは南紀熊野体験博(平成11年4月から9月まで開催:こんな企画が合ったのは全然記憶がないが)を契機にすさみ町マリンスポーツフェスティバル実行委員会が設置したとのこと。

2002年にはギネスブックに「世界一深い(実体は水深約15m:誰も水中にポストを作る人はいない)ところにあるポスト」として認定、掲載された。

「海中郵便ポスト」は、大好評を博し、2002年6月9日(日)には投函数1万通目 を突破し2005年12月25日(日)には投函数2万通を達成しているとのこと。

又、良質の温泉も湧いており、かつては野口雨情が絶賛して、
“ すさみ温泉 今宵のとまり 袖に湯の香が ほんのりと ”
と詠み、ながく滞在したことでも知られているすさみ温泉は、すさみ湾に面し、海を眺めながら入れる温泉です。 

無色透明の硫黄泉で、肌の新陳代謝を活発にする効用があるために、みずみずしい素肌をつくる美人の湯としても女性に人気です。 

それから、外せないのが「ケンケン鰹」です。
ケンケン鰹とはケンケン漁(ケンケンとは、ハワイのカナカ語であるといわれるが、船を走らせ疑似餌をおどらせ、魚を誘惑して釣り上げる漁法)で釣り上げたかつおを、直ちに活け締めにした上で血抜きをし、水氷(海水に氷を浮かべたもの)に頭から突っ込んで、沖合いから短時間で市場に運ばれてきます。
丁寧に放血され、氷温に保たれたかつおの身は、脂が乗っているにもかかわらずさっぱりとした食感と舌にまつわりつくような旨みがあり、すさみでは一般的な“たたき”よりもそのまま刺身で食べる方が好まれます。

 ハッキリ言って高知沖で獲れるかつおもすさみ沖で獲れるかつおも変わりはありません。「すさみのケンケンかつお」はすさみの漁師がその鮮度保持の技術を駆使して造るものです。とのこと。

イヤー楽しみですね、綺麗な景色を見ながら、美味しいお酒を飲み(あまり飲めないが)ケンケン鰹を食べ、そして美人湯に入る。あア!これだからダイビングはやめられない。

おっと、本題のダイビングについて少し説明すると、周参見のダイビングの醍醐味は町おこしの「海中郵便ポスト」でなく、黒潮の恵みを受けた海岸線は27キロと長く、のそのため、マクロ、ワイド、地形と言った、多種、多様なポイントが豊富に存在する。
中でも、シャクシというポイントは黒潮の本流からは大分離れているが、紀南分流が直接当たっており、多少の流れは有るものの、透明度は高く、もちろん魚種も豊富でハマチやカンパチといった回遊魚もよく観られる。
大物に目がない私としては絶好のポイントである。

「ケンケン鰹」や「美人湯」だけでなく「大物回遊魚」が楽しめるとあっては行かなきゃなるまいと、寒い中、南の島々での暖かいダイビングになれてしまった体だが、急遽、長い間使ってなかった、ドライスーツを取り出し、メンテを始めた次第である。

期待は大きいが、結果はどうなるか?? 後日結果を報告します。


写真は「ケンケン漁」の様子
下のHPより拝借

参考資料
http://www6.ocn.ne.jp/~susami/index.html 
ケンケン漁法
http://www.aikis.or.jp/~susami-k/index.html 
すさみ町観光協会

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金融市場の混乱と信用収縮不安が深刻化し、円高、株安の連鎖に歯止めがかからない。

 
17日株式市場では日経平均が一時500円超の急落となり、取引時間中としては約2年7カ月ぶりに1万2000円を割り込み、1万1600円台まで下げた。

2月末からの下落は既に13%を超している。

米国のサブプライムローンの問題が表面化してから既に半年以上経過するのにまだこのような急激な下落があるとは・・。
しかし、震源地である米国の株価の下落は3%と日本に比して小さい、欧州も4%と日本に比較すると小さい。

この問題が発覚する前の東証1部の高値であった昨年7月の18000円台の時価総額は五百八十兆円だったものから、現在で三百八十兆円と二百兆円もの国や、企業、個人の資産が消失している(この中に私の分もかなり入っている)。

