
既にもう何度もダイビングに西表島に行っているが、
執拗に行こうとするのは一重に、西表島の南西約15kmにある仲の神島(通称オガン)のポイントで潜りたいがためである。
過去3度ほど西表へ行っているが天候が悪く、オガンでのダイビングは実現できていない。
昨年の9月の連休時にも西表行きをトライしたが、ホテルとダイビングショップの予約は取れたものの、
飛行機のチケットだけがキャンセル待ちや各旅行会社に当たってもどうしても入手できず断念した経緯がある。
オガンは勿論海況が安定している夏場がいいのだが、
沖縄が既に梅雨入りしたこの時期にあえて西表行きを決めたのは、神戸空港からJAL石垣島直行便が6月より撤退してしまうからだ。
混雑するGWの連休を避けて、神戸空港より石垣直行便で行こうと思ったら必然的にこの時期になってしまったのだ。
今まで、沖縄・那覇や石垣島など神戸空港よりJAL便を利用してきたが、特に大きな荷物を持っているときなど、大変便利だったが、今後不便になり残念なことである。
梅雨の影響が少ないことを祈るばかりだ。
また「海況が悪いのでオガンは諦めてください」など言われたらガックリだ。
世のダイバーを引き付けてやまない仲の神島(オガン)とは一体どんなところなのか、チョット紹介する。
仲の神島(なかのかみしま)は、沖縄県八重山郡竹富町に属し、
西表島の南西約15km、に位置する無人島で、西表石垣国立公園の指定区域である。
島はほぼ東西に細長い形をしており、大小2つの丘が連なりひょうたん形に見える。
島の周囲は崖で囲まれ、島の最高地点は標高102m。
日本有数の海鳥の繁殖地として知られており、セグロアジサシをはじめ、オオミズナギドリ、カツオドリ、クロアジサシ、エリグロアジサシ、ベニアジサシなど1万羽を越える海鳥が営巣する。
これらにより「仲の神島海鳥繁殖地」として国の天然記念物にも指定されており、島への上陸は禁止されている。
この仲の神島は黒潮のど真ん中にそそり立つ孤島で海中も複雑な地形をしている。
水深50m付近からそびえ立つ離れ根に潮が当り、大物が集る。
イソマグロ、バラクーダ、カスミアジ、ローニンアジなど大型回遊魚の大群に高確率で遭遇でき、スケールの違うダイナミックな地形も楽しめる。
日本を代表するビッグなポイントなのだ!
これを一度味わったら虜になること必至だという。
しかし、オガン周辺は潮が激しく流れていることが多く、海況、潮流、ダイバーのレベル等のコンディションが整うことが条件。
そうなのです、いくら海況が良くてもダイバーの技量、体力が条件に合わなければ参加させてもらえないのだ。
それからさらに潮目とうい条件を満足しなければならない。
オガンで特に大型回遊魚が集まることで有名な「東の根」ポイントは、潮が引いている(下げ潮)時間帯でないと、魚が集らないという。
普通は、潮が速すぎない、下げ始め(満潮の時刻の直後)と下げ終わり(干潮の時刻の直前)の比較的緩やかな流れの時間にダイビングすることになる。
海況が良くても時間的に潮が合わない場合は「東の根」は狙えない。
満潮がAM10:30頃 もしくは 干潮がAM10:30~13:30頃 に当る日が狙い目とのこと。
早速、気象庁のホームページで5月25日から月末ごろの石垣島周辺の潮位を調べてみると
(http://www.data.kishou.go.jp/db/tide/suisan/suisan.php?stn=IS)
今回、私がダイビングしている5月26日~29日の干潮時間が11:32~14:23の間となっている。
初日はダイバーのスキル、体力を見極めるためチェックダイビングがあれば、オガンへは行けないかもしれないが、
それでも中二日は潮目の条件もバッチリのようだ。
後は、現地の天候と私の体力(ジムに毎週通っているがやはり体力の衰えは、
ゴルフのドライバーの飛距離がかなり落ちてきていることより最近とみに感じられるが)しだいというところか。
ことほど左様にオガンに行くことは難しいということか。
多くのダイバーを引き付けてやまない所以でもあるわけだ。
ますますトライしたくなる理由でもある。
何らかの理由で(多分体力か)、オガンにいけなくても、西表島には、まだまだ手付かずの大自然が残っており、
この島から川を通じて流れ出る栄養分を受けて、
海の中はさまざまな世界が広がっている、ユニークなポイントが数多く点在しているので、
一人寂しく(?)、趣旨替えでもして、癒しのダイビングを楽しんでくることにします。
それでは、報告をお楽しみに。
写真はオガンのポイントでロープ伝いに潜行するダイバー達。
気泡が横に流れて海流の強さがわかります。
「ダイビングチームうねりざき」のHPより拝借