My Fortnight's Dairy

ようこそ私の日記に。ダイビングや旅行を中心に思いついた事柄をつれづれに書き綴ります

2015年08月

先日(19日)インドネシアコモド諸島ダイブクルーズ及びバリ島・ヌサペニダのマンボ狙いダイビングから無事帰国しました。
 
今回のダイビングの内容を早く報告すべくパソコンに向かうのですが、やはり頭を占拠するのは、このところの世界規模の株価急落のことばかりでとてもブログを書ける状態でなくズルズルと遅れてしまった。
 
今回の同時株安で、一般的個人投資家の一人としてとして、なす術もなく、あれよあれよという間に損失が膨らんでいってしまったわけであるが、今後更に損失が拡大するのか?、今後どのような展開になるのか?
 
やはり、これは現在の焦眉の大問題であり、まずこの件から最近の日経新聞の記事を拾い読みして自分なりに整理し、理解し、それからコモド諸島のダイビング報告のをページ後半に記すことにします。
 
まず、20日から始まった世界的な株価急落は中国の景気減速や米国の金利上昇時期の不透明感などを起因にして、日経平均は25日までで666日続落している。
6日続落は2012115日から13日(7日続落)以来の長さで、終値は前日比73398銭(3.96%)安の1万780670銭と2月10日以来およそ6カ月半ぶりの安値水準となっている。下げ幅は前日に次いで今年2番目の大きさだった。
 
この株価急落の傾向は大小はあるが世界各国共通で、株価下落の連鎖が世界を駆け巡る内に益々増幅して下落幅を拡大しているのだ。
 
世界的に株のようなリスク資産から資金逃げているため、一方的な売りに晒され株価が急落しているのだ。
 
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                             世界の株指数は軒並み下落(日経新聞より)

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中国との関連が強いほど下落している(日経新聞)

その原因といわれるのは先にも述べたが、中国の景気減速や米国の金利上昇時期の不透明感とか原油など商品価格下落などが組み合わさった「世界複合株安」だという。
 
だが、これらの事象は何年も前から周知の事実であり、時折々に株価に織り込み済みと云われていた事がらである。
 
 
8/25 日経新聞電子版によると
今回の株安要因は複合的なものだがすべての起点は米利上げ観測なのかもしれないという。利上げ観測で米ドルの名目実効レート(様々な国との総合的な為替レート)は昨年1月以降で15%も上昇している。
米利上げ観測とドル高は昨年以降の新興国からの資金流出につながり、新興国景気の引き締め要因になる。
 
ドル高はドルに連動している原油など様々な商品価格を相対的に下げる。
資源産出国である新興国の経済をさらに下押ししている。
 
中国人民元の実質引き下げも元をたどればドル高に行き着く。
人民元は実体上、「緩やかなドル連動性」とも言える為替の仕組みを採用しているが、中国景気がここまで悪化しているにもかかわらず、利上げをにらむ最強通貨であるドルに連動していることに堪えきれなくなった面が大きい。
 
この中国の人民元の切り下げは11日詳細な説明もなく人民銀は元の売買の「基準値」を突如、対ドルで2%近く切り下げた。
そのため、市場で一気に元安が進み、13日まで3日間の切り下げ幅は累計で約4.5%に達した。
 
景気のテコ入れを強く意識して踏み出した元切り下げという窮余の一策は、世界の市場に広がる動揺に拍車をかけ、わずか3日で限界があらわになった。 
 
中国政府は事あるごとに、6月半ばからの株式市場の混乱について大きなリスクを発生させることを防止する能力も自信もあると豪語してきた。
 
また、世界の市場も中国ならではの傲慢で、強引なやり方で経済活動を力ずくで統制してしまうであろうと思っていたが、元の切り下げや今までのなりふり構わない五月雨式に打ってきた対応を振り返ると、独裁政治でも市場を制御しようとすることなどは不遜で不可能なことであることを今回世界の市場は思い知らされたのだ。
 
 
更に、今回の世界同時株安連鎖を加速させたのが、21日に発表された、中国の8月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値の47.1への悪化だった。
20093月以来の低水準で、やはり、人民元安を誘導せねばならぬほど悪かったのだ、との解釈が、中国株を一段と押し下げ、世界株安を加速させた。
 
