
久しぶりの正月のダイビングです。
仕事をやめた私とって、高く、混んでいる正月に何故わざわざ行くのかと言うと、
今年7月にモルディブのダイブサハリに参加したとき、関西から来た人たちと意気投合して、成田空港で分かれる時、この正月のJAL直行便利用のパラオのダイビングを約束したのだ。
普段はパラオへは厳しい検閲と5時間もの待ち時間を強いられるグアム経由で行くのだが、JAL直行便は関西からだと乗り換えなしで4時間ちょっとのフライトで行け、超便利で人気が高い。
パラオは今回で4回目であるが、何回行っても飽きない、
期待を裏切らないダイビングサイトであるのだが、
普通に日でもJAL直行便となるとダイバーなどで混雑するのだが、正月となるとどんなことになるのか想像するのも怖い。
パラオは世界三大ダイビングポイント(どのポイントが該当するかは色々通説があるようだが)の一つと言われ、世界中のダイバーに人気の場所だ。
人口2万人強の国に年間8万人余りの観光客が押し寄せ、そのうち約2万人が日本人と言う。
小笠原の500 kmほど西の海底に九州-パラオ海嶺という海底山脈が南北に延びていて、その南端にパラオがある。
そのため、パラオには火山島、環礁、隆起石灰岩の島、隆起サンゴの島などさまざまな地形がある。
位置的には日本の兵庫県の真南約3,000kmある。
一番大きな島であるバベルダオブ島から南のペリリュー島まで、
巨大なバリアリーフに囲まれ、この中には広大なラグーンもあり、
200以上の島々が点在している。
しかも、サンゴ礁の外側は水深1000mともいわれる深さの海域があり、そこからの栄養豊富な湧昇流がパラオの海に多くの生命をもたらしており、ダイバー天国言われる所以である。
豊富な魚達に迎えられるのは楽しいことなのだが、
JAL直行便と正月が重なると一体どうなるのだろうか?
あの狭いコロールの町やダイビングボートがダイバーで溢れかえるのは遠慮したいものだが。
過去に行ったパラオのダイビングやペリリュー島戦跡などの様子は、2008年2月25日、3月4日そして2009年10月30日、11月8日の私のブログを参照下さい。
さて、完全に仕事をやめたこの一年を振り返ると、
仕事をしている時は中々行けなかった、日付変更線を越すような
遠方そして滞在日数も多くなるようなダイビングサイトへ行ってみたいと考え、
色々計画したが、念願のメキシコ・ソコロ諸島とカリブ海へ行けたのが特出であろう。
今年一年のダイビングは
2/10~2/21 メキシコ・ソコロ諸島 クルージング 18Dive
4/16~4/28 フィリピン・トゥバタハリーフクルージング 19Dive
6/16~5/25 マレーシア・ラヤンラヤン島 19Dive
7/3 ~7/11 メキシコ・コスメル/カンクン 11Dive
7/23~7/30 モルディブ クルージング 16Dive
9/27~10/8 インドネシア・バリ島/マナド/レンベ 15Dive
と、海外ダイビングを6回で合計98Diveであった。
今まで年間100本を目指していた頃もあったが、
今年は98本と僅かなところで届かなかった。
何と言っても今年の特徴はクルージングが多かったのと
“絶海の孤島”とか“深海へのドロップオフ”“季節限定”などの
キーワードにつられてサイトを選んだような感じだ。
そこの中でもメキシコのソコロ諸島はこの三つのキーワードに
ぴったりのダイビングサイトで半年前から計画してやっと実現させたものだ。
ソコロ諸島はメキシコ、カルフォルニア半島の先端の瀟洒な港町から約450キロ南下した場所にある。
クルーズにて約24時間。
かつ、シーズンは11月から5月までで、それ以外の季節は天候のため行くことが出来ない。
期間限定な上に、1日がかりで着くまさに夢の孤島なのだ。
6メートル以上のジャイアントマンタをはじめ、丸々に太ったハンマーヘッド、そしてザトウクジラが子育てのためにこの海況にやってくる。
まさにエクアドルのガラパゴス、コスタリカのココ島と並んでここは世界三大「絶海の孤島大物ダイビングサイト」なのである。
ここ以外には、一度は目にしたいと思っていた憧れのカリブ海にやっと行けたことであろう。
ダイビング的にはチョット私の趣向に合わなかったが、
本当に綺麗なコバルトブルーの海、何処までも続く白浜、
豪華なホテルと満喫できた。
他にも今年は特徴的なダイビングが出来て本当に幸運な年であった。
ダイビングの詳しい内容は私のホームページ、ブログを見てください。
さて、来年のダイビングは・・・
年とともに体力も衰え、“絶海の孤島”などと言ってないで、
ユッタリ、マッタリと熱帯魚を楽しむダイビングに趣向変えする時期と思うのだが。
でもガラパゴス、ココ島にも是非行ってみたいと思うし、
まだまだ方向が定まらない今年だが、
楽しいダイビングをこれからも続けて行きたいと思います。