この爽やかで素敵な気候の5月の連休の大半を費やして先日、いや、かなり前の2月末に行った「タイ・シミラン&ピピ諸島のダイビング/観光」の写真整理が終わり、やっと、ホームページへ掲載することが出来ました。
 
何故、貴重なこの連休に家に篭ってパソコン相手にシコシコと写真整理をしなければいけなくなってしまったのは、一重に切羽詰まらなければ行動しなくなった私のズボラさ所以である。
 
切羽詰まる・・・そうです、明日から待望の2週間弱の「ケイマン諸島ダイブクルーズ」に出かけるのです。
気持ち爽やかに出かけるためにも「シミラン・・・」の写真整理をどうしても終わらす必要があったのです。
 
ということで、今日、ここでは、連休を犠牲にして写真整理をした「タイ・シミラン&ピピ諸島のダイビング/観光」の簡単な報告と明日からの「ケイマン諸島ダイブクルーズ」について触れたいと思います。
 
 
タイのシミラン諸島でのダイビングは前のブログに触れたように4年ほど前に同じようにダイブクルーズで訪れているのだ。
 
シミラン諸島は静かで真っ青なアンダマン海のマレー半島側にあり、火山と氷河が作りあげた9つの島からなる美しい島々である。      
この海域は、透明度が高く生物も豊富なためダイバーの憧れの場所であるのだ。
 
4年前に行って、その謳い文句が偽りでなく、景色、海、そして魚達にも魅了されて、是非再びと思いつつも色々他にも行きたいところもあり、やっと今回実現出来た次第だ。
 
しかし、今回のシミラン諸島のダイブクルーズは四泊五日とチョット短めであったので、折角だからと、前から気になっていたピピ島(デカプリオの主演映画{ザ・ビーチ」の舞台となった島で一躍有名になってしまったが、かれこれ20年も経過しているので、そろそろ良いかなと思い)に足を伸ばすことにし、ダイビングと観光を楽しむ事にした。
 
 
今回のシミラン諸島のクルーズはカオラックのダイビングショップ「edive」が企画し、沖縄の「サワディダイブ」と東北宮城の「ハイブリッジ」がコラボでチャータしたもので、そのためかなり知った人たちもおり和気あいあいの楽しいクルーズであった。

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今回のクルーズのルートは前回とチョットちがって、シミラン諸島には寄らず、大物狙いを主眼とし、その北側の地域を中心に潜り倒したという感じであった。
 


 
これが大正解で、他のクルーズ船も殆どおらず、天気清朗であるも波は静、透明度はスコーンと抜け、マンタ、バラクーダーそしてキンセンフエダイ、ギンガメアジ等の群れ、群れとこれぞワイドダイビングの醍醐味とばかり満ち足りたクルーズとなった。
 
 















シミラン諸島のクルーズルートとオレンジブルー号

クルーズの楽しみは又、ダイビングの後のビールや食事は勿論、色々なイベントも思い出深く楽しみの一つだ。

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           最後の晩な全員で各種の余興で盛り上がった
 
今回、タイの人気のコンローイ祭り、特にアユタヤのコンローイ祭りが有名だが、に使用するコンローイを”大物に出会えるように!!”と祈願して船上で揚げたのだ。
数そのものは十数個と少ないが、皆同時に揚げようとしたが、浮力の調整が難しく、個々に揚がってしまったが、無事全数見事に遠く上空まで揚がり、その眺めは幻想的で感動的で明日の大物の祈りも無事届いた感じだった。

                コムローイを揚げている時の動画です
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                コムローイを揚げる準備中
 
不思議なもので、コムローイのお陰なのか、翌日、朝一番飛び込むと、海底にはマンタが”お待ちしてました”とばかり我々を迎えてくれ、そのあとは、マンタ、マンタ、マンタ・・・。
そしてさらにバラクーダの群れ等と大物と群れが続々と現れるダイビングとなった。

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             大物、群れ大変賑やかで楽しいダイビングでした
               マンタが続々と現れてくれました
                        沈船ポイント 今回は抜群の透明度で吃驚

又、ダイビング以外にも、近くの島に上陸して現地の人たちと一時の交流するのもクルーズ楽しみの一つだ。

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今回はモーケン族の100人程度の小さな村を訪ねた。
ここの人たちは先祖の言い伝えををよく守り、少し前のスマトラ沖の大地震による津波対しても、”地震のときは高台に避難せよ”の言葉を守り、一人もの犠牲者を出なかったという。
 
