My Fortnight's Dairy

ようこそ私の日記に。ダイビングや旅行を中心に思いついた事柄をつれづれに書き綴ります

2012年11月

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週に二から三回ダイビングへの体力維持のためジムに通っている。
私が行くジムは大型ショッピングセンターの中にあり四階にジム、一階には大きなスーパーがある。

ジムの帰りにこのスーパーでよく買い物をすることがある。

入り口正面に野菜売り場があり、そこでかなりの期間バナナの特売が続いている。

今まで4本一房90円代が永く続いていたが、二、三日前には20本一房ぐらいの片手では持てない大きなバナナが190円、今日は4本一房50円であった。

昔、子供のころ、今のようなスナックなど無く、学校や遊びから帰ったらおやつ代わりにトマトやきゅうりにかぶりついたものだ。

バナナなどは病気など特別な時以外には食べた記憶が無い。

それだけ、バナナは貴重で高く、トマトやきゅうりは安かったのだが、バナナは輸入品でトマト、きゅうりは国産品であるから安いと言うことであった。

しかし、今は逆転している。

今では、船賃や倉庫の費用とともに輸入業者や仲介者を経ている、多くの輸入果物が国産のトマトより安く売られている。

輸入の大きなグレープフルーツが国産の小さなトマトより安くなる原価の仕組みは私には説明できないが、バナナがここまで安くなっている理由は明確だ。

中国の姑息で傲慢な施策によるものだ。

インドに次いで果物バナナの生産が世界第二位であるフィリピンは、インドが殆どを自国内で消費されるのに比べ、主に輸出用に生産されている。

フィリッピンのバナナの主体は「レギュラーバナナ」と言われ、味がさっぱりして、価格が安いく、中国が好んで輸入していた。

それが、今年4月、南シナ海スカボロー礁の領有権争い(根拠無く突然ここはわしの物と言われ異を唱えるのは当たり前だが・・)が先鋭化したことを受け、中国が検疫を強化するという姑息な手段を講じたのだ。

検疫日数が長くなればバナナの品質が悪くなり販売できなくなるため、フィリピンは日本に次ぐ2番目のバナナの輸出先であった中国向けを日本に振り替えざるおえなくなり、そのため値が下がり、日本では少し高いが、甘みのある種のバナナが好まれていたが、今では安いバナナが売り場を席巻してしまったのだ。

最近になって対フィリピンへの対応は元に戻りつつあると言う、その理由は日本に対する“尖閣”問題に対応するために忙しくなったためとある。


この国は国際市場について一体何を考えているのだろう。


更に、今話題になっている問題に「中国の旅券問題」がある。

11月26日付けの日経新聞に

「中国が5月に発給し始めた新デザインのパスポート(旅券)で、南シナ海や領有権を争う国境地帯を「中国領」と取れる描写をしていることがアジア全域に波紋を広げ始めた。

既にインド、ベトナム、フィリピン、台湾が抗議し、一部は対抗措置に乗り出した。

一方、沖縄・尖閣諸島の記載はなく、発行当時はいまほどこの問題を意識していなかったことがにじむ。

中国公安省は5月半ば、国際基準に従いICチップ入りの電子旅券の発行を始め、デザインも一新した。

旅券の前半には中国全土の地図、後半のページには各省の地図が印刷されている。

例えば南シナ海には「網掛け」がしてあり「中国の一部」のように描写している。」
とある。

中国の新旅券に入国印を押せば地図の承認を意味する、と懸念する声が広がり始め、各国は中国の新旅券に、自国の主張に沿った地図を押印する(インド)、「取り消し」と押印(ベトナム)するなど対応策を講じるとともに地図を削除するよう中国側に求めているとのこと。

これに対して、中国外務省の洪磊副報道局長は28日の記者会見で、中国の新旅券が南シナ海全域を中国領かのように描いた地図を載せたことについては「過度に深読みすべきではない。
中国は関係国と意思疎通を深めることを希望している」と語ったとのこと。

いけしゃぁしゃぁとよくいえたものだ。謝りも、修正するともいわない。

中国の狙いは明確で、公的な書類に自国の主張を載せ既成事実を作っていこうとするものだ。


どうして中国はこんなことをし続けるのだろう?