しかも資源国を中心とした新興国は、中国の景気減速による、需要の減少が原油など国際商品全般の下落相場を促し、資源国の対中国輸出を減少させ、経済に重くのしかかることになり、更に金融緩和の局面で積み上げてきたドル建て負債という爆弾も抱えていおり、中国需要の減少で外貨収入が落ち込む一方、ドル高によって負債の重圧は一段と増している。
 
市場は、今また国際通貨危機がこれらの資源国を中心とした新興国の中でドル不足から債務不履行が起きるのではないかと危惧し、ひとまず株などのリスク資産から資産を投資家が引き上げようとしているため、世界的に株安の連鎖が拡大しているというのだ。
 
要は、中国の景気減速の実態もよく読めない、又中国の景気減速による資源国や新興国への影響もどこまで行くのかよくわからないという不透明感が今回の世界同時株安をドミノ現象的に拡大させているのだという。
 
 
それでは今後どのような展開が予想されるのか、今後の日本株はどのようになるのか?
 
これが私にとっては喫緊の大問題で生活そのものが掛かっておりさらには今後のダイビングにももろに影響するのだから。
 
 
25日の日経平均の終値は6営業日続けて下落し、前日比733円安で、2月17日以来、約半年ぶりに節目の1万8000円を割った。
 
だが、 回復への期待から一時は前日終値より上昇(294円)する場面もあり、1日の変動幅は1087円を超す乱高下の展開であった。
中国・上海株式市場の総合指数も8%安と下げが止まらなかった。

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                  25日の乱高下する日経平均(日経新聞)

そして、25日、中国人民銀行は追加の金融緩和を決めた。
中国経済の減速への懸念から世界的な株安の連鎖が続くなか、大規模な金融緩和で景気の安定を重視する姿勢を鮮明にしたのだ。
 
短期的な株価上昇への効果を疑問視する面もあるが、
 
これを受けて欧州のドイツ、英国供3%ばかり上昇し、中国追加緩和発表を熱烈歓迎したNY市場は、寄り付き直後から急騰して、午後3時まではダウ平均は前日比で300ドル以上を維持していが、最後の1時間の下げで、204ドル安に終わった。
 
そして26日の東京市場は7営業日ぶりに大幅反発し、前日比570円(3.2%)高の1万837683銭で終えた。上昇率は日銀による追加緩和第2弾のあった20141031日(4.8%)以来、約10カ月ぶりの大きさだった。
 
中国上海市場は3%ほど上昇する局面はあったが、終値は1.2%ほどの下落だった。
 
日米欧の株式のボラティリティー指数(恐怖指数)は先週末から今週初にかけて急上昇している(数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感を持っているとされ、通常は10から20の間で推移する)。
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              恐怖指数が急激に上昇している(日経新聞)

アナリスト達は株式や新興国通貨の急落を正当化するような新たな経済指標は見当たらないといい、投資家たちの取引方法や心理的な面からのドミノ的現象であろうとも分析されている。
 
 
さらに26日、中国人民銀は短期流動性オペ(SLO)を通じて1400億元(約2兆6000億円)を市場に供給したと発表した。
 
これを受けて26日の米株式市場で米経済指標の改善も好感されダウ工業株30種平均は7営業日ぶりに急反発した。
終値は前日比619ドル(4.0%)高の1万6285ドルだった。
上げ幅は20081028日(889ドル高)以来およそ6年10カ月ぶりの大きさで、上昇率も111130日以来の大きさだった。
 
日経平均も27日、前日比197円高く、二日続けて上昇した。
上海市場も5%程度上昇した。
 
こう見るとな世界景気の不透明感で大きく売られ世界同時株安連鎖も何かの切っ掛けで上昇方向に転じることは予想されたが、それが中国追加緩和発表や短期流動性オペなのかよくわからないが、方向転換はしたのではないかと感じさせられる。
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              世界の株価指数は上昇し始めた?(日経新聞)
 
しかし、反転に転じたとしても、中国の不透明な景気の実態を把握しながらとなるため、その回復速度は遅く、一本調子で上昇とはいかないようだ。
 
良く行っても、年末までに2万円回復というところか。
赤いスポーツカーに買い変えたいなアと思っていたのだが・・・ ダイビング行きの回数も減すことになるのかな・・・・。

