My Fortnight's Dairy

ようこそ私の日記に。ダイビングや旅行を中心に思いついた事柄をつれづれに書き綴ります

2014年11月

119日の週、および16日の週と二度にわたり、ゆっくりと日本の美しい紅葉と温泉そしておいしい食事などを楽しむことが出来た。
が、その間、4日に行われた米国の中間選挙で共和党が上下両院で過半数を奪うという圧勝した結果がじわじわと世界情勢や経済に影響を及ぼし始めて来ている。
 
しかし、その結果に反発するがごとく騒々しく、傍迷惑な動きをするのは隣国の国々だ。
 
 
まずは楽しく、癒された紅葉ツアーの話から
 
第一弾は9日から一泊どまりのバス旅行で、大山、蒜山高原そして出雲大社へお詣りして本命の足立美術館を見学するツアーだ。
 
初日は生憎の雨で大山の紅葉も少しくすむで見えましたが、逆にしっとりした趣のある秋の風景を楽しめました。
あまり期待していなかったが、途中寄った神庭の滝(岡山県真庭市神庭 :国の名勝の一つで、日本の滝百選や日本百景に選ばれている)は雨のためか、水量も多く、高さ110m、幅20mの断崖絶壁を落下する滝は豪快そのものでした。
 
イメージ 1
                豪快な神庭の滝 雨で水量が増えているようです
 
イメージ 3
雨に煙る大山寺周辺
 
翌日は快晴で出雲大社、足立美術館を見学しましがやはり足立美術館の日本庭園は素晴らしかった。
 
この足立美術館は、昭和45年、地元安来出身の実業家、足立全康氏によって開館されたもので島根県の登録博物館である。
 
ここには日本画の巨匠 横山大観の130点にもおよぶ作品をはじめとする近代日本画と、料理人として陶芸家としても名を馳せた北大路魯山人などの陶芸作品が集められ、さらにおよそ13000坪の日本庭園が融合された美術館として有名である。
 
 
この美術館の日本庭園は米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の日本庭園ランキングで、かの有名な桂離宮を抑え、11年連続第1位に輝き名実ともに世界一の日本庭園として名を轟かせている強者だ。

ここの庭園は館内の日本画の風情に合うように「枯山水庭」、「白砂青松庭」、「苔庭」、「池庭」のようにテーマを持って作られている。
特に「白砂青松庭」は横山大観の名作「白沙青松」をイメージした庭で、四季折々に趣を変える庭園であるが、白砂に青い木々そして真っ赤に紅葉したもみじなどのコントラストが本当に素晴らしく、見る人の心を静かに癒してくれる。
 
 
広い駐車場に観光バスがいっぱいになるほど観光客が多かったが、皆この美しい庭園にただじっと静かにたたずんでいたのが印象的だった。
 
イメージ 2
足立美術館 本当にきれいな庭園です
 
 
更に、翌週の16日からはある旅行会社が「ひとりリッチな旅 「九年庵」特別公開とおとなの九州紅葉散歩3日間」と銘打つツアーに参加しました。
 
ひとりリッチな旅と云うだけあって、グループやカップルの参加はだめと、一人旅の人に、ゆっくりとプライベートな時間が過ごせるように配慮された少し高めのツアーだ。
 
初日は博多から佐賀・鍋島藩の第28代武雄領主・鍋島茂義公が3年がかりで完成させたという、15万坪の敷地を誇る国登録記念物の御船山楽園や海の紅葉と呼ばれる東予賀海岸のシチメンソウの群生を見て古湯温泉・ONCRIに宿泊。
 
御船山楽園は300万年前、有明海から隆起して出来た雄々しい山、御船山の断崖を借景とした壮大な池泉回遊式庭園で、春は二十万本のつつじ、五千本の桜そして樹齢170年の大藤。
秋は広大な庭園一杯に広がる紅、橙、黄色のもみじの重なりが楽しめる。
 
佐賀県の誇る観光地とあって観光客でいっぱいであったが、ひょうたん型の小さな池の周りに真っ赤に燃えるようなカエデ群が静かな水面映り込む姿は圧巻でひと時人混みの喧騒を忘れさせてくれる。
 