何度も言われていることであるが、サブプライムローン問題による損害は、日本は米国、欧州に比較して軽微であるのに、株価の下げは最も大きい。

今後の予想であるが、下値の壁と意識されているのが1万1000円である。本日の新聞を見ても市場関係者の多くは株価の下値を1万1000円と予想している。

この1万1000円の意味は「優良企業を中心に構成されている日経平均の1株純資産は2008年3月末予想ベースで1万1000円程度である。これを割り込めば、企業経営者はM&Aのリスクを感じ、増配や自社株買いなどが活発化する可能性が大きく、株価の下支えになる」

このことの意味は大きい、日本を代表する優良企業225社の企業が持つ純資産(資本金や利益剰余金)の合計より、株価合計の方が安いのだ。
どこかの金持ち、インドの例の財閥や中東のオイルマネーファンドなどが、東証1部の株全部(いくらするのかな?)を買い占めて、その資産を売却しても損はしないのだ。

最近の日本株は円高に過敏に反応しすぎている面がある。
確かに円高は輸出主体の企業の収益を大きく悪化させる。が、長期的に見ればプラス面(最近の源油高に対しても有効にはたらく)もある事だし、又米国の現状を見ると、「米国が最も恐れているのは、国内経済がマイナス成長に落ち込むことだ。
そうでなければ、わざわざ日曜の深夜(日本時間17日午前8時30分 日本の市場が開く直前)に公定歩合を引き下げたりしないだろう。
ドルの対外価値がいくらになろうと、外国資本が米国から怒涛を打って逆流でもしない限りは、ドル相場の安定を考えないだろう」と言う見方もある。
確かにこの事裏付けるFRBバーナンキ議長など米国要人の発言が相次いでいることより、あまり振り回されないことが得策と思うのだが。そおもいかないのかな。

日本株が海外に比して下落率が高いのは、外人株主比率が7割近くと多い事と、この外人株主(日本の個人株主も同じだが)が最近の日本の政治家の指導力のなさ、ごたごた続きに嫌気をさし、将来性なしと判断して売り越しているためである。

外国人株主の日本株価に対する政治への見方を顕著に表す例として
2005年8月8日に参院本会議で郵政民営化関連法案が否決された。当時の小泉首相は緊急の自民党役員会、臨時閣議を開催。同日夜、衆院は日本国憲法第7条に基づいて解散した。

いわゆる郵政解散である。この日の日経平均の終値は1万1778円98銭だった。

翌日から日経平均は怒涛(どとう)の快進撃を続ける。
自民党の大勝が決まると株価の上昇はさらに加速。2007年2月の高値1万8300円まで上昇は続いた。
 当時、構造改革期待による海外勢の日本株買いはすさましものであったという。
今や小泉元首相が「構造改革」で築き上げた富を福田内閣が政治への期待感喪失とともに吹き飛ばしてしまった。

福田首相は厚生労働省の国民への背任行為(最近の労働組合専従員問題等多数)にも、国交省のでたらめ管理(タクシー料金23億円特定財源の私有化問題等)や、次期日銀総裁決定にも何ら指導力を発揮せず、既得権や自己保身に汲々としている老獪な政治家や官僚の云うことばかり気にしている。

これから、日本企業の業績は円高、原料高、株安などで悪化することが予想されるが、過去(86年、93年)には「不況下の株高」という局面もあった。しかし、このときは政策当局に危機感が広がり、対応策が打ち出されている。

福田さん、ひとごとと思わず、過去の局面を参考にして、リーダーシップを発揮し、国民や企業の資産を是非守ってください。切にお願い申し上げます。

写真は日経新聞社HPより

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今日の日経平均は1月22日の昨年来安値(1万2573円)を更新し、2005年9月以来、約2年半ぶりの安値水準で終了した。

