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周参見の宣伝文句の「ケンケン鰹」や「美人湯」だけでなく「大物回遊魚」が楽しめるという言葉(詳細な経緯については前回のブログを参照ください)につられて、
周参見のダイビングに先週末(4月4日~6日)行ってきました。
天気は快晴で風もなく、波もないという絶好のダイビング日よりでしたが、
しかし、水の中は水温16~17℃で冷たく、近場は“春にごり”で視界はいまひとつでした。

今回のダイビングは私が免許を取得したダイビングショップの皆さんと行きました。

インストラクター1名、メンバー3名のゆったりとして、和気藹々ムードのダイビングツアーでした。

年齢構成がこれまた、60歳台、40歳代、30歳台、そして10歳台と3世代も違う構成で、てんでばらばらになるかと思いきや、ダイビングという共通和話題があるためか、行き返りの車の中でも話題も尽きず大変楽しいダイビングツアーでした。

今回は正月の西表島(亜熱帯ということで、ウエットスーツで潜り、寒さに震え上がった)にこりて、防寒対策をしっかりして行きました。ドライスーツにインナーを2枚重ねして、更にフードまで着用しました。

おかげで、水温16~17℃とかなり低めでしたが、エントリーした瞬間は寒さに震えましたが、慣れてくると快適とまでは行かないまでも、気にならない寒さで、ダイビングを楽しめました。

さて、周参見ダイビングの3つの目的の結果はというと、
まず「ケンケン鰹」は全くダメ。

地元の人に「ケンケン鰹」はどこで食べられるのか聞いたところ、本気か?という顔をされた。
「ケンケン鰹」の値段は100円/kgから7000円/kgぐらいまで変動しており、どうも今の時期の値段は7000円に近いようだ。
最近、水揚げが少なく、地元でもどこで販売されているかわからないほど、高級魚となっているようだ。
7000円/kgというと、松坂牛といわないまでも、数年間、精魂こめて育ててきた牛肉よりも、ただ、数が少ないからといって、海から取ってきただけの魚のほうが高いという現実を聞いて、
最近の石油、石炭、小麦などの資源高が、需要と供給のバランスに、さらに投機という要素が絡み価格が決まっている事に思いをはせ、“「ケンケン鰹」お前もか”ということであえなくギブアップ。

次の目的である「美人湯」ついては◎である。
高台にある、きれいなリゾートホテルの「展望露天風呂」なるものに、入湯料800円払ったが、確かに露天風呂からの眺めは、日が沈む夕暮れ間じかに、180度すさみ湾が一望でき、景色を見るだけでも、その価値はある。
湯は無色透明の硫黄泉で、わずかに漂う、懐かしい硫黄の匂いをかぎながら、目前に開ける島々が点在する周参見湾を眺め、露天の湯につかっていると、本当にゆったりと、癒される至福の一時を過ごすことができた。
ただ、女性湯のみに、湯船に生のバラの花が一面に引きつめてあり、さらにゴージャスな気分が味わえたとのこと。
入湯料は同じなのに!! 
最近の男性は差別されても仕方がないのか? いたるところで、何とかレディースデェイなる企画が目に付き、女性さえ集めれば必然と男性も集まってくる、男性の主体性がない時代なのだから。

さて、最後の主たる目的である「回遊魚」については全くの期待はずれ。
コジャクシというちょっと離れたポイントであるが、ここは黒潮の分流が直接当たっており、多少の流れは有るものの、透明度は高く、もちろん魚種も豊富でハマチやカンパチといった回遊魚もよく観られるポントであると聞いていたので、お願いして実現することができたが、
しかし、今回は、透明度はそこそこであったが、流れもなく、そのためか回遊魚は大物はゆうにおよばず、一匹もの魚も見ることができず、エビ、カニ、ウミウシのマクロ探しのダイビングを強いられることになった。

もともと、近眼の私は、度付のマスクをすると遠くは見えるが、1m以内のダイブコンピューターの文字も識別しにくく、マクロは大の苦手で、人に見つけてもらって、このあたりと指示され、写真を撮って、後でこんな形であったかと知る始末である。

ということで、今回のダイビングの3つの主目的のうち、1つしか達成できなかったが、前にも述べたように大きく年が離れたメンバー同士で色々話題が弾んでそれを補うような楽しいダイビングツアーが出来た。


掲載写真は「美人湯」を楽しんだ HOTEL Bellevedereのホームページより拝借