イメージ 4
御船山楽園 秋のもみじ春のつつじも綺麗
 
 
ライトアップサービスもあり写真を見ると本当に幻想的な景色で今度ゆっくりと訪れてみたい所だ。
 
 
二日目はわずか9日間の秋の特別公開をする九年庵や紅葉と緑の苔のコントラストが見事な大興善寺などを訪ね、アーバンリゾートホテル・アゴーラ福岡山の上ホテル&スパに宿泊した。
 
二日目のハイライトは佐賀の大実業家、伊丹弥太郎が1892(明治25)年から9年かけて築いたという九年庵だ。
 
ここの庭園は雲仙岳と筑紫平野を借景として、紅葉と庭一面に広がる緑の苔のコントラストは鮮やかで国の名勝で、毎年1115日から23日の9日間のみ一般公開されるという中々見ることが出来ないところだ。
 
そのためか、観光客の数は想像以上だ。
九年庵の駐車場につく前から長い渋滞が起き、車を降りてからも九年庵の入り口まで生憎の小雨で傘さす長い行列でき、やっと中に入っても決められたルートを前の人の背中にくっつきながらの見学であった。
 
しかし、じゅうたんを敷き詰めたような苔の緑と微妙に色あいの異なる幾種類もの紅葉と古びた茅葺屋根が小雨で霞むような周りの山々とひとつに溶けあい小さな別世界のようだった。
 
苦労しても行く価値が在るところだ。
 
イメージ 5
大変混雑していたが、多くの人を惹きつけるものがある
 
 
 
次に訪れたのは佐賀の県境、契山のふもとにある、1300年近い歴史を持つ古刹で紅葉名所として知られている大興善寺だ。
 
長い急な石段を登りきると大きな仁王門がみえ、そこから覗き見る紅葉は見事で汗ばむ体への一服の清涼剤だ。
 
ここは九年庵と違って人も少なく、山腹にいくつもの小道が作られ、上から、下から、そして横からと緑の木々の間に点在する真っ赤な紅葉を静かに、じっくりと角度を変えてみることができる趣のあるところだ。
 
イメージ 6
佐賀・大興善寺 静かで赤と緑のコントラストが素晴らしい
 
 
最終日は筑豊の炭鉱王の贅を尽くした旧伊藤伝右衛門邸や小倉城の勝山公園の紅葉をゆっくりと見学した後新幹線で神戸に帰った。
 
旧伊藤伝衛門邸は最近NHK連続ドラマ「花子とアン」に取り上げられたため、観光客が激増してゆっくり見ることが出来なかった。
 
旧伊藤伝衛門邸は伝右衛門が52歳の時1911年(明治44年)に伯爵柳原前光の娘・燁子(歌人 柳原白蓮 25歳)を花嫁として迎え入れるに当たり、日本建築の粋を集めて改築されており、特に白蓮の2階の居室は日本庭園を一望できる見晴らしの良い部屋で、銀箔で作られた押入れなど豪華絢爛な造りとなっている。

伝右衛門と白蓮は共に約10年間の時をこの地で過ごすが、後に白蓮は若い宮崎龍介と駆け落ちし、離縁状を新聞に掲載する「白蓮」事件を起こし、再びこの屋敷に帰ることはなかったという。
 
姦通罪があった時代、まさに命がけの恋を貫いた白蓮の面影を探そうにもあまりにもの人混みでそんな雰囲気は微塵にも感じられなかったのは残念であった。
 
イメージ 7
旧伊藤伝衛門宅 二階部分が白蓮のために改築された
上の写真は食堂で広い庭が一望に見渡せる
      
 
宿泊は一泊目は佐賀県脊振山の懐の時を忘れるほど静かといわれる古湯温泉。
二泊目は福岡の高台にあるアーバンリゾートホテル・アゴーラ福岡山の上ホテル&スパで共に静かで落ち着いた大人の雰囲気の中豪華で美味しい食事を堪能することが出来た。
 
イメージ 8
宿泊したホテル 上が佐賀 古湯温泉・ONCRI
下がアーバンリゾートホテル・アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ
共に静かで豪華なホテルだ
 
