My Fortnight's Dairy

ようこそ私の日記に。ダイビングや旅行を中心に思いついた事柄をつれづれに書き綴ります

2009年07月

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前回のブログにも書きましたが、紅海は、ダイビングを始めてからの4年越しの憧れのダイビング地でした。

私の紅海でのダイビングのイメージは、海の中はどこまでもスコーンと抜け、輝く強い光が差し込む中、カラフルなコーラルと、色とりどりの熱帯魚が乱舞する、煌くような海だ。

勿論、マクロには興味ない私は、大物、群れにも大いに期待抱いての紅海行きの実行だ。

結論は、期待があまりにも過大に先行してしまったせいか、どこか満足し切れていない、何か不満が残る、スカット燃焼しきれない感じだ。


その第一の原因は、透明度だ。

30mは当たり前、時には60m超えもというなかで、今回は30mを越えるようなダイビングは一度もなっかた。

夏は透明度が高いというから、灼熱の7月を選んだというのにのに。

一度でいいからここで50m、60mという透明度を経験してみたかったのだが、残念だ。

第二の理由は、大物、群れとの遭遇が少ないことだ。

今回の16ダイブのなかで、私はとうとう大物には遭遇することがなかった。

紅海に対してあまりにも期待が先行し、すべての面で一番でなければ満足が出来ないほど憧れが強くなって、
ちょっとコンディションが悪くなったら、何か物足りなさが残ってしまうのだろう。


だが、悪い話ばかりではない。
ここのコーラルの活き活きさ、キンギョハナダイたちの群れの大きさ、輝きは尋常ではない。
本当にすごく、ただ唖然とするばかりだ。

ここを訪れるダイバー、シュノ-ケラーの数はすごい。

シナイ半島の先端の豪華リゾート シャルム・エル・シェイクに世界各国から集まったダイバー達が、何十、何百という豪華なダイビング船に乗船して、思い思いのポイントを目掛けて出航していくのだ。

超人気ポイントは凄いことになる。
十数隻の大型ダイビング船が停泊し、ダイバー、シュノーケラー達が思い思いに飛び込み、海の中は銀座や新宿の人ごみも真っ青になるほど。

それでもこれだけの人たちを引き付ける何かがここにあるのだ。

暗く、寒い冬をすごしたヨーロッパの人たちは、皮膚を焦がすような煌く日射、澄み切った青い空と海に憧れ、古代文明遺跡見学を兼ねてこの地に大挙押し寄せているのだろう。

少しでも日光を吸収しようとしてか、真っ白い肌が痛々しいほど赤く焼けた家族づれの観光客たちがシュノーケルやクルージングを楽しんでいるのを多く見かけた。

今回のダイビングはやはりダイブサファリを選択した。

シャルム・エル・シェイクからデエィ・トリップ(一日の旅程で出発港へ帰港する)でもかなりの遠くのポイントへ行くことが出来る。

が、なかなか個人の希望通りには行かず、前述のような超過密な人気ポイントばかり回る羽目になったら、ストレスのたまるダイビングとなってしまう。

ダイブサハリの場合、デエィ・トリップでは行けない遠いポイントが狙え、かつ、参加者の希望や海況などの状況を判断してポイントを決められる自由度がある。

何よりも寝泊りが船なので効率よくダイビングが出来る。
一日5ダイブも可能だ。

今回のダイブサハリのルートは、
シャルム・エル・シェイク近くのローカルポイントでチェックダイビングを兼ねて1本目。
そして西に移動してラス・モハメッド国立公園で深いドロップオフ沿いを流しながら外洋性の大物探す。
その後北上し半島西側環礁で大きな沈船ダイビング。
再びラス・モハメッド国立公園で大物探し、白い砂地のラグーンではきれいキンギョハナダイの群れに癒される。
その後東進しTiran島でハンマー探す。
2本トライするがハンマーに遭遇できなかった。
最後はこの島の近くの超人気ポイントできれいな巨大なウミウチワやキンギョハナダイの群れを見る。

ダイブサハリの真髄である、目的の沿ったダイビングルート、ポイントが選択できるのだ。
が、しかし、今回は大物という面では願いが叶わなかったのは残念であった。

今回のダイビングで私にとって印象的なことがあった。

今まで私は、地形だ、大物だ、ドリフトだ、沈船だと割りとアドベンチャラウスなダイビングを好んできた。

前回(3月)のモルディブ南ルート・ダイブサハリでも、かなりのアゲンスト・カレントにも拘らず何とか皆についていけた。

さらに、今回は、このダイビングのためにスポーツジムに通い、それなりに体力つくりをしたつもりだが、
実態は、ほんの弱いアゲンスト・カレントにも音を上げる始末で、皆から遅れることも数回。

体力の限界なのか? はたまた体調不良なのか?

