コスタリカ・ココ島ダイビングへの出発日までやっと20日を切った。
7月11日に旅行料金の残金を振込、これで旅行代金全額を支払ったことになるのだが、この時点で旅行出発日まで60日を切っており、契約によると自己都合でキャンセルすると旅行代金全額(100%)がキャンセル料として取られてしまうことになるのだ。
クルージングの場合、旅行費用の船の部分とその他航空機、ホテルなどの部分では普通キャンセルクローズの内容が違うのだ。
今回のツアーのキャンセル料金は、少し前のブログにも書いたが、
私が最初に申し込んだのが4月の初めで、頭金として20万円振り込んだのだが、すでにこの時点でのキャンセル料金は
「クルーズの部分」の ”180日前より出発当日まで ・・・クルーズ代金の100%”の項目に当てはまっていたことになる。
今考えると、もし頭金を払った後すぐに、何らかの自己都合でキャンセルした場合、頭金の20万円は没収され、さらにはクルーズ部分の費用とされる約60万円との差額40万円を支払わなければならないのだろうか。
行けなくなってしまった旅行に、頭金は仕方がないとしても、さらに追い銭のように差額を支払うことは心情的に納得できないところであるが・・・。
調べてみると、商行為の契約時に最初に支払う金額には色々なものがあることがわかった。
「頭金」、「内金」、「申込証拠金」、「申込金」、「手付金」、「一時金」などがが頭に浮かぶが,
業界によっても意味合いが変わることもあるようだ。
まず、一般的に「頭金」という表現を多く使用することがあるが、「頭金」という言葉は、法律的な意味合いや明確な定義はないらしい。
「頭金」= 「内金」
「頭金」= 「内金」
として使用している場合が多く、
「内金」の大きなポイントは、
・売買代金の一部として支払われるお金
・よって、売買契約は成立している
・簡単には、契約解除ができない
・よって、売買契約は成立している
・簡単には、契約解除ができない
ということらしい。
では、「申込証拠金」は「申込金」と言われることもあり、
”契約の予約”という意味合いになる言葉とのこと。
”契約の予約”という意味合いになる言葉とのこと。
従って、「申込金」又は「申込証拠金」として最初に支払い、契約が成立しない場合は、
・購入をやめたときは、返金される
という点がポイントだ。
ただ、業界によっては返却されないケースもあるとのこと。
そのため、「申込金」を支払った場合は、
「領収書」ではなく「預かり証」が発行されるのが基本らしい。
では、「手付金」は、何が違う?
そのため、「申込金」を支払った場合は、
「領収書」ではなく「預かり証」が発行されるのが基本らしい。
では、「手付金」は、何が違う?
手付金には、
・契約の成立を証拠としての「証約手付」
・契約の解除権の留保を目的とする「解約手付」
・債務不履行があった場合の違約金の性質をもつ「違約手付」
の3つの意味があるが、通常は、「解約手付」を意味していることが多いらしい。
住宅などの購入時、「手付金」を支払うということは、民法557条1項で
・契約の成立を証拠としての「証約手付」
・契約の解除権の留保を目的とする「解約手付」
・債務不履行があった場合の違約金の性質をもつ「違約手付」
の3つの意味があるが、通常は、「解約手付」を意味していることが多いらしい。
住宅などの購入時、「手付金」を支払うということは、民法557条1項で
購入する側の人は、
・手付金を放棄することで契約解除ができる
また、売り主側も
・手付金の2倍のお金を支払うことで契約解除ができる(契約履行前)
という点が特徴らしい。
・手付金を放棄することで契約解除ができる
また、売り主側も
・手付金の2倍のお金を支払うことで契約解除ができる(契約履行前)
という点が特徴らしい。
最後に「一時金」は
賃貸契約の際に賃料とは別に借主が貸主に支払う金銭のことをいい、一般には、次のものが挙げられる。
・敷金 ・保証金 ・権利金 ・礼金 ・更新料などをいい
一時金は商習慣などによりかなり違いがあり、関西、関東、中部と地域差が濃厚だ。