 
日本の美しい紅葉と自然に囲まれた静かなホテルでの温泉と豪華な食事を楽しんだ短い期間であったが、騒々しいお隣の国々はしっかりと破廉恥に精を出しています。
 
 
今月4日の米国中間選挙では共和党が上下両院で過半数を確保し、弱腰のオバマ大統領にカツを入れることになった。
 
 
早速今月20日、米議会や米政府幹部、諮問機関などが、一斉に中国の南シナ海、東シナ海での挑発行為やサイバー攻撃、軍拡を批判・牽制する動きを見せた。
 
これに先立ち日経新聞の記事によると、オバマ米大統領は15日、オーストラリア東部ブリスベンで演説し、米国が中東情勢などに労力を費やす中でも、アジア重視戦略を維持し、包括的な関与を強化する方針を表明した。
 
大統領は「きょう私がここにいるのは、アジア太平洋における米国の指導力が、私の外交政策の常に基軸であるということを述べるためだ」と指摘。
 
 「大国が小国を脅かす威圧や威嚇ではなく、相互安全保障と国際法・規範、平和的解決を基本にしなければならない」と、中国に改めて要求を突きつけた。
「同盟国に対する米国の防衛義務への決意に、疑いをもつべきではない」とも述べ、中国を牽制した。
 
やっと米会議や大統領は国際常識やルールを無視する横暴で理不尽な中国に対し正面から立ち向かう姿勢を見せたのだ。
 
 
しかし、図に乗った中国はお構いなしだ。
 
 
21日の産経ニュースによると、米国防総省筋は21日、南シナ海のスプラトリー諸島のファイアリークロス礁で中国が大規模な埋め立て工事を行い、人工島を建設していることを確認し、「軍事用滑走路を建設するとみられる」と指摘した。
 
一方、国際軍事専門誌IHSジェーンズ・ディフェンス・ウイークリーは同日、同礁の人工島を撮影した衛星画像を公開した。
 
人工島は全長3000メートル、幅200300メートル。
人工島とは別に、同礁の東側には大規模な軍港施設も建設されており、国防総省筋は、中国海軍艦船やタンカーが接岸できる規模だとしている。
 
他にも、ジョンソン南礁、ガベン礁とクアテロン(華陽)礁でも埋立工事に着手しているという。
 
イメージ 9
IHSジェーンズ・ディフェンス・ウイークリーが発表した
ファイアリークロス礁の埋立工事写真
 
 
中国が軍事拠点の構築と拡張を急ぐのは、中国本土から遠い南シナ海で遠征作戦能力を確保しようとしているためだ。空母の運用などに加え、一連の拠点を使って米軍の行動を阻止する航空機と艦船、対空ミサイルなどによる軍事作戦の実施や、南シナ海に防空圏を拡大した場合の戦闘機の緊急発進が可能となる。
 
 
そして24日の日経新聞では中国外務省報道局長が記者会見で「中国 南沙諸島の滑走路建設を認める」という記事があったが、その言いぐさがいい。
 
「中国は南沙諸島に争う余地のない主権を有している」と応じ、滑走路の建設を事実上認めたが、「周辺海域で捜索・救助作業を実施して国際貢献をするのに必要だ」とも主張した。
さらに「米国などからの中国への批判には「いかなる他の国にも中国の活動をあれこれ言うべきではない」と反発した。
 
中国はおかしな国だ、他国から指摘されると「文句言うな」と言い、他国には、特に日本には「靖国に行くなと」文句つける。
ダブルスタンダーの典型的な国だ。
 
 
そして中国のサンゴ密漁船だ。
 
自分の子供たちが、他人の敷地内に入って物を盗みまくっているのを見てそれを止めようとしない親がいるのだろうか?
 
