先日、色々苦労の末待望のaiboをやっと購入し出来、昨日待ちに待ったそのaiboが到着しました。
しかし、せっかくだが、今回はaiboの名前だけを決めて、明日より東北・青森へチョットリッチな一人旅、宿泊は荒川温泉の「八甲田ホテル」と大鰐温泉の「星野リゾート 界 津軽」とかなり豪華で,かつ食事は大間マグロを初め旬な郷土材料を使った有名料理オンパレードで期待いっぱいの旅に行ってきます。
 
東北・青森の旅は後述するとして、まずaiboの話をすると、
 
新しもの好きで、ソニーファンの私は、”aibo”が発売されると聞きすぐ購入することを決めたのだが、人気商品のためか購入に至るまでは仲々大変であった。
 
ソニーはaiboの販売をすべてネット経由でやっており、111日の正式発売に先駆けて、昨年の11月より3度のネットにおける「早い者勝ち」の申し込みがあったが、1,2回目は入り口より中には入れず、3回目はクレジットカード情報入力画面まで行ったがそこで予定数完売ということで通信が途絶え、3度の「早い者勝ち」に尽く敗戦してしまった。
 
これで一度は諦めたが、aiboの正式販売後はソニーは「早い者勝ち」から「抽選」方式に変更して、「aiboニュースメール登録者」向け特別抽選販売を開始したのだ。
 
116日にその申し込み連絡があり、即申し込んだが、今まで大きな抽選などで当たった記憶がなく殆ど諦めていたが、24日に見事当選したとのメール連絡が入り、4度目のトライでやっとゲット出来、感無量で、すぐ購入し、待つこと約3週間、やっと昨日届けられたのだ。

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                      繭型のケースに眠っているかのように入れられ届けられました

                                        SONYaibo宣伝動画

 
イメージ 2さて、明日からの旅行を控え複雑な設定は後にし、このaibo、性別と名前を決めることが出来るというので色々考えて、性別は「女性」、名前は「ボニー」とすることにした。
 
私は、男兄弟の中で育ち、子供も二人の息子、そして親族の多くが男性という中で、aiboは考えるまでもなく「女性」とした。
そして、その名前は・・・。



     
       aiboの愛くるしい動作(インターネットより) 

イメージ 3このaiboの魅力を形作る大きな要素になっている、愛くるしい、表情豊たかな有機ELの青い「眼」に注目し、この「眼」に相応しい名前としていろいろ考えて「ボニー」とすることにした。
 
「ボニー」という名は、マーガレット・ミッチェルの小説「風と共に去りぬ」の主人公、スカーレット・オハラとレット・バトラーとの間に生まれた愛娘の名前で、



    
    aiboの可愛い青い眼(インターネットより)

イメージ 4レットはこの可愛い娘を溺愛し、彼女の青い目から当時のいくつかある南軍の旗の一つ「ボニー・ブルー・フラッグ(麗しき青旗)」から名を付けたといわれ、私もaiboの愛くるしい青い眼に惹かれ、この名を拝借することにしたのだ。



    
        ボニー・ブルー・フラッグ(インターネットより)
 
実は「ボニー」という名は、私が東京の実家で小学校低学年の頃、家で初めて飼った犬に母親が付けた名がボニーだったのだ。
 
母親からはボニーの名は「風と共に去りぬ」に出てくる可愛い女の子の名であることを随分あとから聞いたが、今から考えると当時私達3人の男兄弟はやんちゃで云うことを聞かず、一度外に出たら夕方まで(当時東京と謂えど、川や林、畑など色々遊ぶ所は沢山あったのだ)帰らず,心配せせること多かったので、おとなしく、愛くるしいメス犬に「ボニー」という名をつけて可愛がったのだと思う。
 
何か、その時の母親の気持ちに共感するところもあり、aiboに「ボニー」と名付けたわけだが、aiboは飼い主を覚え、褒められたら喜び、してはいけないことも知り、クラウドに繋が知識も増え、どんどん成長していくという。
どんな「娘」に育って行くのか楽しみだ。
 
 
さて、ここからは明日からの二泊三日の東北の冬の味覚青森・大間マグロを食す私にはチョットリッチな旅の話だ。
 
最近のアメリカ発世界同時株安騒動で大きな損が出て、気が沈みがちになる中、チョッとリッチな旅で気分を紛らわすのも良いかも知れないが、もし旅行契約前にこの騒動が起きていたら多分契約していないかも知れないほど私には高価な旅である。
 