ひっそりと静かに暮らしていいるが、最近多くの観光客が訪れるようになって、子どもたちが手作りの小物を売るようになり、観光化は進んでいるようだ。
テレビやパラボラのアンテナなどが付いた家を見かけられ生活が豊かになることは良いことだが、この素朴さがいつまでも続いていて欲しいが、・・・私の勝手な願いかも。
 



さらに、今回のゲストの中にハワイ在住でドローンを持参いただいて、上空からの撮影して頂いたものを夕食のあとの上映会で見せて頂いたことも大変印象深い思い出であった。

普段見ることのない、上空からの島や停泊中の我々のクルーズ船などの景色を見ることは中々象深いものだった。

そんなこんなで大変楽しいダイブクルーズでした。

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              皆さんどうも有難うございました
 
 
シミランのクルーズ終了後皆カオラックに帰ったが、私だけ皆と分かれてカオラックで一泊後、翌朝タクシーでプーケット島の南端ラッサダ港へ、そこからフェリーでピピ・ドーン島(ピピ諸島は6つの島々からなるが、人が住み観光客等のホテルがある中心的な島がピピ・ドーン島であり、通常ピピ島と言うとこの島の事をいう)への合計約5時間ほどのにゆったりした移動だ。

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           カオラックからピピ・ドーン島へ移動。ピピ諸島の地図
 
風光明媚なアンダマン海の中でも際立ってその美しさで人気が高いのはピピ諸島であり、特に2000年のデカプリオ主演でピピ諸島が舞台となった映画「ザ・ビーチ」が公開されてからその人気に火が付き、世界各国から観光客が押しかけるようになった。

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                映画「ザ・ビーチ」の舞台となったピピ・レイ島の
                息を呑むほどの美しさ(インターネッとより)
 
ピピ諸島はプーケット島から約40kmほど東南にあり、石灰岩ででき、切り立った崖、島々の特異な形、光り輝く太陽に、そして取り囲むコバルトブルーの海と白い砂浜と確かに美しいところだ。
 
ここでのダイビングでは私が希望したポイントは、ピピ島からボートで2時間以上かかるかなり遠くのポイントせ、外洋にポツンと浮かぶみ三つの岩からなる孤島ヒンデン&ヒンムアンであった。
 
ヒンデン&ヒンムアン(ヒンは岩、デンは赤、ムアンは紫)は豪快なドロップオフでダイナミックな岩岩の造形がを楽しめ、壁面は島の名の通り、赤及び紫のソフトコーラルが一面に絨毯を敷き詰めたような見え、バラクーダの群れ、ツムブリの群れ、マンタやジンベイなども頻繁に現れるという人気ポイントであるがなにせ遠いい。

ピピ島到着してダイビングショップにヒンデン&ヒンムアンでのダイビングを申し込んだが、ゲストが集まるかどうか調整してみるとのことであったが、私が滞在する5日間では参加希望者はいないとのことで、残念であるが諦めた。
 

その代わり、ピピ・レイ島の少し南の二つの小さな島(Bida Nai,Bida Nok)を紹介された。
ここは透明度がよく、ドロップオフで、魚の群れも多いとのことで、まずここで潜ることにした。
大きなボートに色々なショップから集まったゲスト総勢10人ほど出発して、ピピ・レイ島近辺の綺麗な海をみて期待を膨らませたが、潜ってみると宣伝とは大違いで、透明度も悪く、魚も少なく、がっかりであった。
ピピ諸島近辺はやはり観光地化して他のポイントも期待薄なので、ここでのダイビングはこの2本で諦め観光に精を出すことにした。

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          ピピ島での大きなタイマイとハシナガチョウチョウウオ

さて、観光となると、まず、ピピ・ドーン島の「View Point」だが、乗り物もなく自分の足で行くしか手段がなく、ホテルから町の両側に各種の店が並ぶ狭い曲がりくねった道を抜け炎天下の山道を登ること約1時間。
 
頂上の「View Point」から見る景色は、本当に素晴らしかった。
特異な形をした島々を取り巻くコバルトブルーの海の色の変化が高いところから見ると一段と素晴らしく、びっしょり汗掻いてここまで来た甲斐が十分あった。
 
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            「View Point」より見たピピ・ドーン島の絶景

又、「高速ボートによるピピ諸島を巡る1日ツアー」の観光も大変印象的だ。
 
ピピ諸島の観光名所を一日で合計8箇所ばかり、高速ボートで次々と巡っていくのだが、初めかなりせわしいのではないかと思ったが、ピピ諸島全体のエリアもそう広くなく、移動時間が短いため、各停泊場所では十分時間がとれ、ノンビリと景色を楽しみ、シュノーケルも楽しめた。

