
5月18日から27日の10日間、南シナ海の南端部、ボルネオ島のコタキナバルから北西約300kmにある海底2000mから聳え立つ絶海の孤島であるラヤンラヤン島での豪快なダイビングを楽しで来ました。
2年前の5月以来、2度目であるがその豪快さや透明度、飛び交う大物回遊魚などなんら色あせることはなかった。
ここでのダイバーの狙いはハンマーヘッドだ。
世界各国のダイバーがハンマーヘッドを見ようとここに集まってくる。
ハンマー狙いのダイビングは、外洋の水深30mぐらいの中層を、ガイドを先頭に横に展開して、ゆっくり流しながらハンマーヘッドを探すのだが、ガイドの発見の指し示す方向に全員がコンピューターを片目に見ながら一斉にダッシュする。
しかし、そう簡単に見ることが出来ない。
ハンマーヘッドは大抵かなり深いところにおり、ここでのルールは水深40m以下の潜行は禁止なので、途中でやむなく諦めざるを得ないことが多いのだ。
それでは今回のハンマーヘッド成果は、20本(全てがハンマーヘッド狙いとは違うが)のダイビングで3回見ることが出来た。
遠くからの10数匹の群れと近くからの数匹のハンマーへッドであった。
ダイビング雑誌の写真で良く見かける、川の様に流れるハンマーヘッドの群れを一度は見て見たいと思うのだが・・・。
勿論時期によるのだが、ハンマーヘッドが良く見られるというのは4月から5月の初め頃だという。
この時期、ここは収容人数が120人に対して100人以上の人が押しかける大混乱状態だ。
私の滞在時は40,50人であるからやはりユッタリしていた。
単身参加で2人部屋を占有させてもらったし、食堂も、ダイビングも本当に寛ぎながら出来た。
ハンマーヘッドをもっと見たいなら、より高い費用を払って、大混雑を覚悟してゴールデンウイーク中に行くか次回は良く検討しなければと思うが・・・、やはりユッタリダイビングは外せそうに無い。
さて、ダイビングの細かい内容はこれから作成するホームページに委ねるとして、僅か10日間の海外旅行であったが、この間日本国内では経済や政治情勢に大きな動きがあり、ラヤンラヤンではWi-Fiは使えるが食堂やロビーに限られているので詳しく内容を知るまでに至らなかった。
気になったことを、帰国して早速調べてみると、いつものことだが、日本の一部のメディアに自国を貶めるような自虐的な論調があることだ。
まず
「5.23」株価急落だ
23日、東京株式市場で日経平均株価が1143円を超える値下がりとなった。
下落はITバブル崩壊時期の2000年春以来、13年ぶりの大きさで、史上11番目の大きさだという。
これに対して、安倍さん嫌いの「朝日」「毎日」は鬼の首を取ったがごとく扱った。
朝日は「アベノミクスの危うさ露呈」と書き、現在の政策の危うさを強調した。
毎日は「株価上昇や景気回復を、日銀が供給するお金の量を増やすことで実現しようとする考えは安易すぎる」と批判した。
一方で、日経や読売はこの株安は一時的なもの、という評価で、「小休止」、「一時的な調整」といった表現だった。
どうして自国の政策を悪く取り国民を煽動するようなことを云うのだろうか。
殆どの経済評論家は「一時的なもの」言っており、その後、株価は乱高下するも回復への動きが見て取れる。
一日や二日程度の動きで判断し、全否定するような姿勢は如何なものかと思うが・・。
次に橋下氏の「慰安婦問題」への発言だ。
橋下氏の言いたいことは
「日本は無理やり強制的に慰安婦を拉致してそう職業につかせたと批判されているが違うものは違うといわなければならない」
「当時の歴史を調べれば日本だけでなく多くの国で慰安婦制度があった」
ということだと思うが、脱線した言葉尻だけを捉え、反日メディアが大騒ぎする。
ここで論議すべきは国の強制、拉致があったかどうかである。
米国や韓国から日本の品格を貶められることを言われながら何故日本のメディアは反論しないのであろうか。
朝鮮戦争で韓国、米軍が北朝鮮の捕虜達を強制的に慰安婦としたこと、ベトナム戦争での韓国軍のベトナム民間人への暴行、虐殺そして婦女子への強姦、殺人など、米国が戦後日本に慰安所の設置を強制したこと、そして現在の米国軍隊内のセクハラ事件の多発、韓国の性犯罪多発の異常さなど人権問題としてどうして糾弾されないのだろうか。
日本のメディアは本当におかしい、橋下氏があのような発言をしたくなるのも分かる気がする。
そして5月8日付の中国共産党機関紙・人民日報の沖縄帰属問題だ。
何をか言わんやだ。
最近の安倍総理の中国包囲網外交の成果が中国を焦らせている結果であり無視すればいいのだが、中国はどこまで他国に土足で踏み込んでくるのだろうか。
日本のメディアがしっかりと中国の意図を報道しなければならない。
日本の国益を守るために外交と共にメディアも毅然として欲しいものだ。