My Fortnight's Dairy

ようこそ私の日記に。ダイビングや旅行を中心に思いついた事柄をつれづれに書き綴ります

2008年11月

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最近、東証の株価の動きが変わってきた。

今までは、日本株はニューヨーク・ダウが下がると、決まって下がり、下がり方もより敏感にネガティブ要素に大きく反応して下がる、ワンパターであった。

しかし、最近はダウが下がっても、一端は下がるが、後半から持ち直し、大きく上昇することも多くなった。

11月10日の読売新聞の記事に

10月(9月29日~10月31日)の東京、大阪、名古屋の国内株式市場で、個人投資家の買い越し額が9927億円と1兆円の大台に迫った。

月間の金額としては1982年7月の調査開始以来、最高だった。
東京証券取引所がまとめた投資主体別売買動向で分かった。

10月は日経平均株価(225種)が一時、7000円を割り込むなど大荒れの相場となり、割安感の出た銘柄に個人の買いが入ったようだ。

インターネット専業証券を中心に口座開設の申し込みが急増するなど、個人投資家の数自体が増えたことも一因だ。
だが、外国人投資家は1兆696億円の売り越しで、外国人投資家の月間の売り越し額としては過去3番目の大きさだった。
投資家から返金要請を受けたヘッジファンドなどが換金売りを膨らませたとみられる。

外国人の「売り」と拮抗(きっこう)する個人投資家の「買い」が、株価にとり一定の下支えとなっていたことになる。
とある。

ここで、投資部門別売買動向(投資主体別売買動向)は「株取引に参加しているプレイヤーが日本株を買っている傾向にあるのか、
売っている傾向にあるのかを見る指標で、
これが読み取れると、相場の転換点(下降トレンド→上昇トレンド)が読み取れるチャンスにもなるものである。

プレイヤーの中には、個人投資家、機関投資家(銀行、証券会社、保険会社など)、外国人投資家(外国の機関投資家)たちに分けられる。

日本株の取引のシェアは外国人投資家がもっとも多くを占めているので、外国人投資家の“買い”が相場全体を引き上げていると考えられる。…

ということは、外国人投資家が大幅に買い越しが続けば、一般的に日経平均株価は上がっていきますが、この逆が最近の金融危機での外国人投資家の“投売り”の連続による日本株の大暴落です。

投資部門別売買動向は東証から毎週木曜日に発表されます。

さて、本題の個人投資家の動向であるが、11月に入っても買い越し傾向は続いているようだ。

◇11月第1週投資主体別売買動向◇単位:百万円
>外国人 -196,048 (前週:-422,036)
>国内法人 408.399 (前週: 516,404)
>個  人  59,742 (前週: 73,829)

◇11月第2週、投資主体別売買動向◇(単位;百万円)
>外 国 人 -360,092 (前週: -196,048)
>国内法人 148,739 (前週: 408,399)
>個  人 250,285 (前週: 59,742)

相変わらずの外国人の売り越と、そして個人の買い越しが続いている。

最近の個人の買い越しの勢いは、このところの株割安感で18年ぶりに、通年で「個人」の買い越しとなることが濃厚であるという。

個人投資家が平成20年の通年で18年ぶりに、購入額が売却額を上回る「買い越し」に転じる公算が大きい。

米証券大手リーマン・ブラザーズが破綻(はたん)した9月以降の下落局面で、割安と判断した個人が積極的に買いを入れてきたためだ。
今年1月から10月第4週(20~24日)までの累計で個人は8965億円の買い越しとなっている。

年間で買い越しを維持すれば、バブル崩壊で急落した平成2年以来となる。

これに対し、外国人は累計で1兆4617億円の売り越しで、ITバブル崩壊の12年以来8年ぶりに通年で売り越しに転じる可能性がある。

 株価の下落局面では、これまでも個人による「安値買い」が、下支え要因になってきた。

 株価は10月28日に一時7000円を割り込み、26年ぶりの安値に沈んだ後、反転し9000円台を一時回復した。
個人の買い姿勢は強く、通年での買い越しの可能性は高い。

ただ、国内市場は外国人が圧倒的なシェアを占めている。12月決算期に向けて現金化のための売りが強まり、再び下落に転じるリスクも指摘されている。せっかく買った個人に損失が発生し、投資意欲が冷え込む懸念はぬぐえない。

10月末の株価最低価格をつけた数日前に、手持ちの信用株を大きな損失を覚悟で、全てを手仕舞ってしまった記憶も生々しいのに、
私も個人投資家の端くれとして、この流れに乗り、新たに株を購入した。

変動の激しい市場の流れにどこまで付いていけるか分からないが、やっと上昇の流れが見え始めた中で、
我々の微々たる投資が少しでもその流れを維持することできればと思って、持ち続けようと思っているのだが・・・・・

(画像は読売新聞より)

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インドネシア ジャワ、バリ島へ約一週間、遺跡を中心に2度目の訪問をしましたが、
ますますこの国が持つ神秘性とその魅力に惹かれてしまいました。