 
この日、東証一部で昨年来安値を更新した銘柄数は344に到達。
一体、何故こんなにも下落するのか。

米国景気後退懸念の強まりを受けた前週末の米国株安がアジア主要市場にも波及、ドル安・円高進行への警戒感も重なったためと説明されている・・・

が、一方では内閣府が今日発表した1月の機械受注統計(季節調整値)は、民間設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除く民需」の受注額が前月比19.6%増の1兆2152億円だった。
 
製造業からの受注は13.8%増、非製造業からの受注は25.9%増だった。

また、同じく内閣府は2月の景気ウオッチャー調査結果を報告している。
街角の景況感を示す現状判断指数DI(Diffusion index)は、冬物商品や国産食材が好調で前月比1.8ポイント上昇の33.6と11カ月ぶりに改善した。

さらに、先行き判断指数DIは、前月比3.7ポイント上昇の39.5となった。
北京オリンピックを控え、映像関連商品が好調に推移することなどが期待され、家計部門を中心に10ヶ月ぶりに上昇した。
ただ、横ばいを示す50を11カ月連続で大きく下回り、内閣府は「景気回復の実感は極めて弱い」と引き続き警戒している。が

何故、こんないいニュースがあるのに、最悪の安値更新となるのか!!
米国株安の影響が、というが、東証の独自性はないのか、米国の株にそんなに追従するならニュウヨーク市場と一体化してしまえ、といいたい。

日本株は今期予想株価収益率15倍、配当利回り1.8%、株価純資産倍率1倍割れ銘柄も多数など、割安を指摘する市場関係者は多い。
企業は、今年度に5年連続最高益更新が見込まれる。(新年度は円安修正と世界景気減速による外需低迷などの要因で減益の可能性があるというが)
このような良いデーターには一向に反応せず、ちょっとした、悪いデーター、情報のみに過剰に反応し、その結果を見てさらにマイナスに反応する“負”の連鎖に陥っているのが今の日本の市場である。

先日(2月11日)のブログにも書きましたが、昨年の日本株のていたらく度は世界の52市場のなかで値下がりしたのはたった5つで、日本の騰落率はワースト2位であった。

サブプライムローンの元凶である米国でも値上がりしているのに!!

日本株のだらしない理由はサブプライローンでなく、将来設計を示せない政治、活力をそぐ行政の規制が主犯であり、景気回復には日本の政治家、官僚たちが、国民の目線で、行政改革を強力に進め規制緩和によって民間活力を引き出すのが景気回復の王道である。

と書いたがこれを裏付ける面白い記事が「日経ビジネス 2月25日号」に掲載されていたので紹介すると

政府の規制度合いが強い分野と自由度の高い分野から5業種ずつ抽出して、1998年1月の業種別株価を100として指数化し、平均をとると、自由5業種(自動車、鉄鋼、電気、不動産、海運)の株価指数が2008年1月には220と、10年間で2倍以上に高まったのに対し、規制5業種(建設、通信、銀行、空運、電力)は77。

株価が上がるどころか、逆に2割以上も下落している。政府規制の強い業種は株価が抑えられやすい。

また、両業種の外国人株主比率は自由5業種平均では2006年度は30.2%、規制業種では20.1%と大きな開きがある。
日本の株主の70%近くが外国人であるという状況の中で、政府の規制が強いと、外国人株主から敬遠される。

最近の福田内閣は小泉内閣の行政改革路線を手のひら返すように、既得権の堅持に汲汲する老獪な道路族議員の跋扈を許し、無責任でていたらくな厚生労働省、そして国土交通省に指導力を発揮できず、
またいつも存在感がなく、ひとごとのような答弁に始終する福田さんの姿を見ると、外国人株主が愛想を尽かし、日本株売りに走るのもうなずける。
福田さん早く気づいてリーダーシップを発揮して日本経済を立て直してください。
ちょっと無理かな、次の人にも期待できそうもないし・・・
後は 神様、仏様お願いします!!