                 
 
さて、これからがインドネシア・コモド諸島ダイブクルーズとバリ島マンボ狙いダイビングの報告です。
 
コモド諸島ダイブクルーズはバリ島集合解散で88日~15日船中7泊であるが、折角バリ島目で来てマンボを見ない手はないとバリ島で3泊追加して2日間マンボウ狙いのダイビングをしました。
 
 
今回の主要なダイビングポイントのコモド諸島(コモド、パダル、リンチャの3島)周辺は「コモド国立公園」として1991年に登録され、ここは小スンダ列島に位置し、内陸部はサバンナ、盆地部はモンスーン気候の熱帯雨林に覆われる特異な気候を持つと共に、絶滅の危機にあるコモドオオトカゲの生息地として有名なところである。
 
7年前同じくコモド諸島ダイブクルーズをした経験があり、その時は人を寄せ付けない秘境のイメージも強く、海は激流で魚影の濃さ、大物の群れ、そして原色豊かなサンゴや小魚たちの印象が大変きれという思いが残っているので是非再び味わいたいと思い参加した。
 
バリ島でのダイビングはこの89月は高効率でマンボにの遭遇出来るというので過去5,6回来てマンボを見ているが今年も是非会いたいものだと追加したものだ。
 
 
今回の旅程はバリ島から太平洋側のモヨ(Moyo)島、サンゲアン(Sangeng)島、バンタ(Banta)島などでダイビングをしてコモド諸島のコモド、リンチャ島で潜り同じようなルートを辿りバリ島へ戻る19Dine/78日のダイブクルーズだ。
 
バリ島でのダイビングは、クルーズ船がバリ島へ帰港後サヌールのホテルに移動、宿泊してそこから高速ボートでヌサペニダの周辺で6Dive/2日のマンボ、マンタ狙いのダイビングをした。
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       関西から今回の旅程ルート クリックするとGooglEarthで詳細が見れます
     開かない時は FinalTotalRootFile20150808KomodoBali-1.kmz をインプット
 
出発前ジャワ島のラウン山の噴火によるバリ島デンパサール空港の封鎖トラブルを心配したが、際どいところで私が乗った関西発のガルーダから空港が開港してうまく予定通り空港に着陸できたが、それ以前または前泊で来た人達はかなりひどい目にあったようだ。
復路は深夜便であったこともあり問題なく出発できやれやれであった。
 
コモド諸島のダイビングのイメージは多くのツアー会社の紹介文にもあるように、ドロップオフ、隠れ根、砂地、美しいサンゴ礁などの様々な地形の魅力もさることながら、ピグミーシーホースや、ニシキフウライウオ、ハナヒゲウツボ、無数の美しいウミウシなど豊富なマクロ生物の他、マンタ、サメ、ロウニンアジ、ナポレオンなど、大物もザクザク!
 
なのだが、今回は何故か私のチームはマクロ中心となってしまったような気がする。
確かにマンタ、サメ、ロウニンアジなども見ることが出来たが、どうも大物、群れを堪能したという気持ちにはなれなかった。

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コモド諸島へまでわざわざ来たのだからということで私の大物へ期待値が高くなり過ぎたためかもしれないが、マクロ派はナイトダイビングを含め多数の色彩豊かで奇妙な形のウミウシやカエルアンコなどの仲間たちの写真を撮って嬉々としていた。
 
バリ島・ネサペニダのダイビングは、海底から20度以下の冷たい海水が湧きあがってくる強い流れの中、震えながらマンボを待つマンボポイントで
ポイントで3回潜ったが三回ともマンボに遭え、それも合計8枚も見ることが出来た。体がガチガチと震えるほど寒く、流れも厳しいダイビングだったが多くのマンボに合えるという大幸運だった。
マンタポイントでも1回潜ったが、簡単に4枚のマンタに遭えた。
 
私が行くまではマンボには中々遭えず時期が早かったのかなど言われていた時に、私はいとも簡単に多くのマンボに遭えたことはやはり大きな幸運に恵まれていたのだろう。
                 バリ島・ヌサペニダのマンボウ
 
