










ようこそ私の日記に。ダイビングや旅行を中心に思いついた事柄をつれづれに書き綴ります
インドネシアは17,600以上の島々からなる群島国家で、国土面積は全ヨーロッパ地域に匹敵するほどだ。
およそ490もの異なる人種が共に暮らすという、民族集団の多様性をもった国は世界でも少ない。
そして多種多様な建築、手工芸、織物、民族舞踊、言語と方言、そして宗教さえも。
インドネシアは豊富な天然資源をもつ、隠れた資源大国といえる。
とくに鉱物資源に恵まれた国で、錫の生産量は世界1位、銅も同3位のシェアを誇る。石油の生産量は100万バレル/日、液化天然ガスの輸出量はアジアナンバーワンで日本にとって最大の輸入国でもある。
ほかにも色々鉱物資源があり、世界資源のベスト10に入る資源が、6種もある。
自然資源も膨大だ。
この地球上に残る熱帯森林のうち、約10%もの広大な森がこのインドネシアに残されているとの事。
スマトラ島の熱帯雨林群は、東南にアジア独特の種や、ここでしか見られない種を抱える非常に大きな国立公園群だ。
この広大な国土を誇るインドネシアには地球に永遠に残したい文化財、野生動物、自然環境など「地球の宝物:世界遺産」が7つもある。
今回ダイビングに行くコモド諸島もその一つで1991年に世界自然遺産に登録されている。
コモド諸島は小スンダ列島に位置し、西側のスンバラ島、東のフローレンス島に挟まれた3島、コモド島、リンチャ島、パダール島を云い、この地域をコモド国立公園としてその自然と生態系は厳重に保護されている。
ここはインドネシアの熱帯雨林気候中にありながら、その特殊な環境下から唯一サバンナ気候となっており、それら自然が織りなす風景は乾季も伴って全くの別世界。
また水中環境も変化に富、太平洋側の北のフローレス海、南の栄養分を含んだ深層水が湧出するインド洋に挟まれた海峡の中にあり、南と北で水温、またプランクトンの影響から透明度の変化も著しく、そのため海中生態系は他で類を見ないほどの豊富さだ。
さらに、コモドの観光の目玉になっているコモドオオトカゲは、誕生が白亜紀までさかのぼる古代生物が生き残ったのは、コモド島周辺は潮流が非常に激しく、生態系も外界から隔絶されてきたためである・・・などの多様性がインドネシアの大きな魅力で私たちを惹きつけるのだが、
又、インドネシアおよびスマトラ島の最高峰であるクリンチ山(標高 3,805m)は活火山(成層火山)である。
ムラピ山では、1548年以来68回もの噴火があり、国際火山学及び地球内部化学協会(IAVCEI)から特定16火山(Decade Volcanoes、1990年から1999年) に指定されている。(この16の火山の中に日本の桜島、雲仙の二つが指定されていた)
1815年の大噴火は、過去2世紀に世界で記録されたもののうち最大規模であり、高さ3900mあった山頂は2851mに減じ、深さ1300mの火口が生じた。
コモド諸島はこの島の東側だ、折よく船から見えればいいのだが。