一時金の中には「預かり金」として退去時に返却されるものと、されないもの、一部償却されるものがある。
ただ、本契約前に支払った「一時金」はキャンセルの場合は返却されるようだ。
ややこしい、あまり意識せず使っていたが、その都度十分、注意、確認が必要のようだ。
今回の私が契約した、ココ島ダイビングツアーに当てはめてみると、
旅行会社に電話で空席を確認し、参加する意思を伝えると、それでは・・・と、「頭金」または「申込金」(どちらをいわれたのか覚えていないが)を支払ってくださいとのことで、振込を行った。
4月6日に頭金(?)を振込み、そして7月11日に最終的に残金の振込をしたのだが、4月から7月の最終振込時までの3か月余りの間に、もし自己都合でキャンセルする必要が出た場合、頭金(?)では足らないキャンセル料金の差額を上乗せして支払う必要があるのか、はたまた、そんなことはないと思うが、頭金(?)が戻ってくるのか、あまり確認もせずに契約していたのだ。
そんな最悪な事象が発生しなかったからよかったが、もしかしたら、喧々諤々、大騒ぎになるところだったかも。
実態はどうであったか?、旅行会社からの最終残金払込みの請求書を見てみると
旅行代金: zzz円
お申込金: 0円
残金: xxx円(今回の支払請求金額)
入金済額: yyy円
と書いてあった。
このことは私が支払った前払い金は
全体の中の一部を示す「内金」の扱いのようで、この事はすでに契約はされており、簡単に契約解除は出来ない(決められたキャンセル料金の支払いが必要)ものであったようだ。
金額が高く、キャンセル料の支払いが厳しいツアーは、今回は問題なかったが、今後は十分な確認が必要と反省しきりだ。
さて、出発まであと2週間ちょっと、この間病気や怪我などしないよう十分注意しないと、せっかくここまで来たのに・・・・と、悔やむことになってしまう。
今回のココ島ダイビングクルージングツアーは、予約してから出発まで長期間待たされ上、キャンセル料金などに悩まされるが、いい状況の変化もある。
春ごろには、この夏にエルニーニョが発生か? と報じられたが、最近の予想ではかなり遅れると変わってきているのだ。
もう一つは防水ケースなしで水深25mまで水中撮影可能なカメラが発売され、即購入したことだ。
まず、エルニーニョの件は
8月11日付けの日経新聞に
「エルニーニョ、秋から冬にかけて発生する可能性低下、気象庁」
気象庁は11日、ペルー沖のエルニーニョ現象について、秋から冬にかけて発生する可能性がこれまでよりもやや低下したとする観測結果を発表した。
当初は今夏の発生を予測。その後の7月に「秋から冬にかけて発生の可能性が高い」としていたが、今回はさらに内容を下方修正した。
とあった。
エルニーニョ現象は太平洋東部赤道海域で海面水温の高い状態が続く現象で、異常気象の原因となるものだ。
太平洋の赤道付近では普段、東から西へ貿易風が吹いているが、時に風向きが逆転する。
これが西風バーストで、海水温の分布を大きく変えて「エルニーニョ」のきっかけをつくることがある。
ダイビングへの影響面から見てみると、
地球の海底のを数千年かけてゆっくり流れる、冷たく栄養分を豊富に含んだ深層水(熱塩循環)はアメリカ大陸の西岸にぶつかり海面まで上昇すると、太陽の日射によりプランクトンが大量に発生し、小魚が集まり、それを狙う大型魚類も回遊する豊かな海となる。
だが、西風が強く吹くと、海面の暖かい海水がペルー沖まで押しやられ、冷たい深層水の上昇が抑えられ、プランクトンが発生しにくくなり、魚も少なくなってしまうのだ。
ダイビングでは見れる魚が少ないとか、冷たい水を好むハンマーヘッドが海面近くまで上がってこないため見ることが出来ないとかいう問題ですむが、エルニーニョの発生は冷夏などの異常気象をもたらし、世界中の農作物に影響を与えると共に、小魚の発生が少ないということは、それを捕食する海洋生物が繁殖をやめてしまうような生態系に大きな影響を与える大問題なのだ。