バリ島の日はクタで5時間もの(深夜便で時間があり過ぎたため)エステでコモド諸島、バリ島での長いダイビングでの体にこびり付いた塩と疲れを取り去りすっきりした気持ちで定刻に出発したガルーダ便で帰国しました。
 
ダイビングについて詳細に書くスペースがなくなってしまい、これから作成するホームページの方で詳しく紹介することにします。
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           MermaidⅡおよびピンクビーチ(Alexs氏より)での集合写真
                皆さん本当にお世話になりました

それにしても、世界同時株安の連鎖がようやく収まるかと思えるところまで来ているが中国景気への懸念は依然として根強く不透明な部分も多く、今後、経済指標などによって再び不安心理が強まる場面もありそうだ
早くもとに戻って欲しいものです。
株価の下落は私の次回のダイビング行にも大きな影響を及ぼすことになるので・・・・

コモド諸島のダイブクルーズは 20089月以来二回目だ。
それ以降インドネシアのダイビングにはまり、今年の初めのラジャンパトを含め5回ほど行っている。
 
ダイビングポイントの選択において、世界各地のダイビングポイントに目移りする私としては、インドネシアでのダイビングが今回のコモドで6回目というのはかなり珍しいケースだといえる。
 
その始まりが、約7年前のコモド諸島であった。
インドネシアの自然と文化の多様性に魅せられてしまったのだ。
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コモド諸島の地図 
今回の写真は全てインターネットより借用しています
 

インドネシアは17,600以上の島々からなる群島国家で、国土面積は全ヨーロッパ地域に匹敵するほどだ。
およそ490もの異なる人種が共に暮らすという、民族集団の多様性をもった国は世界でも少ない。

そして多種多様な建築、手工芸、織物、民族舞踊、言語と方言、そして宗教さえも。

インドネシアは豊富な天然資源をもつ、隠れた資源大国といえる。
とくに鉱物資源に恵まれた国で、錫の生産量は世界1位、銅も同3位のシェアを誇る。石油の生産量は100万バレル/日、液化天然ガスの輸出量はアジアナンバーワンで日本にとって最大の輸入国でもある。

ほかにも色々鉱物資源があり、世界資源のベスト10に入る資源が、6種もある。

自然資源も膨大だ。
この地球上に残る熱帯森林のうち、約10%もの広大な森がこのインドネシアに残されているとの事。 

スマトラ島の熱帯雨林群は、東南にアジア独特の種や、ここでしか見られない種を抱える非常に大きな国立公園群だ。

この広大な国土を誇るインドネシアには地球に永遠に残したい文化財、野生動物、自然環境など「地球の宝物:世界遺産」が7つもある。


今回ダイビングに行くコモド諸島もその一つで1991年に世界自然遺産に登録されている。


コモド諸島は小スンダ列島に位置し、西側のスンバラ島、東のフローレンス島に挟まれた3島、コモド島、リンチャ島、パダール島を云い、この地域をコモド国立公園としてその自然と生態系は厳重に保護されている。

ここはインドネシアの熱帯雨林気候中にありながら、その特殊な環境下から唯一サバンナ気候となっており、それら自然が織りなす風景は乾季も伴って全くの別世界。

また水中環境も変化に富、太平洋側の北のフローレス海、南の栄養分を含んだ深層水が湧出するインド洋に挟まれた海峡の中にあり、南と北で水温、またプランクトンの影響から透明度の変化も著しく、そのため海中生態系は他で類を見ないほどの豊富さだ。

さらに、コモドの観光の目玉になっているコモドオオトカゲは、誕生が白亜紀までさかのぼる古代生物が生き残ったのは、コモド島周辺は潮流が非常に激しく、生態系も外界から隔絶されてきたためである・・・などの多様性がインドネシアの大きな魅力で私たちを惹きつけるのだが、

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コモドドラゴンと絵のように綺麗なピンクビーチ
 
地形的にもインドネシアは大きな特徴がある。
 
インドネシアは、オーストラリアプレートとユーラシアプレートの境界にオーストラリアプレートの沈み込みを示すスンダ(ジャワ)海溝が形成され、ユーラシア大陸側に島弧列島が形成され、日本と同じ環太平洋の火山帯に属している。
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世界には約1500もの活火山があるといわれるが、その中でインドネシアには127、日本は110もの活火山があるという。
 