認めたくないが体力の限界なのかも知れない。
そろそろユッタリマッタリダイビングに趣旨変えの時期なのかも・・・・

次回のレック(沈船)ダイビングのメッカでのダイビングの様子みてからでも遅くないと、
懲りずに次のダイビングを計画中なのであります。

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ダイビングを始めて今年で4年目。
ダイビングを始めた時から, いつかは紅海でダイビングをすることを考えていた。

紅海は時差も大きく、長期の休暇も必要となるため、なかなかタイミングが合わなかった。
が、今回やっと実現(させた)することが出来た。

紅海の沿岸はダイビングのメッカとして有名で、シナイ半島の先端のシャルム エル シェイク、ダハブ、ハルガダの3エリアを中心に魅力的なポイントが点在している。

紅海には淡水が殆ど流れ込まないため、透明度が常に30mを超え、時には60mを超えることもあるという。

まばゆいほどの海、カラフルな魚たちで、固有種も多く、鮮やかなコーラルが咲き乱れ、イルカ、ウミガメ、マンタなどの大物に遭遇する率も高い。

また、中東戦争の遺物が多く沈んでいるため、沈船ダイビングも期待できる。

世界中のダイバーが垂涎する所以である。

今回のダイビング計画は、世界屈指の豪華リゾート地のシャルム エル シェイクを拠点として、
リーフが連なるティラン島周辺、国立公園のラスモハメッド、沈船で有名なガバルなどを
ダイブサハリでクルージングしながら、ユッタリとダイビング三昧を楽しもうと言うものだ。

もちろん、紅海は憧れのダイビングポイントで、ダイビングに大いに期待しているのだが、
今回のツアーで楽しみにしている事が他にも2つある。

ひとつはダイビングの前後に訪れる、古代エジプト遺跡の見学だ。

今の計画では、ルクソール、カイロに一泊ずつして、
かっての古代エジプトの首都テーベ:「百門の都」とギリシャの詩人ホメロスが謳った、ルクソールの荘厳で巨大な遺跡郡を、
カイロではエジプト考古学博物館、ギザの三大ピラミッドなどを見学する予定だ。

これらの遺跡の見学は初めてではなく、20数年前訪れているが、あまり予備知識もなくなんとなく見学していた面もあった。

しかし、その後、世界の古代史、特にエジプト、ヒッタイト等の歴史について、
勇猛名なファラオとして知られたラムセス2世と当時強大な力を誇ったヒッタイトのとの間に行われた有名なカディシュの戦いなど、かなり熱中して書物を読み漁った時期もあった。

今度再び行く予定のルクソール神殿の「ラムセス2世の中庭」では、
そのヒッタイトとの戦いに、獅子奮闘するラムセス2世の活躍ぶりがリリーフに刻まれ、
現代に生きる我々にもその姿を伝えてくれている。

書物を通じてイメージしていたものが、遺跡を再び目にして、どのように感じるか、楽しみにしている。

ルクソール神殿に限らず、その他の遺跡でも、多分、前回何も気がつかなかったことや、全く違った様に感じるものが多数あり、新たな感動と驚きを与えてくれるものと期待している。

もう一つは、先月ブログに「地球46億年全史」のことを書きましたが、
地球は今現在も、大地は動き、その相貌を変えつつある。
東アフリカ・紅海は大きく変貌しつつある地球を目にすることが出来る現場のひとつなのである。

今回、その現場に自分が臨場できることは、すごく心沸き立たせる。

大地溝帯という言葉ご存知だろうか
大地溝帯とは、アフリカ大陸の東側を幅35~60kmの陥没地帯で、その総延長は約7,000kmに渡る南北を貫く大地の裂け目のことである。
地溝は東西二つの列からなっていて、死海に始まり、紅海、エチオピア、ケニア、タンザニアにいたる東部地溝帯と、
ウガンダのアルバート湖に始まり、マラウイ湖、モザンビーク、インド洋へと抜ける西部地溝帯がある。

この大地溝帯が形成されたのは今から約800万~1000万年前で、地球内部のマントルの対流が関係している。
マントルの上昇流は、ホット・プルームとも呼ばれ、大陸分裂の主要因となるが、
このマントル上昇流により、大地溝帯周囲全体の地殻が押し上げられ、さらに地殻に当ったマントル上昇流が東西に流れることで、アフリカ大陸東部を東西に分離する力につながっていると考えられている。

このため、大地溝帯では、中央部に巨大な谷、周囲に高い山や火山を見ることができる。

この活動は現在も続いており、1年に5ミリ程度の割合で東西に広がり続けて、数千年後には地溝に海水が入り込んで新しい海が誕生すると言われている。

紅海は、かつてはアフリカ大地溝帯のような地溝帯だったが、地溝が広がるにつれ、海水が入り込んで今のような細長い海の形となった。

この海の海底には海嶺が中央に走り、今でもアフリカ、アラビア半島間を広げる動きをしており、数千万年後には、お互い切り離され、広い海になるという。

私が潜る海の何百メートルかの下の海底では、マグマが噴出し、固まり、大地を広げるようなダイナミックな活動しているとは・・。

地球は今なお、その形を刻々と変貌させている。
そんな現場に自分が立ち会うことができると思うだけで、何か心躍る気持ちだ。

色々楽しみはつきません。
それでは、これから行ってきます。

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先日、楽天証券主催の
「10周年記念投資セミナー」
なるものを受講した。

