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ソコロ諸島・・メキシコのガラパゴス等と言われているが、メキシコ、カルフォルニア半島の先端にあるカボサンルーカスというおしゃれなリゾート港町から約450キロ南下した場所にある。

私がソコロ諸島へのダイビングを考え始めたのは昨年の「月刊ダイバー9月号」の特集記事がきっかけであった。


その記事によると

「可能性は無限大!! 
メキシコ カリホニア半島の先端にある港からクルーズで約24時間かけてようやくたどり着く絶海の孤島。

アクセスが不便でもダイバーを魅了し、訪れるダイバーが後を絶たない海。

人を怖がらず、ぎりぎりまで近寄って一緒に遊んでくれる
6m以上のジャイアントマンタ、船から見かけるザトウクジラの親子、わくように現れるハンマーヘッドの群れとの感動の出会い・・・。」


昨年9月末に仕事をやめ、
遠くても大好きな大物のポイントにも行けるようになったため、
まず考えたのがガラパゴス諸島やココ島であった。


ガラパゴス諸島はエクアドル共和国の太平洋岸から約1,000キロ離れた太平洋上の赤道直下にあり、ダーウィンの進化理論「種の起源」で一躍有名になった島で観光的にも人気が高い島だ。

ココ島は中米のコスタリカ本土から南西550Km、
東太平洋上に浮かぶ孤島で、断崖絶壁が取り囲み、熱帯雨林に覆わる世界最大の無人島だ。
島全体が国立公園に指定されており、映画「ジュラシック・パーク」の舞台になり有名になった。


ガラパゴス、ココ島とも世界的なダイビングクルーズ地で、
特に、ハンマーヘッドの群が有名で、ダイバーなら一度は訪れたいと思うダイビング聖地である。

しかし、両ポイントとも、交通が不便で、さらに環境保護のため訪問者を制限していることもあり希望しても中々行けない。

一年がかりの計画が必要だし、費用もかなりかかる。


そんな中で見つけたのが前述のダイビング雑誌に載ったソコロ諸島であった。

早速、広告を出している旅行会社にコンタクトしてみると、
雑誌の特集記事の反響は大きく、かなりの人から問い合わせがあり、急がれたほうがいいかもとのこと。

コンタクトしたのが9月末、予約金振込みが10月15日、
残金振込みは10月28日までで、ツアー料金は40万円弱であったが、
燃油サーチャージ、空港税など諸々で47万円ほどだ。

ガラパゴス、ココ島のように1年前の計画と違うが、ソコロの場合でも4ヶ月前の予約であった。


外国のクルーズ船のキャンセルクローズは一般的に厳しい。

今回の場合でも、自己都合でキャンセルすると、払い込んだ時点で70%、2ヶ月前で80%の取消料金がかかる。


仕事を止めたといえ、この年になれば色々ある。
風邪も引き、怪我もするかも知れなく、不測のことも
起るかもしれない。

契約してから今日まで、約4ヶ月間。

体に気をつけ、無理もせず、何とか無事出発するまでに漕ぎ着けることが出来ました。


ただ、この間ただじっとしていたわけではなく、
ソコロは外洋の真っ只中で、流れも強く、深く、一日4本も潜る体力勝負みたいなところもあるため、
衰える体力を何とか維持しようとかなり色々励みました。

週3回はジムに通い、約10kmのランニングとエアロビックス、
そして疲れにくいダイビングのためにナイトロックスSP
(2010年11月21日付けブログ参照ください)の取得等準備を重ねてきました。


さて、ソコロ諸島のダイビングは一体どんなものかというと、

ソコロ諸島という言い方はダイブクルーズ会社が「呼びやすさ」から名づけた名で、正しくはレビリャヒヘド諸島と言い、
ベネディクト島、ソコロ島、ロカ・パルティーダ、クラリオン島の4つの島々から成っており、太平洋プレートとココスプレート間の
東太平洋海嶺近くある火山島である。

深海をゆっくりと流れる「深層流」は大西洋のグリーランド沖で沈みこみ、深海を移動する途中ミネラルなどを豊富に含み2000年もかけてアメリカ大陸で湧き上がり表層流となり赤道へ向かって南下する。

ソコロ諸島はその途中にあり、この栄養豊富な海域には丸々太った大型の多くの回遊魚の群れが集まる。

しかし、ダイビングは天候の関係から、11月から5月までの期間限定なのだが、6mものジャイアントマンタをはじめ、ハンマーヘッド、そしてザトウクジラがこの時期子育てのためにこの海域にやってくる。

船の上からはブリーチングする姿や親子クジラの仲むつまじい姿を見ることができ、ザトウクジラの鳴き声をバックミユジックにダイビングを楽しむことも可能だ。

そのほかジンベイ、バンドウイルカ、多数のサメ類などに遭遇が出来き、本当にダイナミックでエキサイティングなダイビングポイントなのだ。


それでは、期待に胸膨らまして行って来ます。