今日、美術館「えき」KYOTOの「西洋近代美術にみる神話の世界」に行ってきました。
14日のアイスランドへの出発を控え、前回のトカラ列島ダイビング等の写真や、アイスランドへの冬物の衣服等の準備に追われ色々迷ったが、開催日が17日まであることと、私の好きなテーマであり、京都と近い場所なので思い切って行くことにしました。
なぜこんなに忙しい時に行くことになったのかというと、
先日JRの電車の中の吊り下げ広告で初めてこの美術展の開催を知り驚いたのだが、毎年末、美術雑誌が発売する翌年の国内の美術展100選の開催予定スケジュールとその概要を記載した冊子にはこの記載されてなくノーケアだったのだ。
100選に入ってなく、かなり小規模なのかと思ったがこの美術展のテーマが私が好きなギリシャシ神話に関連する絵画そのものであり、見逃すわけに行かないと行くことにしたわけです。
美術館「えき」KYOTOはJR京都駅の中の伊勢丹7階にある小ぢんまりした美術館で、今回の美術展の主題は、18世紀後半から遺跡発掘が進み、古代ギリシャ・ローマの偉大さが再認識され、多くの作家がギリシャ神話などをテーマにした作品を制作され、これらの中の、18世紀半ばから20世紀にかけての作品を今回は展示している。
美術館内は会期末期ということもあるのか、見学者もまばらで、展示作品は少なく、内容的にも今ひとつという感じだった。
代表展示作としてアングルの「ユピテルとテティス」が上がっているが
ユピテル(ギリシャ神話のゼウス)にテティス(トロイア戦争の英雄アキレウスの母)がアキレウスの願いをあられもない姿で懇願している場面だが、女好きのゼウスが脇目も振らず真面目くさった表情をしているのが面白い。
画面左後方に夫の数々の不倫に業を煮やしている正妻のヘラが睨みつけているからだという。
他に、美術展のポスターにもなっている カバネルの「狩りの女神ディアナ」や私の好きな作家ウォーターハウスの「フローラ」等もありました。
どこかで見た作品が多かった感じで18世紀半ばからの作品を集めたということでチョット物足りないという印象でした。
その他の代表的な展示作品を掲示しておきます(インターネットより)。
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