何はともあれ、エルニーニョの発生の可能性が後退したということは、世界の気象、食糧、生態系にとって喜ばしいことであるとともに、私共ダイバーにとっても、小物や大物が乱舞する豊穣の海を存分に見ることが出来ることで、ますます期待が膨らむ所以である。
それにしても、最近の異常気象は驚きの連続だ。
6月24日、首都圏に大量の雹(ひょう)が降り「あっという間に真っ白に」となったかと思えば、50年に1度起きるかどうかの異常事態に対して出される特別警報(台風の場合、死者・行方不明者が5000人を超えた1959年の伊勢湾台風級が予想されるときに出す)が7月に沖縄に発令された。

更に今月20日未明に広島に局地的な豪雨による土砂崩れが発生して多くの人がなくなっている。
この時の雨量が半端でない。
20日午前3時50分ごろ、安佐北区で1時間雨量が120ミリを超えため、「記録的短時間大雨情報」がだされたが、午前4時半までの3時間雨量は観測史上最大の217ミリに達し、平年の8月1カ月雨量(143ミリ)を上回ったとのこと。

人間の活動により世界の平均気温が上がっているとされるが、現在は気温の上昇にブレーキがかかったようになっているらしい。
これは、地球の受け取る熱が太平洋の深層に蓄積されやすい状態になっているためらしく、海がより多くの熱を吸収するので大気の温められ方が弱く、気温上昇が抑えられているとのこと。
何かのきっかけでこの状態が崩れ、海から大気へ急激な熱量の転換が起きれば、大気の流れに変調をきたし、世界各地で豪雨や竜巻、干ばつなどが頻発る恐れがある。
コンピュータによる天候予測技術は進歩しているが、まだまだ地球規模の巨大な気候変動メカニズムを解き明かすことは難しいようだ。
日々災害に個々に備えろということか。
さて、最後にダイバーにとって嬉しいカメラが発売された.
8月6日付けの日経新聞の新製品紹介欄に オリンパス、リコーイメージング、キヤノン3社の
アウトドアで気兼ねなく使えるという防水コンパクトデジタルカメラの紹介記事が掲載されていた。
それによると、各社ともアウトドア使用を念頭に堅牢性と防水性機能を向上させ、更に、顕微鏡のような拡大撮影や全地球測位システム(GPS)による位置情報記録など機能も充実し、さらには防水ケースなしでスキューバダイビングに使えるような機種も登場したとある。

私は現在ダイビング用に、「オリンパスμTough」というカメラを防水ケースに入れ、大きな魚眼レンズをつけ、フラッシュライトと最近購入した「Sony Action Cam」(頭等につける小型ビデオ)をとりつけて使用しているが、何しろ嵩が大きく、重たく機動性がないことに不満を持っていた。
そんな中、デジカメむき出しで水深25mまで撮影可能というカメラがCanonから発売されたのを知り、口コミなどを調べてみると、”水深25mまでの撮影は何ら問題なく、34mまで潜っても本体は壊れることなく、ただ、水深が25m以上になると水圧で操作ボタンが常に押されて撮影は出来なかった”などと書かれていた。
勿論、即購入したのはいうまでもない。
水中撮影するダイバーなら誰しもが、防水ケースのシールのケアーに神経を尖らしている。
が、このカメラであれば気楽にジャケットのポケットにでもいれて飛び込めるのだ。
ダイビングスタイルが大きく変わるかもしれない。
だが、やはり水中写真にはライトが不可欠で、このカメラについているフラッシュはレンズの直ぐそばにありダストの映り込みが心配だ。
結局、今の装備も持って入らなければいい写真は撮れないのかもしれない。
ということは、ダイビングに行くときは オリンパス、ソニー、イノン(フラッシュライト)、パナソニック(陸用一眼)に加えてキャノン(今回購入のD30)用の充電器、予備電池及び記録用メディアを持ち運ばなければならなくなってしまったことになる。
今でも30kgを超す荷物で、少しでもを軽減しなければならない時に逆行することになってしまったが、大、小のカメラ、その場その場にあった使い方をすればよりいい写真が撮れるかもしれないと期待しよう、
エルニーニョは後退し、ハンマーヘッドの大群の出現も見込め、新しいカメラも手に入れて、より楽しいダイビングが期待できそうだ。