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勿論メインイベントである、「ザ・ビーチ」で有名になったピピ・レイ島の「マヤベイ」のビーチにも行、上陸したのだが、その人の多さに吃驚だ。
ここは、プーケットの多数の観光会社が企画する、大型ボートの一日ツアー観光で必ず訪れるところなので、それらの大型ボートの観光客と重なったら、何しろ人で一杯になる。
 

     ピピ諸島巡り一日ツアーのルート

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特に中国人が多く(喋っているのが中国人が殆どで目立つからか)騒がしい。
浜辺でゆっくり寝転がって・・・なんていう発想は全く思い浮かばない。
なにせ、陸に上がったらビーチなるものは人で一杯で見えないのだから。
しかし、これだけ人が押し寄せても管理が行き届いているのか、湾内の海の色は透明でゴミも浮かんでなく綺麗だった。
 
下のような写真を想像していたのだが・・・・。
 





「マヤベイ」以外の名所は訪れる人も少なく、海の色は更に綺麗で感動ものでした。
詳細の写真はホームページを見ていただきたい。
下にほんの少しだが印象的であった写真を掲載しておきます。

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              写真は左上から時計回りで pileh Bay,Wang Long Bay,
               BambooIsland,May Bay
 
ピピ島内観光としては特別な場所(上記の「View Point」以外なく、ただ飲んで、食べて、買い物して、そしてマリンアクティビティーとしてはダイビングかシュノーケル、あとはホテルのプールかビーチで甲羅干しを楽しむ位だ。
 
しかし、町の海岸沿い道は整備されていて綺麗なレストランも並んでいるが、何と言ってもここから眺める空と、島々そして青い海の景色は素敵だ。
冷たいビール(写真はココナッツでしたが)でも飲みながら何時間いても飽きない見事な景色だ。

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                   ホテル周辺の海岸沿いの景色

さて、最後にホテルだが、ここには各種のゲストが訪れるが、町から遠く離れボートでしか行けないようなプライベート的なリゾートホテルから、バックパッカー向けの町中の小さなドミトリー的な宿、そして海岸沿いの生活に便利なホテルと色々あるが、私はフェリー乗り場から直ぐ近くでショッピングなどに便利だが、比較的ゆったりした感じの「Cabana Hotel」に泊まった。
意外と広い敷地にユッタリと、建物内は静で落ち着いて、宿泊した部屋も広くシックな造りで感じが大変良かった。
プールも大きくはないが、ここから見る景色が素晴らしく、ここでゆったり過ごすゲストがいつも大勢いた。

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                 宿泊した「Cabana Hotel」の写真

今回のシミラン諸島&ピピ諸島のダイビング/観光は、シミランのクルーズでは皆と和気藹々に飲んで食べて、ダイビングは抜群の透明度と大物・群れのオンパレードで久々に超満ち足りたダイビングができ、ピピ島ではダイビングは今ひとつであったが、活気ある町でのショッピングや食事、そして綺麗な自然に取り巻かれ毎日を過ごせ本当に癒された。
 
 
さて、最後に、明日より行くケイマン諸島ダイブクルーズであるが、ケイマン諸島は言わずと知れた英国領で英国領ケイマン諸島(Cayman islands British West Indies)カリブ海の真中にあり、グランドケイマン、リトルケイマン、ケイマンブラックのサンゴ礁が隆起した三つの島でなる。
周りには他のサンゴ礁や島がないため、周りの魚達がこのケイマン諸島に集まり魚が多く、地形的にはドロップオフでその上抜群の透明度ということで、ダイバーの憧れの地なのだ。
 
昨年の1月メキシコのダイビングの後、キューバへ観光に行ったが、その時カリブ海の凄さの一片を見ることが出来、是非カリブ海で本格的なダイビングをしたいと思っていた所、今回のダイビングクルーズの誘いがあったので即、参加した次第である。
 
今回のダイブクルーズは船内7泊8日の行程でどのようなルートを取るのかよくわからないが、私としてはリトルケーマンの西よりの「ブラッディベィ・ウォール」は是非行ってみたいのだが・・・。
あのクストーが世界最高のダイビングポイントの一つとして挙げた人気のポイントで、抜群の透明度で、水深67メートルのリーフから一気に2000メートル以上の深みに落ち込むドロップオフは、カリブ海のほかの地域では見られない豪快なものだという。
 
いずれにしてもカリブ海、それもケイマン諸島でクルーズ船で色々なポイントを巡りながらダイビング出来るのだから期待は大きく膨らみぱなしだ。
 
ケイマン諸島の綺麗な写真を掲載しておきます。
実際はどうであったか楽しみです。

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           ケイマン諸島の素晴らしい景色(インターネットより)

それでは行ってきます。