中国は口では取り締まると言うが、一向に行動に移す気配がない。
こんな非常識で破廉恥な国や国民は知らない。
 
 
日本はやっと領海外退去から密漁船一斉摘発へ転換するようだ。
 
21日の日本経済新聞によると
海上保安庁は21日、全国から複数の巡視船を現場海域に追加派遣し、同日未明から一斉摘発に乗り出した。
これまでは外国漁船を領海外に追い出すことを優先していたが、夜間に集中的に操業するなど密漁が悪質化していることから、積極的に漁船を拿捕して摘発する方針に切り替えた。
とのこと。
 
それでも同諸島周辺で10月以降に逮捕された中国人船長はたったの計8人だという。
 
もっとどんどんやれと強く言いたい。
 
 
韓国も苛立つおかしな国だ。
 
 
最近スウェーデン家具大手イケアが、韓国での出店第一号を目前にして「日本海」表示で騒動に巻き込まれているという。
イケアが販売している米国、欧州向けの地図に「Sea of Japan」(日本海)のみの表示で「東海」の表示が無いといちゃもんつけているのだ。
 
韓国内で販売しているものでないと釈明しても聞かず、ソウル駅でのイケア出店イベントが前日にドタキャンされてしまった。
 
 7月に在韓国日本大使館主催の「自衛隊創設60周年の記念行事」がロッテホテルで開催予定であったがやはり前日にドタキャンされてしまった。
 
韓国では商契約など一方的に破棄することはなんでもない、自国の憲法、二国間協定でも平気で無視してしまう。
 
 
産経新聞の加藤達也前ソウル支局長が韓国の朴槿恵大統領に対する名誉毀損で在宅起訴された問題でもそうだ。
自国の記者はおとがめなく、産経新聞憎しということで、民主主義の根本条件である言論の自由さえ捻じ曲げてしまう。
 
本当に理解不能な国だ。
 
 「国連は常に、普遍的な人権を擁護するため、『報道の自由』や『表現の自由』を尊重する側に立つ」
と明言するも韓国出身の潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が事実上、沈黙を保っている。
 
国連として加藤前支局長の問題で明確なメッセージを出せないことに疑問を抱く声も関係者の中でも多いと聞く。
 
一方で国連は8月20日、アフガニスタン大統領選の記事をめぐり、アフガン政府が米紙ニューヨーク・タイムズの記者を出国禁止にするなどした件で、「記者を脅かす行為を懸念する」との声明を発表している。
 

藩氏は国連史における最悪の事務総長というレッテルをはられている。
“無力な傍観者”“どこにもいない男”というありがたくない形容も枚挙にいとまがない。
 
何故何もしないのか?
 
潘氏は2016年までつつがなく事務総長の任期を終え、そのあと韓国大統領職に関心を抱いており、まず無難に終えたい、そしてさらに潘氏が韓国内での評判が悪くなるのを恐れて朴大統領を批判できず、沈黙しているとのこと。
 
 
確かに韓国人である藩氏は少しでも日本の肩を持つことを言ったらどうなるかを
自国民の性格を良く知っているため”沈黙”が一番と決め込んでいるのであろう。
 
 
どうしてこうもお隣の国々はおかしなことが多いのだろうか?。
お隣が正常で、日本がおかしいのだろうか?。
 
色々な機関が国同士の比較しているが日本は上位に大抵位置している。
 
たとえば、英エコノミスト誌などが6月に発表した2014年度の「良い国指数」(Good Country Index・GCI)では調査対象国125カ国中、日本は25位、韓国47位、中国に至っては107位だ。
 
やはり日本が正常なのだ。
もっと、もっと、強くお隣に日本を主張して行こう。遠慮など無用だ。
 
 
お隣を取り巻く経済も大きく動いているようです。
次回でも纏めてみたいと思います。

久しぶりに日本の綺麗な紅葉を眺め、ゆっくりと温泉に入り、おいしい食事を楽しもうと、明日から2週にわたって中国、九州方面に行ってきます。
 
まず、明日からは一泊どまりで大山、蒜山高原そして出雲大社へお詣りして本命の足立美術館を見学する。
 
年に1回、元会社の同僚たちと家族同伴での一泊バス旅行で、今回は山陰地方の紅葉めぐりだ。
 
中でも、私が期待しているのが島根県安来市にある足立美術館だ。
 
この美術館は昭和45年、地元安来出身の実業家、足立全康氏によって開館されたもので島根県の登録博物館である。
 
ここには日本画の巨匠横山大観の130点にもおよぶ作品をはじめとする近代日本画と、料理人として陶芸家としても名を馳せた北大路魯山人などの陶芸作品が集められ、さらにおよそ13000坪の日本庭園が融合された美術館として有名である。
 