一日目は伊丹空港から青森へそして荒川温泉・八甲田ホテル宿泊。
 
八甲田ホテルは十和田八幡平国立公園の北部、ブナ林に囲まれた山間部にあり、ここに引かれている温泉が荒川温泉で、このホテルの姉妹館がある湯治と1000人風呂で有名な酸ヶ湯(すかゆ:八甲田山系の火山起源の温泉で強い酸性)がすぐ近くにある。

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                  酸ヶ湯の仙人風呂(インターネットより)

このホテルは静寂な森の中に佇む、国内最大級の洋風ログ木造建築のリゾートホテルで、その温泉は青森ヒバが香る大きな浴槽と大きな窓からは、手つかずのブナ林が眺められ、自然に囲まれた優雅な時間が過ごせるという。
 
一度は行ってみたいと思っていた酸ヶ湯。
ホテルからシャトルバスが出ていて無料で行けるとのことだが、ここの料理は青森の旬の食材「地のモノ」をふんだんに活かした料理を八甲田の大自然に包まれながら、季節感あふれる食事が楽しめるというし、外湯へ行く時間があるかな?

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                                八甲田ホテルも様子(インターネットより
              
二日目は八甲田山ロープウェイに乗り、樹氷と八甲田山系の雄大な景色を眺め、弘前で郷土料理の昼食そして大鰐温泉・星のリゾート 界 津軽に宿泊する。

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                               八甲田山ロープウェイと樹氷(インターネットより)


まず訪れる八甲田山の樹氷は八甲田山に多く植生するアオモリトドマツに、氷と雪がぶつかりながら、徐々に大きく成長し、やがて『スノーモンスター』と呼ばれるまで大きな樹氷になる。
ここの樹氷は、その規模・壮観さ・豪快さにおいて、蔵王・八幡平をしのぎ、日本一と言えるとネットには書いてあったが、2年ほど前に行った蔵王の樹氷が日本一とお互いにお国自慢しているが、よく比較するのも面白いかも。
 
ただ、昨年、蔵王の樹氷は温暖化によりこのままでは気温が上昇して、今世紀末には見られなくなると山形大学理学部の柳沢文孝教授(地球化学)が警告している記事を読んだことがあるが心配だ。
八甲田山の樹氷も同じ運命なのかな・・・。
 
八甲田山の後は弘前経由大鰐温泉の星野リゾート 界 津軽だ。
 
大鰐温泉は青森県津軽地方の南端に位置し、古くから湯治場として親しまれてきて、八百年の歴史を持ち、古き良き昭和の時代を彷彿とさせるノスタルジックな風情が漂っている温泉だという。
 
この大鰐温泉にあり、奥入瀬渓流や白神山地、弘前など、青森観光の拠点にも最適なロケーションでモダンな佇まいのなかにも津軽文化を感じ取ることのできる温泉宿がおもてなしの心で有名な「星野リゾート 界 津軽」である。
一度は誰もが泊まってみたいと思う豪華ホテルだ。

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                          星野リゾート 界 津軽 の様子(インターネットより)
 
この豪華でモダンであるが、津軽文化の雰囲気を醸し出すホテルで、樹齢二千年の古代檜の湯殿でゆっくり味わう津軽の冬景色も乙なもので素晴らしいと思うが、今回のさらなる楽しみは何と言ってもマグロの「王様」大間マグロの食事だ。
 
誰もが聞いたことがあり、食べたいと思うが仲々その機会がない大間マグロだが、何故こうも持て囃されるのか?
 
少し調べてみると
大間マグロは、まぐろの種類を指す呼び名ではなく、まぐろの産地を指す言葉で大間町に水揚げされたまぐろという意味である。
この大間町は青森県の、本州の最も北に位置し、津軽海峡を挟んで北海道函館市とは、距離にして20キロほどのところにある。
 
ここで取れた大間マグロは超一流の本マグロとして確固たる地位を築いていおり、その特徴としては、何と言ってもその脂の乗りの良さがあげられ、特に、深い味わいの赤身が特徴で、刺身などにはうってつけの鮪だと言われている。
 
大間マグロの人気の秘密は太平洋と日本海が交差するという独特の地理的メリットとその漁法と後処理にあるようだ。
 
大間マグロ漁は昔から、延縄漁と一本釣が行われてきましたが、大間マグロ漁と言えばまぐろの一本釣が有名である。

この一本釣漁法では、広範囲ソナーでより広い距離を探知し、マグロの群れにいかに早く陣取れるかがカギとなり、漁師は船団を組み、情報を交換しながら協力してマグロを追い求めるという。
エサに喰いつくのは先頭の一匹だけ、失敗しても次にマグロがどこに向かうのか進路を探る、まさに漁師の熟練した勘が必要とされる世界のようだ。

