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フィリピン・ボラカイ島へ5泊6日のダイビングに行ってきました。

ボラカイ島はフィリピンの首都マニラから飛行機で南へ約1時間、ビサヤ地方パナイ島の北端に浮かぶ小さな島ですが、
現在雨季の真っ最中でチョット天候が心配でした。

が、ありがたいことに最後の日を除き、晴天が続きダイビングをじっくり楽しむことができました。

島の西側には4Kmも続く真っ白砂浜、ホワイトサンドビーチがあり、多くのダイビングショップがこの浜に店を構えており、
ダイビングポイントもこちら側が主体なのですが、

雨季は西よりの風が強くなり、遠くのポイントへ行きにくくなる難点があります。

今回は晴天が続きましたが、風や波があり、遠くのポイントへ行ってくれませんでした。


OneDay-Tripで行く、大物に遭遇できるマニンニンという有名なポイントがあるのですが、

「そこに行てみたいのですが・・・・」と持ちかけたが、

「お前、何言っているのだ、この季節に」
と言ったようなような顔で取り合ってもらえませんでした。


結局、滞在4日間のうち、ダイビングは3日間で8本(1日3本ベースですが3日目は風が強く2本となった)で、
私好みのポイントに行けたのはパラオのブルーコーナーに似ているヤッパクの一回のみでした。

しかし、透明度はそこそこで、大きな群れとか大物には遭遇出来なかったが、
前回のタオ島に様なストレスが残るダイビングではなかった。


今回のボラカイ島は当初より、ダイビング漬けの毎日でなく、
せっかくプライベートビーチを持つリゾートホテルに宿泊したのだから「ゆったりとしたリゾートライフを楽しむ」との意気込みがあったので、

「明日はダイビングどうされますか?」とのショップのオーナーの問いかけに「明日はホテルでゆっくりとします」と、
少しダイビングに未練が残ったものの、きっぱりと返事をすることができた。

で、待望の「ビーチでユッタリ一日」の内容はどうであったかというと、

この日は抜けるような快晴とは行かず、どんよりとした曇り空であったがビーチのソファー・ベッドに寝転がりながら本を読んで昼まで過ごしたが、
やはり何かムズムズと意心地悪く長く続かない。

昼からは急遽近くのスパー&マッサージを予約したが、
間がいいと云うか、マッサージしてもらっている3時間ばかり、
横殴りの土砂降りの雨となったがうまく難を逃れることができた。

マッサージで心身ともにすっきりして、雨上がりの涼しい風が吹く,
D-Mall付近の白い砂浜に立ち並ぶショップを冷やかしながらゆっくり散策する贅沢を味わうことができた。

ということで雨季でありながら何とか無難にボラカイ島ツアーを楽しむことができたのだが、逆に雨季でよかったこともある。


乾季は風、波がなくダイビングには絶好調なのだが、観光客が雨季に比較して倍増するという。

雨季の今回でもボラカイ島の大きなショッピング街D-Mallは夜ともなると銀座通りを彷彿させるような込みようで吃驚させられたのだが、これが更に倍増されたらと思うと、乾季でなくてよかったと思う。


それにしても、ここは何故こうも中国、韓国の人が多いのだろう。

ここを訪れる外国人の8割が中国、韓国で残り1割づつが欧米人と日本人のような感じだという。

中国や韓国からはボラカイ島近くのカリボ国際空港へ直行便が就航しているため大変便利で気楽にこられるために多くのツアーが組まれているためらしい。

それにしても中国人の傍若無人さにはいつも驚かさせられる。
場の雰囲気をまったく理解せず自己中心だ。

ダイビング後ショップでログ付けなどして休んでいた時、10数名の中国人の観光客が入ってきて、
私たちが使っているテーブルまで荷物をドンと置き、
空いた椅子に座り、全員が声高に怒ったような口調で遠くの人と空中戦で喋りまくる。

周りの人の迷惑など気にしない。


バイタリティー溢れていると云われるとそれまでだが、
それにしても現在の日本経済のおかれている状況を彷彿させるような気がしてさびしい思いがする。


出発前に心配していた円高、株安の流れは欧米の思惑にはまり、止まることなく、せっかく上向きだした日本経済を自ら腰折れさそうとしている。

日本の経済はいつから、こんなに萎縮してしまって、他人の目だけを気にするようになってしまったのだろうか。

ニュヨークやヨーロパ、中国の株価下がれば過剰に反応し、いいデータがあっても疑い、ネガティブなことばかりを探し回り自虐的に株を下げる。

いくらグローバルの時代といっても、こんなに他人のことばかりを気にする国は日本だけではないのだろうか。


変に人の目だけを気にするようになってしまった日本経済に、前述の中国の観光客の傍若無人さが少しでもあればと思う次第だ。


でも、ダイビングショップのオーナーに「ぜひ今度は乾季にいらっしゃい」といわれたが、

これ以上、中国、韓国パワーを見せつけられるのにはチョット遠慮したいところである。