観光旅行なので工程的少しきついところがあったが、
まずバリ島デンパサールに到着したら、すぐジャワ島の古都ジョグジャカルタに飛び、翌日ポロブドゥール遺跡、プランバナン遺跡、ラーマヤナ舞踏、サルタン王宮などを観光した。

まず吃驚したのは、ボロブドゥール遺跡である。

昼食で訪問した遺跡の3kmほど南にあるリゾートホテル・アマンジウォから、一面のジャングルの中にポツンと高台にある遺跡が眺められ、
その姿は1000年以上も密林に眠り続けたミステリアスな遺跡の面影をただよせていた。

遺跡の緑豊かな参道を進んで行くと、正面に巨大な遺跡のシルエット見えてくる。
写真で何度か見たことがあるが、実際目にして、その大きさと、方形と円形の見事までの融合に圧倒され、驚かされた。

高さ34.5m、最下部の基壇は正方形の一辺が123mにも及ぶ世界最大級の仏教遺跡だ。

こんな大きな遺跡が火山灰に埋もれ、密林の中で1000年以上も発見されなかったことにも神秘性が感じられる。

この遺跡の建造は、基盤に見られるカウィ文字(古代ジャワ語)の書体から8世紀と断定されたが、しかし、誰がどんな目的で建造したかは、今だに解明されていない。

さらに吃驚するのは、下の方形部分は回廊になっており、壁面には仏教にまつわる物語が2500面以上もある緻密なレリーフにて語られている。

最上部は円形で鐘形のストゥーバが林立し、中には仏像が安置されている。

この遺跡を仏教的世界観で見ると、基壇部分が「俗界」、回廊部分が「色界」、円形部分が「無色界」、そして頂上部分のストゥーバは「天上界」と見ることが出来る。
そして、回廊を上がるごとに心が清められて行くという。

さらに、次に訪問したプランバナンにもその巨大さと彫刻の緻密さに驚かされた。

プランバナンは昔ジャワでの仏教王国とヒンドゥ教王国の融合文化の結晶の賜物で、
およそ5km四方にわたって、いくつもの遺跡が残る巨大な寺院群で、
その中心が天へ燃え立つようにそびえる、シヴァ神殿のあるロロ・ジョングラン寺院だ。

主塔シヴァ神殿は高さ47mもあり、聖なる山を模した形はまるで天に燃え盛る炎ようで、
さらに、神殿の外壁には古代インドの叙事詩ラーマヤナをモチーフとした緻密なリリーフが施されている。

ここジョグジャカルタの遺跡は何でこうも不思議で神秘的なんだろう。

あまり多くはないが、今まで見た、世界遺産とくらべ、大きいだけでなく、繊細な彫刻と見事な建築美と宗教的世界観を持った遺跡をはじめてみた。

二日間のジョグジャカルタの観光後、バリ島に戻り一日目にアグン山麓ペサキ寺院、キンタマーニ高原、テガララン・ライステラス、ウブド芸術村、タナロット寺院夕焼けなどを観光し、
二日目にバトゥカウ山麓ウルン・ダヌ・ブラタン寺院、バチュン・ライステラスなど訪問する、すごく欲張った工程だ。

特に強く印象に残ったのはブサキ寺院だ。

バリ島の人々の中で「聖なる山」と呼ばれ、伝説では山は神々が自らの王座としてバリ島のあちこちに造ったというが、その最高峰をバリ島東部アグン山に置いたという。

バリ・ヒンドゥ教の総本山であるブサキ寺院はこの聖なる山の麓にある。
この寺院は大小30もの寺院があつまる、総合寺院で、
風の神シヴァ、火の神プラフマ、水の神ヴィシュヌの3大神を祀る3寺院が中心だ。

境内にはアグン山を模したメル(塔)が建ち並びより荘厳な雰囲気をかもしだし、頂上からみる広大な寺院と、どこまでも広がるアグン山の山麓は圧巻だ。

バリ島内を車で移動して、緑あふれ、秀麗な山々、そして緑深い渓谷など、風光明媚な豊かな自然に囲まれていることを改めて知ると共に、
特に、どこの村々にも小さいながらも、バリ・ヒンドゥ教の寺院があり、きれいに清掃され、飾られ、この島の人々の信心の深さを思い知らされた。

豊かな自然だけでなく、この島の魅力はバリ・ヒンドゥ教に基づいた伝統文化だ。
洗練された舞踏や絵画、黄金のような音色を撒き散らすガムラン音楽、そして色とりどりの供物で飾られた荘厳な宗教儀式は我々を魅了してやまない。

さらに、新鮮な海の幸が豊富だ。
毎回の食事が楽しみであり、特に、ジンバランの浜辺で夕日を眺めながら、日本では到底食べられないほどの大きさのロブスターに舌鼓を打ち、至福の一時を過ごした記憶は忘れがたい。

ダイビングの話もするならば、1日だけバリ島屈指の透明度を誇るといわれるヌサペニダで潜ったが、季節が遅く、マンボウを見ることが出来なかったが、透き通った明るい海の中、きれいな珊瑚の周りを、色とりどりの魚が乱舞するさまをユッタリ、マッタリ楽しみました。

神秘な神々が棲むバリ島、そしてジャワ島。ますます好きになりました。

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