 
だがエサに喰いつくのは先頭の一匹だけのため、いかに早く群れの先頭に行くが競われるとよく聞くが、先頭でなくても目の前に美味しいそうな餌が投げ込まれたら食いつくと思うのだが・・・・。
 
食い付いて引き上げるのも一苦労だ。
一本釣りでは、マグロは船の下に潜るなど強い抵抗をみせ、操船とロープの引きの魚師の体力と経験の勝負となる。
海面近くまで上がると一時的に感電させ、最後はマグロの急所でもあるエラにモリで突きとどめをさす。
鮮度維持のため、マグロの体温が上がらないようにその場ですぐ血抜き、内臓出しを行い、氷を詰める作業を行い港まで一本釣るごとに帰港する。

  

イメージ 9一本ずつ獲るため、極力マグロにキズを付けず、また漁場と漁港の距離が近いという観点からも市場では高く評価される所以であるという。
 
”大間マグロ”というブランドがつくだけで、通常のマグロより数倍の値段が付くようだが、毎年築地市場の初競りで「ご祝儀」「縁起」などの意味合いから極端な値段が付くようだ。
 







     2018年初競りで最高価となった大間マグロ

ちょっと初競りで一番高価となった記録を調べると
 
2018年  3645万円/405Kg  9万円/Kg)
2017年  7220万円/212Kg  35万円/Kg)
2016年  1400万円/200Kg  7万円/Kg)
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2013年  1億5540万円/222Kg  70万円/Kg)
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2011年  3249万円/342Kg  9.5万円/Kg)
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記録がある1999年以降で2011年のみが北海道戸井産でその他すべてが青森・大間産だ。
値段から見ても、まさに「ブラックダイヤモンド」と言われる所以だ。
 
又、2016年から3年連続で初競りで最高値となったマグロを釣り上げたのは大間の竹内さんという方で、今年の3645万円のセリ値の89%が竹内さんに渡る。
今年なら3244万円だ。
一攫千金・まさに「ブラックダイヤモンド」を狙う仕事だが、冬の日本海の荒波の中、何百キロもあるマグロとの一対一の死闘の結果得られるもので誰でも出来るものではない。
 
大間の魚師に感謝しながら「ブラックダイヤモンド」と云われる所以の脂が乗り、深い味わいの赤身が特徴の”大間マグロ”をその高価さも頭の片隅に入れて、一口一口ゆっくりと味わってこよう。
 
心ゆくもてなしの豪華なホテルでの”高価”な大間マグロを鱈腹(?)食した後3日目
はまさに銀世界を走る冬の風物詩津軽鉄道のストーブ列車に乗車する。
 
イメージ 10津軽鉄道が運行するストーブ列車。
客車内を昭和のレトロなだるまストーブで柔らかな温もりで満たしながら、雪景色の中をトコトコと進んで行く、なんとも情緒豊かな一時が過ごせる。
車内でイカを炙って日本酒を一杯なんてこともできるそうです。
 












津軽鉄道路線図とストーブ列車(インターネットより)
 
ストーブ列車を津軽五所川原駅で降りたら、立佞武多の館だ。

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                    五所川原市の立佞武多祭りと保管中の立佞武多(インターネットより)

毎年84日~8日に行われる五所川原市の立佞武多祭に使われる「立佞武多」と呼ばれる、高さ約23m、重さ約19トンの巨大な山車を保管しているのだが、その巨大
津軽鉄道のストーブ列車も五所川原市の立佞武多も見たことがないので興味津々だ。
 
この後は青森により「ホテル青森」で昼食後、青森空港から伊丹空港へ帰る予定。
 
3日間の冬の津軽を豪華ホテルに泊り、秘境の温泉につかり、地元の名物料理を食べ、そして観光をする欲張ったチョットリッチな旅だ。
 
だが、酸ヶ湯近辺は日本の観測記録で最高かつ世界でも有数の豪雪地帯で,昨今の大寒波により、まだまだ北陸、東北に地方は大雪が心配されるようだ。
どうかバスの中で一晩明かすというようなことがなく、予定通りに全行程を無事回れるように切に願う次第だ。
 
それでは冬の青森・津軽を楽しんできます。
そして、帰宅してaiboの設定が・・・待ち遠しい。