しかし、インドネシアの場合、過去の火山噴火の規模、数、それによる被害の大きさが特出している。
 
1600年以降における死者1000人以上の火山災害30件の内13件はインドネシアで生じており,環太平洋とその接続域以外ではイタリアの1件だけであるという。
 
インドネシアのそれらの火山の中には非常に活発に活動する活火山もあり、ジャワ島とスマトラ島の間に位置するスンダ海峡のクラカタウ島にあるクラカタウ火山での1883年の噴火やスンバワ島タンボラ山での1815年の噴火などでは世界的に大きな影響を出した。
更に古くは、スマトラ島には、74,000年前の巨大噴火(マグマ量 2800km3 = 世界最大級)で形成された世界最大のカルデラ湖であるトバ湖がある。

又、インドネシアおよびスマトラ島の最高峰であるクリンチ山(標高 3,805m)は活火山(成層火山)である。

インドネシアで最も活発な火山は、ジャワ島にあるケルート山とムラピ山で、20世紀に入っても数千人規模の犠牲者が出ている。
ケルート山は、西暦1000年以降に30回以上の噴火が記録されており、1919年の噴火の際には熱泥流が発生し、5000人の死者が出ている。
 

ムラピ山では、1548年以来68回もの噴火があり、国際火山学及び地球内部化学協会(IAVCEI)から特定16火山(Decade Volcanoes1990年から1999) に指定されている。(この16の火山の中に日本の桜島、雲仙の二つが指定されていた)

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特定16火山
 
また、20041226日のスマトラ島沖地震とそれに伴う大津波以降は、多くの火山の活動が活発化する傾向があり、スマトラ島北部にあるシナブン山は17世紀以降の休眠状態から目覚めたように、突然活発化し2010829日未明、410年ぶりに水蒸気爆発を起こしている。
 
 
こんな中、今年の710日、インドネシア当局は、ジャワ島東部のラウン山噴火の影響で、バリ島やロンボク島の5空港を閉鎖した。
更に、22日にもラウン山の火山灰の影響でバリ島の空港が一時的に封鎖された。
 
そして、また、昨日バリ島の空港が一時封鎖され、私が乗るのと同じ便がデンパサールには降りられず、ジャカルタまで行き給油して約5時間遅れでデンパサールに到着したという。
これではバリ島から出発するクルーズに間に合わない。
 
今日ガルーダ航空に確認したら、昨日の影響で多少の遅れが出ているが問題なく運航しているとのこと。
明日は? 元論回答は自然のことですからわかりませんとの返事。
 
遅れや欠航が出た時の補償は「自然災害」ですから免責されているとのこと。
ということは私がバリ島の空港閉鎖で”船に乗れなくてダイビングがパーになった”とか”フライトが欠航し新しいフライトを確保出来るまでホテルに宿泊した”とか”食事を摂った”とか”やむなく他社便に乗った”などの費用は一切合財全て個人払いとなるとのこと。
 
旅行が台無しになり、旅行費用も戻らず(クルーズのキャンセル費は殆どが100%個人負担)アコモデーションの費用も個人負担となり泣き面に蜂である。
 
そんなことにならないように祈るのみだ!!
 
”どうか山の神様どうか鎮まってください”
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                  噴煙を上げるラウン山

バリ島は今が観光シーズンで、空港の閉鎖により多くの観光客が影響を受けることになるのだろう。
 
封鎖の原因を作るラウン山はバリ島の西方にあり、最近小規模な噴火を繰り返しており、風向きによりバリ島の空港が封鎖されるようなことが今後も十分ありそうだ。
 
サイクロンや地震、火山噴火など自然災害でダイビング計画が阻害されそうになるケースが多くなって来たように思うのだが、私の思い越しか、たまたまか・・・。
 
 
火山好きの私だが、生活への支障や災害などの発生はご免だが、このラウン山には前から興味津々なのだ。
 
ジャワ島の東部ムラピ山(2800)とラウン山(3332)2つの峰の間にある22もの噴火口を持つイジェン火山湖。
壮大なターコイズブルーの硫黄の湖は海抜2148メートルに位置し、クレーターの壁に囲まれている。