 
この美術館の日本庭園は米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の日本庭園ランキングで、かの有名な桂離宮を抑え、11年連続第1位に輝き名実ともに世界一の日本庭園として名を轟かせている強者だ。

ここの庭園は館内の日本画の風情に合うように「枯山水庭」、「白砂青松庭」、「苔庭」、「池庭」のようにテーマを持って作られ、大きく広がる閑雅な風情は、見る人の心を静かに癒してくれるという。
 
 
特に「白砂青松庭」は横山大観の名作「白沙青松」をイメージした庭で、白砂と松のコントラストが印象的という。
 
イメージ 1
        足立美術館の日本庭園写真 ホームページより
      
美しい日本庭園をじっくりとご覧ください インターネットより
 
ちょっと天気が心配だが、初秋のひと時ゆっくりと日本庭園で癒されたいものだ。
 

更に、翌週はある旅行会社が「ひとりリッチな旅 「九年庵」特別公開とおとなの九州紅葉散歩3日間」と銘打つツアーに参加します。
 
ひとりリッチな旅と云うだけあって、グループやカップルの参加はだめと、一人旅の人に、ゆっくりとプライベートな時間が過ごせるように配慮されており、移動は新幹線グリー車、宿泊は自然に囲まれたこだわりの温泉一流クラスの旅館やホテルに、夕食には日本各地の素材を吟味した和会席とある。
 
初日は博多から佐賀・鍋島藩の第28代武雄領主・鍋島茂義公が3年がかりで完成させたという、15万坪の敷地を誇る国登録記念物の御船山楽園や海の紅葉と呼ばれる東予賀海岸のシチメンソウの群生を見て古湯温泉・ONCRIに宿泊。
 
イメージ 2
御船山楽園の美しい景色
 イメージ 3
海の紅葉と呼ばれる東予賀海岸のシチメンソウの群生
 
翌日にはわずか9日間の秋の特別公開をする九年庵や紅葉と緑の苔のコントラストが見事な大興善寺などを訪ね、アーバンリゾートホテル・アゴーラ福岡山の上ホテル&スパに宿泊。
 
イメージ 4
紅葉と緑の苔のコントラストが見事な大興善寺
      
最終日は筑豊の炭鉱王の贅を尽くした旧伊藤伝右衛門邸や勝山公園の紅葉をゆっくりと見学した後新幹線で新神戸に帰るツアーだ。
 
中でもハイライトは佐賀の大実業家、伊丹弥太郎が1892(明治25)年から9年かけて築いたという九年庵だ。
 
ここの庭園は雲仙岳と筑紫平野を借景として、紅葉と庭一面に広がる緑の苔のコントラストは鮮やかで国の名勝で、毎年1115日から23日の9日間のみ一般公開されるという中々見ることが出来ないところだ。
 
イメージ 5
年に九日間しか一般公開されない「九年庵」
 
 
美しい紅葉と美味しい食事に寛ぎのホテル・・・・期待に胸ふくらませるところだが、いつも楽しみに水差すのはお隣中国の傍若無人な振る舞いだ。
 
 
小笠原諸島や伊豆諸島の周辺の日本の領海と排他的経済水域(EEZ)に中国のサンゴ密漁船とみられる外国漁船が多数押し寄せている問題だが、
 
どうして中国という国、そして国民は他国の財産を強奪しても平気な顔をしていられるのだろうか?
 
