My Fortnight's Dairy

ようこそ私の日記に。ダイビングや旅行を中心に思いついた事柄をつれづれに書き綴ります

2009年01月

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1月20日。
世界は、ワシントンで行われた、米国では黒人初のバラク・オバマ大統領の就任に沸きかえった。

しかし、この歓喜の渦とはあまりにも対照的なことに、同じ日、ニューヨークの株式市場は極めて冷ややかな反応を示した。

ダウ株価が前週末に比べて300ドル以上も急落する事態に陥った。
昨年11月半ば以来という8000ドル割れを記録したのである。

米国では、大統領の就任から3ヵ月あまりを「ハネムーン期間」と呼。

この間は、議会やメディアがそろって新大統領に対する批判を控えて、その船出を見守る慣例あるのだが、
今回、株式市場は、新大統領の就任のその日から、この慣例を無視した。

金融危機を受けて深刻な景気後退局面にある逆風下での船出となったオバマ新大統領の就任演説は、
米国が置かれている厳しい状況を素直に指摘し、国民とともに立ち向かう「責任の時代」を強調していた。

その中で、経済的な面でみると

「我々は危機の真っ只中にいる。経済はひどく脆弱になった。それは一部の人々の強欲と無責任の代償でもあるが、新しい時代の準備をしてこなかった全体の失敗とも言えるが、多くの人の家が失われ、仕事も奪われた。企業は破綻した。健康保険は高く、多くの学校が荒廃している」

「今日我々が直面している危機は現実のもの。それらは深刻で多岐にわたる大変な危機である。とても短期間では解決できるものではない。しかし、これらは必ず解決できる」

「市場が善か悪かという問題ではない。 ・・ 今回の危機は、市場に対する監視の目がなければ、市場が制御不能に陥ることを思い出させた。」

就任演説で決意を表明するとともに、就任早々、矢継ぎ早に政策を打ち出すオバマ大統領だが、市場は更なる経済危機の様相を急激に深めている。

先日、日経新聞の記事に「株価に災い? オバマ人気・・オバマ大統領への期待は残念な結果になる可能性がある。」というレポートを紹介していた。

これによると「前任者に比べ人気の高い大統領が就任した年のダウ工業株価はマイナスになる公算が大きい」とのこと。

具体的に、新大統領と前任者の支持率の差を示す「人気ギャップ」をランキングしたうえで、大統領選翌年の株価の動きと比較した。

その結果は

人気ギャップ差
・2位36ポイント「アイゼンハワー←トルーマン1952年」前年比4%下落
・3位17ポイント「レーガン←カータ 1980年」前年比9%下落
・4位13ポイント「カータ←フォード 1976年」前年比17%下落
・6位10ポイント「ニクソン←ジョンソン 1968年」前年比15%下落

人気ギャップ上位で唯一、株価がプラスになったのは同率4位の「ケネディー←アイゼンハワー1960年」で19%株価が上昇した。

勿論「オバマ←ブッシュ」の人気ギャップは歴代トップの38ポイント。 
それ故、今年の株価は危うい? らしい。

人気ギャップ上位の株価が冴えないのは、選挙の年の株価に新政権への期待が織り込まれているからだという。

スタート段階からどうも市場の動きがおかしい。 
予測どおりになってしまうのか・・ 例外もあることだし、まア明るく行きましょう。

翻って、傲慢で無知で身勝手な首相への片鱗の期待も持たないどこかの国と比較するとやりきれない気がする。

どうも、オバマ大統領の演説のライターは日本のことをイメージして書いのではないかと思われるくだりもある。

「時間を浪費過ぎたカビくさい政治論争はもはや通用しない」「政府の大小ではなく、政府が機能しているか」「まともな収入を得る仕事、手が届く保険、尊厳ある老後の生活に政府が手を差し伸べているか」と

就任式の前日、日本の国会では、定額給付金を巡り、自民と民主のつばぜり合いが続いたが、
建設的な議論は少なく、言葉の定義や過去の整合性をほじくり返す議論に終始している。

政治家しっかりせよ、不毛な論議をしている間に、日本はますます奈落の底に落ちていく。

最近報告された、過去最悪の経済データ

「過去最大の輸出の落ち込み更新」
財務省が22日発表した08年12月の貿易統計速報によると、世界的な景気悪化を受けて輸出額は前年同月比35.0%減の4兆8333億円となった。

減少率は11月(26.7%減)を大幅に上回り、79年1月の統計開始以降の過去最大を2カ月連続で更新。


「過去最大に迫る日経商品指数の下落率」
主要商品の取引価格で構成する日経商品指数(1970年平均=100)が急落している。

国内景気と相関性の高い前年比騰落率は17種の昨年末値がマイナス25.1%と、アジア通貨危機に国内金融危機が追い打ちをかけた98―99年時の下落率も超えた。

今後、鋼材などの値下がりは指数下落を加速する可能性がある。
第1次石油危機後に記録した過去最大の下落率(29.4%)さえ上回りそうな気配だ。

やはり最後は「神様、仏様、オバマ様」か。

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未曾有の金融危機に襲われた昨年の世界経済から本年は立ち直れるかどうか、
色々アナリストが説明してくれているが、結局はどうも「神様、仏様、オバマ様」のようだ。