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「諸国から訪れる旅人たちよ、この島を守るために日本軍人がいかに勇敢な愛国心を持って戦い、そして玉砕したかを伝えられよ」
この言葉は当時の米太平洋艦隊司令長官、ニミッツ海軍元帥が日本軍のペリリュー島玉砕に際し作った詩であり、

平成6年9月13日パラオ共和国が日米両国を招いて記念式典を開催した折、ペリリュー神社に建立された詩碑の碑文である。
時の司令長官にこのように称えられた戦闘とはどんなものだったのか、パラオに行ったら是非その戦跡を訪ねてみようと思っていたが、今回やっと実現した。

勿論パラオへ行く目的はダイビングであり、特に前回実現できなかった、ブルーホールとペリリュー島のペリリューエクスプレス&コーナーでダイビングすることであった。

まずダイビングに関して、前回と同じく首都のコロールにあるダイビングサービス「Blue Marlin(ブルーマ-リン)」使用させていただいた。
ペリリューはコロールから約50kmぐらいあるため、ちょっとした遠征となり、催行するチャンスはそんなに多くない。

今回は初めからしつこくリクエストしていたため、私のダイビング最後の日にペリリュー行きをセットしていただいた。

同行者である奈良から来た30代の若い男性と私、それに素潜りで深さを競うフリーダイブでは日本で1位、ワールドカップで3位というすごいガイドの富永さんとの3人でのまったく贅沢なツアーとなった。
ペリリューでのダイビングは大変流れが厳しく、かつ流れ方向が定まらず、かなりの注意が必要。
その代わり、カスミアジの何千匹もの大群、バラクーダの群れ、
そして圧巻なのがロウニンアジの怒涛の大群が売り物ですが、
今回は抜群の透明度だったが、流れが少し弱く、そのためか「怒涛の」とまではいかなかったが、

久しぶりの大物たちの群れを堪能できました。
また、ペリリューエクスプレスの隣のイエローウオールでは春先には普段は深場にいるイレズミフエダイが繁殖のため集まってくる。
この数は半端でなく、始まったばかりというが、
すでに何百匹という群れがいくつもできており、流れに任せて、次から次と新しい群れが現れてくのには唖然とするばかりであった。
最盛期は360度イレズミフエダイに囲まれるという、まったくすごいポイントだ。

さて話は変わって、ペリリュー島の戦跡訪問であるが、
飛行機に乗る前24時間は体内の窒素を抜く意味でダイビングができないので、帰国の前日がフリーとなる。

この日を利用してオプショナルツアーである「ペリリュー島1日観光」に参加した。
参加者は、ダイビングでも一緒になった大阪から来られた60代後半のご夫妻と私の3人とガイドのこれまた贅沢なツアーとなった。
ご夫妻はダイビングもされるし、年に一度国際的な遠泳の競技にも参加されている大変元気な方々ですが、
ご主人のお兄さんを戦争で亡くされていることもあり、今回の戦跡を巡るツアーは何か考えらさせられる様子でした。

訪れた戦跡は戦没者慰霊碑、ペリリュー戦争博物館、日本軍総司令部跡、日本軍戦車、飛行場跡、オレンジビーチ、米軍醍18歩兵隊慰霊モニュメント、日本軍防空壕大砲跡、ペリリュー神社、中川大佐自決の地、ブラッディノースリッジ、ペリリュー平和記念公園などである。
鬱蒼としたジャングルに中に点在する戦跡はこぢんまりして、朽ち果てていた。
これらを見る限りでは両軍合わせて2万人近くの死者を出した壮烈な戦闘が此処で繰り広げられた事を思い浮かべるのは難しい。
が、戦闘が終結した間際は、戦争博物館に展示してあった写真では、米軍の3日間にわたる艦砲射撃とその後の戦闘で全島の地形がかわり、岩肌がむき出しとなった様子が窺われた。
艦砲射撃の間、日本軍が退避していた、いくつもの洞窟やトンネルを見学したが、どれも暗く、狭く、この中で飢えと、恐怖と闘いながら堪え忍んだ事を思うと背筋がぞくとする。
戦後、米軍では既に制空権を確保していた中でペリリュー島の攻撃を多大の犠牲を払ってまで実行する必要があったかどうか反省があったと聞く。
日本の場合1万2千もの死者を出しながらそのような事は聞かない。
玉砕を美化し、それしか選択肢を与えない教育とか、思想統制など、今思うと本当に怖いものだ。

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