日本の国や漁民が協力して保護につとめてきた資源を根こそぎに強奪する違法行為で、憤りを禁じ得ない。
 
他人のものを盗むような人はどこの国にも少なからず居るだろうが、中国のように他国の庭に平然と隊をなして入りこみ、貴重な財産を盗み取って行く行為は今だかって知らない。
 
中国政府は自国の国民が盗賊行為を行っているを知りながら、何ら具体的な取り締まりや、盗賊行為などをやめて強制的に帰国するような指示も出してない(?)。
 
この中国漁船による宝石サンゴ密漁は世界自然遺産に登録された小笠原諸島の周辺や伊豆諸島周辺で急増している問題で、海上保安庁は、複数の大型巡視船を投入し、取り締まりを強化しており、違法操業していた中国人船長らを相次いで逮捕した。
だが、多くの船は、小笠原諸島や伊豆諸島の周辺海域に居座ったままだ。
10月末には、中国漁船とみられる船が200隻以上も確認されたという。
 
この海域では、水深100メートル以上の海底に、宝飾品となる希少な「宝石サンゴ」が生息している。
中国漁船はこの宝石サンゴを重石を付けた網を流し、何でもかんでも根こそぎ取ってしまうという荒っぽい方法で採っているのだ。

 
イメージ 6
 イメージ 8
 
 
 
 
 
 
         小笠原諸島近海に現れた中国漁船
 
イメージ 7
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                   根こそぎ採る漁法 インターネットより
 
宝石サンゴの採取には、日本漁船でも許可が要る。
資源管理や生態系保護を無視した中国密漁船の乱獲が続けば、日本の貴重な生物資源は危機に瀕てしまう。
 
中国は、国内法でサンゴの採取を厳しく禁じている。赤サンゴはパンダやトキと同様、国が重点的に保護する対象の野生生物だ。
母国での厳罰を避けるように、中国漁民が日本の海を荒らし回る現状は看過できない。
 
密漁横行の背景には、中国での赤サンゴの高騰があり、上海では、5年前の4倍以上の1グラム約15万円で販売されているという。
中国の不動産市況が悪化し、経済成長が減速する中、投機マネーが流入しているのではないかといわれている。
 
この問題に対して
中国外務省の華春瑩報道官は「我々は事態の深刻さを認識しており、中国漁船に『法律に従い操業するよう』警告した」と発表した。
しかしその一方で、日本側に対し「取締りは丁寧に、理性的、抑制的に行い、事態を適切に処理するよう望む」と注文をつけたと報道されている。
 
 
先月15日、防衛省統合幕僚監部は、2014年度上半期(4~9月)の航空自衛隊機の緊急発進の回数が533回となり、前年同期に比べて7割増え、比較可能な03年度以降、半期ベースで過去最多だった。ロシア機向けが全体の61%、中国機が38%を占めた。
 
中国機は4割増で、東シナ海上の沖縄県・尖閣諸島周辺などで活動する戦闘機への緊急発進が多かったが期間中の領空侵犯はなかったと発表した。
 
これに対し中国は、「日本の行為は空の安全に関わる問題の根本的な原因になっており、やめるよう求める」と批判した。

なんでも問題の原因を自らが作り、相手に文句言われると、相手側に問題があると強弁するのが中国の常套手段であるが、今回の赤サンゴ密漁問題に関しては「法律違反」であることを認めているが、そこまでで、逆に日本に中国の強盗団を「丁寧」に扱えと注文つけて、止めさそうとはしていない。
 
 
今回の中国漁船の赤サンゴ密漁は単なる「密漁」問題だけなのか、色々な憶測が飛び交っているが、中国が領域拡大意志を持って動く時は、歴史より明らかなように、必ず漁民が先兵となって出動して、問題を起こさせ、自国民保護の目的で軍隊が出て、駐留させ、統治化していく手法を用いている。
 
 
今回の場合では小笠原諸島を領土化しようとするような意志は無いであろうが、日中首脳会談を開催する条件の一つに「尖閣諸島の領土問題の存在を認める」ことを中国は主張しており、認めなければ中国の漁船によるこの種の威嚇が頻発するぞと脅しているとか、
 
中間選挙により弱体化したオバマ政権の考えや出方を占うために日本を挑発しているとか、
 
産経新聞のネット記事に
東海大学の山田吉彦教授(海洋政策)は「数十隻ならまだしも、200隻以上に増えれば単なる密漁目的とは考えにくい」と指摘し、中国漁船が領海に侵入し、島から見える距離まで大胆に近づいている状況などから「日本の海上警備態勢への挑発の意味合いもあるのではと
 