ならば、普段は占いなど全く縁が無いが、この際、干支に引っ掛け、今年の景気を見てみよう。

2009年は「己丑」(つちのと・うし)の年。
己は乱れを正しておさめるとか、筋道をはっきり通すの意。
丑ははじめる、結ぶ、掴むの意。したがって、
今年はやはり“CHANGE”の年と見るが実態は・・・。

2008年は、株高といわれる「子」年のジンクスを見事に裏切り、悲嘆な状態で幕を閉じた。

世界経済は、米住宅バブル崩壊を契機に未曾有の金融危機に襲われ、急速な信用の収縮が先進諸国の実体経済を恐怖のどん底に突き落とした。
とりわけ、9月半ばのリーマン破綻から様相は一変。
世界の市場は混乱の極みに達し、株価や国際商品市況が同時的に歴史的な暴落となった。
年間騰落率で見ると米S&P500種株価はマイナス39%と1930年代の大恐慌以来の下げを見せ、日経平均も同43%強の大幅な下げに見舞われ、戦後最大の下げとなった。

今年の「丑」は12年ごとにやってくる十二支、子、丑、寅、卯・・・・の2番目に当たる。一般的に「丑」を動物の「牛」に当てはめて「牛の年」とされる。

俗に「牛」は「暗い」、「暗闇」という意味があり、丑年は相場も景気も暗い年とのイメージに繋がってくる。

丑年相場は東証再開以来、過去5回を数えるが、景気がピークアウトして不況入りが鮮明となってくる年が多い。

どうも「丑」年は不況の年といえそうだ。

丑年の各年の日経平均の騰落率を見ると、
1949年  ▲37.6%、
1961年   +5.6%、
1973年  ▲17.3%、
1985年  +13.6%、
1997年  ▲21.2%である。
平均で▲11.4%
と十二支の中で最下位。

東証再開以来59年間の年間平均騰落率が+11.0%だからお話にならないほど悪い。

しかし、己(つちのと)は天の時を司る十干、甲、乙、丙、丁、戊、己・・・の6番目に当たり10年毎に巡るが、この十干の「己」ではなんとトップの28.8%の上昇である。

どうも今年は「丑」の最悪と、「己」の最高との駆け引きのようだ。

天の時を司る十干は天の気が地球にもたらす気候の寒暖を指しており、周期が約11年といわれる太陽黒点の極大期の周期と重なる。

1999年から2002年に極大期を迎えた第23周期の太陽活動は、2007年前後に極小期を迎え、昨年の初め、太陽活動が新しい第24周期に入ったことが確認され、現在は太陽の黒点数が極大期に向けて拡大を始めているのだ。

資本主義経済には、景気循環の周期を異にするいくつかの波動があることが明らかにされている。

その中に、「コンドラチェフのサイクル」と呼ばれる約55年周期の長期波動と、「ジュグラーのサイクル」と呼ばれる約11年周期の波動がある。

「コンドラチェフのサイクル」は新しい産業の勃興を契機として生じるもので、
「ジュグラーのサイクル」は設備投資の循環です。

この「ジュグラーサイクルの変動率」と「太陽黒点数の変化」が、実によく似ている。

太陽黒点数が増えると、太陽放射が強くなる。
太陽放射全体の強度の変動幅は、11年周期で1%以下と小さいが、紫外部の放射強度は2-3倍にもなり、地球に無視できない影響を与える。
紫外部は、オゾン層に捕らえられ、最終的には地球の上層大気の電離圏に熱として吸収される。

だから、太陽黒点数が増えると、地球はより多くの太陽エネルギーを受け取り、そしてそのエントロピー資源を消費することにより、養分と水と大気の循環が活発になり、人間経済の生産量も増大すると考えることができる。

で、日本の経済はどうなる?? といわれても・・・・
やはり、「神様、仏様、オバマ様」なのかな・・・・

最後に今年の「丑」年にちなんで、牛にまつわる諺をいくつか

<丑は寝る>

“相場が動かず寝た状態”と解釈されそうだが、良い方に考えれば“果報は寝て待て”。
株を底値で仕込んで好材料の出てくるのをゆっくりと待つ姿勢が必要だ、ということであろう。

<早牛(はやうし)も淀(よど)、遅牛(おそうし)も淀>

途中の経過では多少の早い遅いの違いはあっても、行きつく所は同じだからあわてるものではないというたとえ。

<牛も千里馬も千里〔早い馬も千里のろい牛も千里〕>

上手・下手、速い・遅いの違いはあっても、結果は同じであるということのたとえ。

<英語では>
【bull】:(1)雄牛、(2)(犀、象、鯨)などの雄、(3)牡牛座、(4)株式の買い方、強気筋、
bull-dog:ブルドッグ、頑固な犬、勇猛で粘り強い
bull-doze=bull-dozer:強引に突き進む、脅しつける、ブルドーザー