「中国に親しみ」最低の18% 内閣府調査 韓国も急落、39% 」と11月25日付け
日経新聞の記事があった。

中国に「親しみを感じる」と答えた人が前年に比べ8.3ポイント減の18.0%と1978年に同じ質問を始めて以来、最も低くなった。
韓国に「親しみを感じる」も23.0ポイント減の39.2%と急落。

一方、米国に「親しみを感じる」との回答は前年比2.5ポイント増の84.5%、欧州諸国は同4.2ポイント増の68.0%と上昇している。


黄文雄著の「嫌中論 世界中から嫌われる中国」に恫喝、凶悪犯罪、技術盗用、公害バラ撒き、人種差別…。
中国は、できることなら絶交したい迷惑大国だとある。

世界第二位の経済国の中国、いいかげんに分別のある大人の対応が出来る国となってもらいたいものだ。

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ここ最近、ブログやホームページの作成が滞っていた。

それは、何時も使っているノートパソコンのハードディスクが大きな音を出し始め、起動時間も応答速度も極端に遅くなって、イライラして作業が進まなかったためである。

私は新し物好きで、かなり前のNECの88や98の時代からパソコンで遊んでいたため、今でも家には何台ものパソコンがあり、稼働中である。

WindowsXP のものが デスクトップ、ノート、モーバイルPC
Windows7 のものが デスクトップ、ノート
それにAndroidのスマホにタブレット。

どれも健在であり、用途別に使い分けていたが、最近XPのものがやはり年代ものであるがためか不調が目立つようになってきた。

私は、Windows7でのワードやエクセルのインプット作業が慣れなく、ブログやホームページのインプット作業はもっぱらWindowsXPのものに頼っていた。

そこに来て、まず今年の初めにXPのデスクトップのハードディスクがおかしくなり、
現在はデータの保管用にしか使用していない中で唯一の頼りのXPのノートパソコンのハードディスクが不調になってしまったのだ。

XPでしか使用できないダイビングのデータ取り込みソフトもあり、XPのノートパソコンの不調は私にとっては一大問題であるのだ。

この二週間、問題解決に掛かりきりでブログの作成どこではなかったのだ。

まず、ハードディスク(HHD)の不調は、これを交換する必要があるが、どうせならば起動時間などが劇的に短縮できるフラッシュメモリーのSSDに交換することにした。

私の古いパソコンにも対応するSSDをさがしネットで取り寄せた。
しかし、同梱のHHDのデータ引越しソフトがうまくインストールできずソフトメーカーに色々聞いたが原因が分からず、
最終的にはこのソフトがCDドライブからブースト出来ることを教えてもらい何とかHHDのデータをSSDにコピーし、そのSSDをパソコンに組み込むことが出来た。

こう書くと簡単であったように感じられるが、一つずつ作業段階で古いパソコンであるが故の問題も多くあったが何とかやりきり、その成果は苦労した分だけひとしお大きく感じられる。

今まで起動に10分掛かっていたものが1分以内に、応答時間もすばやくなり、何よりもいつ壊れても不思議でないような大きな音に悩ませれていたパソコンが全く音をださず、サクサクと動作してくれるようになったのだ。

これであと二、三年はXPを使い続けることが出来そうだ。


さて、ブログが更新できなかった理由を長々と書いたが、パソコンが不調であったときに読んだ本がサイモン・トイン著「サンクトゥス」だ。

この本の照会文に

「トルコ南部の都市ルインにそびえる城塞――世界最古の巡礼地<シタデル>。
ある日、その頂きから一人の修道士が奇妙な姿で身を投げた。修道士の体内から発見された謎の携帯番号と不可解な暗号。

それは古代よりひた隠しにされてきた城塞の秘密を脅かす、古の預言の序章だった―― 圧倒的スケール感で描かれる超大型ノンストップ宗教ミステリー」

「高度な着想の陰謀サスペンスで、これより期待できるデビュー作など存在しない。 ダン・ブラウンにはさようならだ」

とある。


「謎解き」「歴史」「アクション」 私の好みのキーワード三拍子が揃い、「ダン・ブラウンよさよなら」とあり、さらに今年の秋催行人数に至らず行くことが出来なかったトルコが舞台だ。

言うまでもなく、書店で見かけて即購入した。


「サンクトゥス」とはラテン語で(神聖な)という言葉に当たるが、著者は「聖なる民」の意味としている。

サンクトゥスが古来よりひた隠してきた<神体>を巡る謎解きとアクションであるが、
短い章を積み重ね、何人もの登場人物を描き分けながら、話の転回はスピーディで飽きさせず最後のクライマックスへと突き進んでいく。

しかし息を呑む衝撃のラストと謳っているが、いくら想像の話といっても・・という感想である。

叉、謎解きもあまりストーリの転回に大きな意味を持たせてなく残念である。

著者は20年間、テレビの世界で活躍したあと、作家の世界へと転身し、本書がデビュー作で、全部で3部作とのこと、次作が楽しみだ。


だが、話の転回以上に興味を持ったのは東ローマ帝国のユスティニアヌス1世が建造したガジアンテップ城があるガジアンテップの街の描写である。

ここは古くから交通の要所として栄え、直ぐ近くには、紀元前300年、アレキサンダー大王の時ギリシャの植民都市となりさらに、紀元前64年にローマ帝国に占領され、シルクロード上の中継地点として大いに栄えたゼウグマ町がある。

ここで発見されたローマ時代のモザイク画が有名でガジアンテップの博物館に展示されている。


益々トルコへの興味を沸き立たせる本でもありました。


「サンクトゥス(上、下)」 サイモン・トイン著 
 アルファポリス刊 各1600円

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