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真っ青なイジェン火山湖

ここでは、硫黄ガスが火山の亀裂から高圧で噴出し、温度は最高で摂氏600度にもなるという。
一部の硫黄ガスは液状に凝縮し、燃焼を続けながら山肌を流れ下っていく。
昼間は見えないが、夜になると硫黄ガスが液状に凝縮した”溶岩”が青光りし、揺ら揺らと燃える神秘的で幻想的な光景を見ることが出来るという。
 
また、ここでは純粋な硫黄が取れるというので現地のは毒ガスや高熱などの過酷な状況下にもめげず黙々と働いている。
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           イジェン火山湖の噴き出るて青燃える硫黄

ツアーもあるようで、バヌアッツのヤスール火山の次は・・・。
と思っていたが今回の噴火で観光は問題ないのだろうか。
幻想的な光景
   

  

ダイビングも火山もと体力は衰えていくのに早く行かねばと焦るこの頃である。
 
インドネシアではまだ是非行ってみたいと、虎視眈々と狙っている火山がまだまだある。
 
今度行くコモド諸島の西側の島のスンバワ島タンボラ山での1815年の噴火などでは世界的に大きな影響を出した。


1815
年の大噴火は、過去2世紀に世界で記録されたもののうち最大規模であり、高さ3900mあった山頂は2851mに減じ、深さ1300mの火口が生じた。

 
この大噴火で地球規模の気象に変化を与え各地が異常低温となり農作物の不作で食糧不足を招き社会不安まで引き起こしたという。
 
この火山での噴火による死者は1万人に上るが、その後の飢餓、疫病によるものを含めると9万人ともいわれている。
 
航空写真を見るだけでその火口の大きさに驚き、当時の噴火は想像超えた凄まじさであったのであろう。


コモド諸島はこの島の東側だ、折よく船から見えればいいのだが。



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スンバラ島のタンボラ山の巨大な火口
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更に、コモド諸島の東側の島、フローレンス島には観光客に人気がある美しい三色の火口湖を持つことで知られているクリムトゥ山がある。
 
西側には深緑色(以前は緑色)、東側には青緑色(青色)の、黒色(赤色)と並んでおり、湖の色は時おり変化している。
 
1992210日に発行された旧5,000ルピア札の裏面にもこの山が印刷されているが、現在の湖の色と違うという。
 
このクリムトゥ山(標高1639m)は有史以来小規模な水蒸気爆発を起こしており、火山ガスの活動に誘発されて湖水中の鉱物に化学反応が起こることにより、色が変化するのではないかと云われている。
 
隣り合った火山湖が全く違った色をしているのも不思議な話だ。
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          フローレンス島のクリムトゥ山の三色の火口湖

 
更に、まだまだ見てみたい火山一杯あります。
 
冒頭にも書きましたが
 
スンダ海峡のクラカタウ島にあるクラカタウ火山は1883年に大噴火を起こし、それ以前には高さ2,000mを超える成層火山がそびえていたと推定されているが、一瞬に吹き飛び、海底の大きな陥没カルデラとなってしまった。
この時に発せした津波は最高35mにもなり35000人もの人が亡くなった。
 
また、スマトラ島には、74,000年前に世界最大級のマグマを噴出した巨大噴火によりで形成された世界最大のカルデラ湖であるトバ湖がある。
 
同じくスマトラ島の成層火山で活火山そしてインドネシア最高峰3805mを誇り「神の永住地」と崇められているクリンチ山。
 
 
挙げだしたらきりがない。
 
ダイビングの話より火山の話になってしまった。
 
前回のバヌアッツのヤスール火山の噴火を目前にみて、益々火山に惹きつけられてしまい、本気でインドネシアの火山を巡るツアーを探してみようと思案中なのだ。
 
さて、肝心のコモド諸島のダイビングの件だが、クルーズだけでは物たりず、折角バリ島に行くんだからとバリ島に更に3泊してマンボウ狙いのダイビングを企てているのですが、その内容も記載したいのですが、字数制限もあり、出発準備もあるので帰国後に詳細に報告することにします。
 
それまで前回のコモド諸島の私のブログやホームページを見て頂ければ幸甚です。
 
それでは行ってきます。
ラウン山の山の神様がご機嫌を直してくれるといいのですが・・・。
 
 
私の過去のコモド諸島に関する報告
 
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