結論はやはり、あせらず、ゆっくりと、力強く前向きに、ということか。

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昨年に引き続き、年末年始に沖縄・西表島にダイビングに行きました。

昨年は、大寒波に見舞われ、かつ油断したためウエットスーツで潜ることになり、大変寒い思いをし、ダイビングを十分楽しめませんでした。

そこで、今年はそのリベンジとばかり、準備万端、ドライスーツと防寒衣類をバッグいっぱいに詰め込み宅急便しました。

でも結果は、再び最悪でした。

やはり寒波が来襲し(寒さは事前準備のおかげか、それほど感じなかったが)、天気は曇天、風、波高く、海中はうねりとダイビングの条件としてはかなりの悪条件でした。

それ故、ダイビングポイントは上原港(西表島の北西部で我々はこの近くの民宿に宿泊した)近辺に限定され、期待した仲の神島や西表南側のマンタポイントなど夢のまた夢でした。

もともと、仲の神島でのダイビングはよほど好条件が揃わないと行けない、季節限定ポイントなのだが! 
しかし、西表に行けば是非潜ってみたいと思うのが人情と思うが、これで2回振られてしまった。

因みに、今回潜ったポイントは
1日:「インビタシン西」「キャベツバタケ」「船浦マンダリン2」
2日:「ヒナイビーチ前」「お花畑」「イソロク」
とすべて上原港よりボートで5分から10分位の珊瑚礁及び砂地の浅場のマクロ対象ポイントだ。

近眼の私は、水中で度付のマスクを付けると、時計の文字も見にくくなるほど近くのものは苦手で、必然的にワイド、大物、地形派となってしまうわけであるが、今回のように砂地の海底に這いつくばり、5mmアンダーの生き物を探すダイビングは苦痛そのものである。

さらに今回、浅場でうねりも大きいため、着地時の砂の巻き上げもあり、そのため透明度も悪くなり、見えるものも見えなく、つらいダイビングを強いられた。

さらに、ダイビング条件を悪くした要素に、私の不注意だが、カメラを水没させてしまい、写真が思うように撮れなかったことだ。

1日目は問題なく撮れ、その後ハウジングを開け、電池を交換した。
このときハウジングを清掃し、シールにグリースを塗布しハウジングを閉め水没テストもしたが、2日目の一本目エントリーすぐ、水滴が付、曇りだしてしまった。

カメラ自体は10m防水仕様で、あまり深場に行かなかったおかげで、問題なく機能したのだが、
2本目、3本目もハウジングを開け、清掃したが、水分を完全に除去出来なかったためか、エントリー後、内部に曇りが発生し、曇りガラス越しの写真のようになってしまった。

ダイビング初めて3年チョットだが、この間、初代のキャノンで2回水没させ、共にカメラがダメになってしまい、
業を煮やし、水没しても助かる可能性がある、10m防水仕様の現在のオリンパスに昨年夏切り替えた。

それから、今回で2回目の水没事故だ。それでも、おかげでカメラの機能は正常だったが、写真はまったく不出来となり、痛い思いをした。

ハウジングのシール部分の清掃には十分気を付けているつもりだが、どうも油断がありそうだ。

もう少し高機能なカメラで、水中撮影に必要なアクセサリーも追加したいと思っているが、こう水没事故を起こしていたら、高価な道具を一瞬でダメにする恐れがあり、中々踏み切れない。

色々今回のダイビングの不満な部分を書いてしまったが、だが、やはり南国沖縄・西表島に来ただけのメリットは十分満喫させて頂いた。

待望の日本最南端の温泉、西表温泉で熱帯植物に囲まれた野趣たっぷりの露天風呂を堪能したし(混浴です。水着を着ていますが)、
石垣島の琉球ガラス工房でグラス作りに挑戦し、世にひとつしかない、なんともいえない色合いの自作のグラスを目にしたときの喜びは又一塩である。

西表島でのダイビングは連続して不調な結果となったが、これで諦めるかというと、差にあらず、
今度は「仲の神島」でのダイビングが出来る、夏場に捲土重来を期して出直します。

仲の神島のことばかり書いていますが、どんな島なのか、お分かりにならない人もいるかとも思いますので簡単に紹介しますと、

この仲の神島(現地ではオガンの愛称で呼ばれる)は西表島の南西約15km、に位置する無人島で、
ほぼ東西に細長い形をしており、大小2つの丘が連なりひょうたん形に見える。島の周囲は崖で、島の最高地点は標高102m。

日本有数の海鳥の繁殖地として知られており、セグロアジサシをはじめ、オオミズナギドリ、カツオドリなど1万羽を越える海鳥が営巣する。
「仲の神島海鳥繁殖地」として国の天然記念物にも指定されており、島への上陸は禁止されている。

この島は黒潮の真っ只中にあり、流れは激しいが、透明度高く、
イソマグロ、バラクーダ、テングハモドキなど大型魚の群れの遭遇率が高く、又運がよければジンベイザメにも合えるという、
ダイバー垂涎の日本有数のポイントなのだ。

それでは、近く希望の島に行けることを祈りつつ!!

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