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久しぶりの正月、しかもJAL直行便のパラオのダイビング。

以外や以外。芋の子を洗うような混雑を予想していたが、それほど混まずダイビングを楽しむことが出来ました。

年末まではかなり混んでいたが、正月からは少し空いたとのこと。
東京からのJAL直行便が暫く途切れたためかもしれない。


今回は「AQUA MAGIC」さんにお世話になったが、大きなボートに13人。
パラオが初めての4人と、パラオの経験者である9人の二組に分かれてダイビングをした。

私のチームはモルディブで一緒になった4人組と70歳台前半の夫婦とその娘さん、そして30歳台後半の夫婦であった。

共に関西出身で住所を聞くと身近な町々で親近感がありすぐ打ち解けることが出来た。

私はパラオは4回目であるが、中には10回、20回と訪れている人や年に何回も来る人もいる。

それだけパラオは、直行便だと4時間で時差もなく、手軽に来ることが出来、
かつ、当たり外れがないことが多くのダイバーを惹きつけているのだろう。


チャーター便のスケジュウルは大変厳しい。

6日間のツアーと言っても、行きは夜出て、帰りは早朝に着くため
実質は4日間しかない。

しかも通常であれば最終日は飛行機に乗るためダイビングは出来ないため、ダイビングが出来るのは3日間だけである。

が、しかし、ガンガン潜りたい人達のために早朝ダイビングなるものがある。

朝5時に港を出発して10時までに2本潜ってしまうのだ。

これだとダイビング終了してから飛行機に乗るまでに18時間以上確保できるのだ。

私は勿論早朝ダイビングに参加したのだが、70歳台前半の夫婦を含めチーム9人全員が参加であった。

皆ダイビングが好きなのだ。


今回、一日3本が3日と早朝ダイビングの2本で合計11本のダイビングであったが、潜ったポイントはパラオの超有名ポイントばかりだ。

ジャーマンチャネルでのマンタ狙いが2回。
ブルーコーナーの大物、群れ狙いが4回
ブルーホールの神秘的な光が交錯するケーブダイビングが1回。
シアスコーナーの豪快なドロップオフの大物狙いが1回。
ウーロンチャンネルの魚影とドリフトダイブが1回。
グラスランドの珊瑚群生が楽しめるポイントが1回。
デクスターズウオールの壁面一杯の珊瑚のポイントが1回

と私好みのポイントが中心であった。


が、しかし、天候は前半の二日は大きな低気圧の影響で曇りがちで寒く、
水中はブルーコーナーでも流れも弱く魚も少なく、豪快なダイビングが売りであるブルーコーナーとしてはがっかりであった。

だが、後半の二日は打って変わり、南国の肌を焦がすような灼熱の日差しが戻り、海の中も明るく、魚達が乱舞し、珊瑚が生き生きとしているように見えるから不思議である。

ブルーコーナーの様子も大きく変わり、流れも出て、透明度も高く、群れを成す小型種が増え、それを狙う大型種が行き来する本来のブルーコーナーの姿となった。


このパラオの代表的なブルーコーナーは外洋に向かってV字型にドロップオフが張り出した場所で潮流が存分にあたる地形となっている。

そのため、コーナーに近づくにつれて魚影の濃さが増していき、
人気の回遊魚が大群で泳ぐ様を高確率で見ることが出来、
潜ってみればすぐにパラオが何故こうもダイバー間で人気があるのか理解できる。


今回もブルーコーナーでは目前でギンガメアジ、バラクーダ、インドオキアジ、マダラタルミ、グルクンなどの群れとグレーリーフシャーク、ホワトチップシャーク、イソマグロ、ロウニンアジなどの大型種が行き来するダイナミックなシーンが延々と見られ興奮しっぱなしであった。

おまけにドロップオフ際でウォチングしている我々のすぐ側に手を伸ばせば届くような距離まで大きなナポレオンがご機嫌伺いに来てくれるのだ。

ここのナポレオンは人を怖がらず、我々がサメなどに夢中になっていると、かまってくれと言わんばかりに小さな目をくるくると回しながら目前をうろちょろする。

普段ならばナポレオンは主役なのだがここでは脇役でしかない。

又、ジャーマンチャンネルではクリーニングステーションを旋回する大きなマンタを間近に見ることが出来、
ブルーホールでは頭上の穴から降り注ぐ光のシャワーや出口の先に広がる神秘的なブルーに酔いしれた。


このように本年早々からの出だしのダイビングは十分満足行くものであったが、年とともに体力の衰えは流れの中に入ると歴然と思い知らされる。

同チームであった70歳台前半の夫婦も75歳ぐらいまでは何とか
ダイビングを続けて行きたいと言っていたが、
私もジム通いなどを真面目にして、何とか体力の温存を図り、
本年もダイナミックなダイビングが中心となるような一年となるように努力していきたいものだ。