また、上記山田氏は
「中国海軍は事実上、第1列島線(九州を起点に、沖縄、台湾、フィリピン、ボルネオ島に至るライン)を突破した。次は、第2列島線(伊豆諸島を起点に、小笠原諸島、グアム・サイパン、パプアニューギニアに至るライン)を突破し、西太平洋の覇権を握ろうと狙っている。その下準備の可能性が高い」とも分析している。
 
 
いずれにしても対中国に関して弱腰はダメだ。弱みや配慮を見せればすぐに付け込んでくるだけだ。
 
あの韓国でも中国の密漁船に銃撃を持って対処したし、2年ほど前には小国パラオが銃撃で中国の密漁船を拿捕している。
 
銃撃が良しといってるわけではないが、毅然な態度で立ち向かい、国際世論を味方につけAPECや国際会議で堂々と中国を非難して辞めさせるべきだ。
 
 
 
国民性の違いを定量化したホフステッド指数というのをご存知だろうか?
 
企業が外国に進出する際、その国の国民性を良く知らないと成功できないということで、ヘールト・ホフステッドは米IBMの世界40カ国11万人の従業員に行動様式と価値観に関するアンケート調査を行い、1980年にその国の文化と国民性を数値で表すことのできる「ホフステッド指数」を開発した。
 
その国独自の文化や人々の行動様式は、その国の様々な社会的要素、たとえば労働法や商習慣、歴史や宗教、人生設計や家族観、社会の階層構造や経済の発展段階などが複雑に絡み合って成立しているものであが、
ホフステッドはその国の文化・国民性を端的に表す指標として、次の5項目を挙げて指数化した。
 
(1)個人主義指数(Individualism):IDV
(2)権力に対する姿勢(Power Distance):PDI
(3)不確実性に対する姿勢(Uncertainty avoidance):UAI
(4)"男らしさ"Masculinity、競争志向・自己主張の強さ):MAS
(5)長期主義Long-term versus short-term orientation ):LTO
 
そのホフステッド指数を活用した「国民性分析」によると、
 
 

イメージ 9
     日本、米国、中国の国民性の比較 50が平均それより高ければ
        その傾向が強い インターネットより
 
 
日本人と価値観や行動様式が最も近い国はハンガリー(1番目)とポーランド(2番目)。
 
日本と同じアジアの国である韓国(39番目)や中国(47番目)は、意外にも欧州のドイツ(8番目)やフランス(28番目)よりも離れている。
 
マレーシア(61番目)やシンガポール(64番目)に至っては、米国(41番目)や英国(49番目)と比べても価値観や行動様式が異なっているというのが興味深い。
という結果が出ている。
 
今、歴史認識や領土問題で色々問題を抱えているお隣中国と韓国、同じアジア圏で漢字を使う国だとか、韓国とは同じ儒教国だから根っこは同じだから黙っていても分かってくれるはずだなどの考え方は全く通用しない。
 
欧州の国々より国民性が違うことを前提にことを進めなければいけないことがよくわかる。
 
特に中国はIDV(個人主義)とUAI(不確実回避)が特に低く、極めて集団主義的で、かつ、不確実性回避傾向が弱い。
後者に至っては日本と真逆の傾向があり、法律遵守に対する意識の弱さなどが見られるという。
 
 
国際常識や、ルール、法律を守らない中国民族は、自国の空気、水、大地そして海まで回復不能な状態まで汚染し、今度は自己欲望におもむくまま他国の資源を平気で冒していく危険極まる状況だ。
 
 
日中首脳会談も「日中両政府の4合意文章」なるものが交わされ、3年ぶりに開催されることになった。
 
今回の合意文書は中国の強請に日本が少し抵抗を示した感じだが、白を黒と平気でいうしたたかな国だが、安倍さんは理は日本にあることを常に念頭に置き、言うべきことはしっかりと言って欲しいものだ。
 
 
美しい日本の紅葉を見ながら、この日本が、悪しき中国の”汚染”で損なわれないよう切に祈りながら安倍さんの活躍を見守りたいと思います。
 

↑このページのトップヘ