昨年も多くのダイビング等に参加して来たが、そのイベントの中で特出するものと言えば、やはり待望のガラパゴスでのダイビングであろう。
長い間行きたいと思いつつも、一年半以上も前に予約する必要があり、歳を取ると、特にちょっとしたことで怪我をしたり、病気になったりで不確定なことが多々起きやすくなり、長い先の予定が立てにくく躊躇していたのだが、一念発起して思い切って決断して、その結果まず無事に行けたこと、さらにそのダイビングの内容も期待を違わず、ジンベイ、又ジンベイ、ハッマーヘドシャーク、等々大物づくしのダイビングで大満足であった。
ハンマーヘッドにも
ガラパゴスのダイビングは今まで潜ってきたダイビングの中の頂点と言えるものであったかもしれないが、しかし、大きく括ってしまえば(更なる、究極を極める、神秘な場所を目指す・・・・などあるにしても)、今まで経験してきたダイビングという枠の中のものであったと言える。
人気者のレッドリップバットフィッシュにも
だが、昨年のもう一つの別な面での特出すべきイベントは、全く未知の世界の”フルマラソン”に参加して、曲がりなりにもなんとか完走できたことである。
ランニングの経験といえば、永年続けてきたジムでのランニングマシンでの4,50分足らずのランニング(歩きに近いかも)だけだ。
それでも、60歳代までのときは、多くの人がマラソンを楽しむ様子をみて試してみても・・・という気持ちがあったが、70歳代になり、体力も落ちそんな気はとうに無くなってしまっていた。
昨年の6,7月頃、メキシコにダイビングに行く事になり、その帰りに久しぶりにハワイにでも寄ってのんびりしようか? ならばついでにホノルルマラソンに参加しよう!・・・と話が盛り上がり、躊躇する私に、”ホノルルマラソンは時間無制限だし”、”参加者の半分はマラソン初経験者だ”なる甘い言葉に乗せられてその気にさせられてしまったのだ。
確かに、70歳のとき富士山初登頂に挑戦し、しんどかったが今ではいい思い出になっているし、一時期はやってみたいと思った事があるフルマラソンを、77歳の今やってみるのも意義があるのではと考えそれなりにやる気にはなった。
しかし、昨年の後半は、ガラパゴス、アイスランド、メキシコそして国内のトカラ列島、女川、八丈島、神子元・・・・などダイビングがあり、ランニングの練習が出来ず気が焦りばかりだったが、唯一自宅付近の路上での15km程のランニングを2回ほどやるのがやっとであった。
切羽詰まり、メキシコへランニングシューズを持ち込み、やっと小一時間程度の練習をしたが、そのままハワイに入り一日置いて本番突入という強行軍であった。
案の定、初経験でペース配分などわからず、序盤でハイペースとなり、中盤で
走ったり歩いたり、後半は殆ど歩きとなってしまった。
何度かもう止めたいと思ったことがあったが、ここで止めても結局ホテルまで帰る交通手段は歩くしかなく、ならば前へ進もうと言い聞かせてなんとか完走することが出来た。
ホノルルマラソンコースマップ
完走証明書とメダル
では 成績は
・私の個人成績 時間:7時間09分47秒
順位 全体12065/18780(23882)
男性 7325/10335(13009)
年齢別(75~79) 51/108(148)
( )内は参加者人数
・全体のデータ
フルマラソン参加者
合計 23882人 (18770:完走者)
男 10335人 (完走者)
女 8435人 (完走者)
優勝者 男性 2時間8分0秒 コースレコード
最終者 17時間31分48秒
注:上記データーは全てが公表されたものでなく、私が推測、計算等で
割り出したもので実際と食い違っている可能性があります
私の個人記録
フルマラソン初経験者が半数(データーなし)という事であれば私の成績も年齢グループ別に見ると真ん中に位置しておりそこそこなのかも・・。しかし、未完走者が5000人超えという私の計算値はどうも感覚的にはおかしいような気がする。
いずれにしても、今回ひょんなことからフルマラソンに初参加することになって、なんとか完走することは出来たという結果から見ると、走っている時は地獄みたいな辛さで何度も挫けそうにもなったがやり抜いたという後では、身体は疲労しきっていたが、気分は清々しく、爽快で達成感満ちるという大変な貴重な経験が出来た。
多くのランナーたちが、厳しい自分の目標に向かって日々の辛い練習を重ねながら、過酷なレースに臨む理由の片鱗が少し理解できた気がする。
だが、ホノルルマラソンはそんな大げさなことを考える事なく、本当に風光明媚で気候もよく、コース沿道の周辺の皆様の温かい応援とボランティア、気持ちよく参加者を迎えて、楽しく走らせてもらえるように運営づくりをする関係者の皆さん等、多くの皆さんに支えられて楽しく走れるというのがホノルルマラソンなのだろう。
スタート時 朝の5時にスタートします。真っ暗です
スタート前に気炎を上げる まだ元気だった
スタートの前日ポスターの前で
さてどうする、あれだけ苦しい思いをして、もう懲り懲りだと思ったが、今では清々しく爽快な達成感だけが残されている・・・今年も頑張って、いや楽しんで見ようか??
とリピートの罠にハマリつつある私だが、年のこともあることだし、現実に戻ってよく考えてみなければ・・・・。
ホノルルマラソンの雰囲気は下記ページをご参照下さい
コメント