大阪中之島国際会議場で開催されたのだが、
主催者側の報告では参加者は2500人を超えたと言っていた。

リーマンショックをきっかけに、世界経済の急激な収縮が起こり、
株価が大暴落したが、
最近は少し持ち直したかに見え、このまま景気の回復が進むのか、
回復は一時的で、更なる下落が待っているのか・・・。

もしかしたら、こんな疑問に解決のヒントでも聞けたらと
参加したのだが、
思いは皆同じで、朝早くから8時間にもわたる講演に本当に多くの人が参加していました。

セミナーのプログラムは

1.竹中平蔵氏(慶応義塾大学教授グローバルセキュリティー研究所所長)
   「世界経済危機と日本の行方」
2.森永卓郎氏 (獨協大学教授 経済アナリスト)
   「超節約?年収防衛?個人投資家が効率的に殖やす方法」
3.澤上厚人氏(さわかみ投信 代表取締役社長)
   「長期投資で実現する輝く未来」
4.堀古英司氏(ホリコ・キャピタル・マネージメントLLC最高経営責任者)
   「2009年後半米国経済・株式相場の見通し」
5.和島英樹(ラジオNIKKEI記者)
   「それでも、日はまた昇る!次のステージで活躍する企業群」
6.福永博之氏(螢ぅ戰鵐肇肇薀好搬緝充萃勛髻
   「いざ!というときに備えるリスクヘッジとその方法について」
7.大島和隆氏(楽天投信投資顧問顧問CEO兼最高運用責任者)
   「最近の投資環境事情~今注目のビジネストレンド~」

どうですか、題目を見ると世界経済の今後の動向へのヒントが十分得られた、と思うでしょう。

結果は・・・

       
今回の講演をを聞いて印象に残った事を少し述べると、

竹中平蔵氏は、
15兆円の補正予算について、景気対策には二通りある。
一つは「助ける政策:Policy to Help」
もう一つは「解決する政策:Policy to Solve」で、
前者は始めはいいが直ぐ効果がなくなる。

本当にしなければならないのは、経済を強くする解決(改革)する
政策を実行しなければだめだ。
そのためには強いリーダが必要だ。

慶応大学の教授らしく、最後には、福沢諭吉の
「学問の進め」についてふれ、
福沢諭吉は「国民一人一人がしっかり考え、賢くなれ」と
「学問の進め」書いた。

当時の人口レベルから、現在に置き換えると1000万部も
売れたことになる。

当時の人は皆よく読み勉強していたのだ。

現在の我々も、国民が一人一人よく勉強し、賢くなって、
真のリーダ^を見極める力を持たなければならないと結んでいた。

森永卓郎氏は
英国サチャー元首相の行き過ぎた完全民営化で、庶民への増税、福祉の切捨てなどの問題点を説くと共に、昔は労働者が額に汗して付加価を出していたが、
金融資本主義では、金融資財が主役で労働者は道具化され、必要なくなればすぐ捨てられてしまう。
節約して抵抗すると力説していた。

堀古英司氏は
仕事の拠点をニューヨークに置いたファンドマネージャーで、
今米国で何が起きているのか、これからどうなるのか、生の情報を教えてくれた。

米国の景気も少し持ち直してきたかにみえ、今年いっぱいは上がったり下がったりしながら、
少しずつ回復すると思われるが、来年、もしくは今年の年末頃には再び大きな下落があるかもしれない。

その理由は、オバマ政権はブッシュ前政権が総額7000億ドル(約66兆円)で作った不良資産救済プログラム(TARP)と政権発足直後に決めた総額7800億ドル(約74兆円)の景気対策をフル活用している。
が、この大盤振る舞いの原資は国債だ。

米政府は不況に伴う税収減も加わり、2009年会計年度に1.8兆ドル、
対国内生産(GDP)比13%という戦後最大の財政赤字となる。

さらに、米政府は、FBR:620兆円、預金保険関連:170兆円、住宅関連:75兆円
という莫大な金額で、TARP資金の枯渇分を政府の保証という形で補っている。

米国には 「ノンリコースローン」といった日本にはない制度がある。

これは住宅の価格がある比率(20%)以下に 下落した場合、それ超す損害は金融機関が負担するというものだ。

現在、住宅価格の下落率は18%になっているが、これが20%を超えると、住宅を売る人が急増する。

金融機関が20%超えた下落分を負担し、買い取った、人の住まない住宅は価値がどんどん下がり、金融機関の財政を悪化さす。

金融機関には政府の保証があり、最終的に国の
財政を更に悪化させる。
この事により再び急激な経済収縮が起こるという理屈だ。


ほかの講演者も、最近のトレンドとして、環境、スマートグリド、クラウドコンピュターなどのキーワードに注目せよと協調しており、それなりに有意義な一日を過ごすことが出来た。

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